ネット上の「ダフ屋」も規制…議員立法提出へ

コンサートチケットなどの高額転売を規制するため、自民党議員がまとめた新法の概要が2日、分かった。

 取り締まりが困難だったインターネット上のダフ屋行為も規制対象とするのが柱で、
来月召集予定の通常国会に法案を提出する。「2020年東京五輪・パラリンピックでも、
チケットの高額転売が問題化しかねない」との指摘を踏まえ、法規制の強化に乗り出す。

 同党のライブ・エンタテインメント議連(石破茂会長)が、議員立法として提出する。

 規制対象となるのは〈1〉特定の日時や場所、座席を指定〈2〉主催者らが転売の禁止を明示
〈3〉主催者らが本人確認などの防止策を講じている――の3条件を満たすチケット。
これを転売目的で事業として入手することや、定価を超える価格で商売として販売することを禁じる内容だ。
違反者には、ダフ屋行為に科されるのと同程度(東京都では6か月以下の懲役、50万円以下の罰金)か、
それ以上の罰則を検討している。