中国 日本はなぜ水素燃料電池車に全てを賭けるのか
http://news.searchina.net/id/1702167?page=1
自動車製造業が日本の支柱産業であり、他国に後れを取れば日本の自動車工業が勢いを失い、
ひいては日本経済に壊滅的な打撃が生じる恐れがあるため、技術的に強みを持つ水素燃料電池車の開発に
全力で取り組んでいるのだ。

また、石油のほとんどを輸入に依存し、東日本大震災に伴う原発事故により原発の普及にブレーキがかかり、
水素エネルギーが新時代の主力エネルギーとして大きな期待が込められている点にも言及。
その利用範囲を自動車だけでなく、社会や市民生活のあらゆる分野へと広げていくことが想定されているのだ。

一方で、米国、中国は日本と異なり、電気自動車を主体とし、水素エネルギーを補助的な位置に置いている。
これに対して日本が水素エネルギーの「一点買い」態勢を取っているのは、電気自動車分野では
もはや米国や英国に太刀打ちできなくなっているからだ。

日本の「賭け」が当たれば、日本は未来の新エネルギー技術の先駆者になるだろう。
しかし、世界経済を牽引する米中両国が日本を野放しにしておくことは絶対にあり得ない。
今の時代、重要なのは手元に技術があるかどうかよりも、技術を大規模な市場化展開できるかどうかなのだ
国内市場が小さい日本はいずれにせよ新エネルギー車の覇権争いで苦戦を強いられることになるだろう。