マツダはSKYACTIVシリーズ+魂動デザインの第1弾となるCX-5の販売が好調だったため、
プレミアム路線に舵を切ったが、CX-5の先進環境性能による購入補助金の給付が打ち切られた途端、
販売台数が激減した。

続くプレミア路線のMAZDA3とCX-30の販売台数も初売り3か月目以降から鈍化し、市場の反応として
マツダのプレミア路線は否定されたと判断できる。

原因は消費者が求めている性能に対して販売価格の値付けが高いことと、一括開発の弊害で意匠を
踏襲したサイズ違いのエクステリアの展開が続き、既視感から新鮮味が薄れ消費者から飽きられてしまったことが考えられる。

コロナ禍の影響で販売台数が鈍化する以前に、マツダは営業利益が前年比の40%以上減に落ちいており、
資本金以上の3000億円の融資を銀行に申請するなど、オイルショック、バブル崩壊以上の最悪の経営危機に陥ていることは間違いない。