マツダ、コロナショックで「赤字転落」の現実味
4/17(金) 5:10 Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200417-00344878-toyo-bus_all

 ドイツが前年同月比57%減、アメリカ42%減、中国28%減――。
これはマツダの3月の新車販売実績だ。新型コロナウイルスの感染拡大が直撃して大きく沈んだ。
日本車メーカー各社も少なからず影響を受けているが、マツダの場合、
世界販売台数のうち欧米が半分近くを占めるなど収益面での依存度が高いゆえに事態はより深刻だ。

 マツダのアメリカ新車販売は1万5664台。3月では記録の残る2005年以降で初めて2万台を割り込んだ。2019年12月に現地で発売した新型「CX-30」以外は全車種が前年同月を下回った。現地では大都市圏を中心に外出禁止令が敷かれ、マツダ車を売る販売店の約85%が閉まっている。

 欧州も全体では約85%の販売店が休業しており、イタリアやスペイン、
フランスなどでは全店の閉鎖が続いている。
ドイツ同様、各国で新車販売の急落は避けられそうにない。
欧州ではオーストリアなど一部の国で外出禁止令緩和の動きが出ているが、
アメリカは4月中旬に累計感染者数や死者数が世界最多となっており、
4月の販売実績が一段と悪化するのは確実だ。