煽り運転は、「凡人」が「高級車」に乗ると起きやすいように感じる。
“中身(=ドライバー)”と“外見(=クルマ)”に差のない「ホンモノの高級車乗り」は、
金・時間・心に余裕がある。
そのため、運転も自然と余裕を持ったものになるのだが、
背伸びして高級車で乗り飾った「凡人」は、その「勘違いなグレードアップ」に気を大きくし、
前のクルマを煽ることで、必然的に周囲から注目を浴びるシチュエーションを作り上げて、目立とうとするのだ。
2019年8月に常磐道で発生した煽り運転殴打事件の犯人は、まさしくこれに該当する。
こう考えると、高級車の煽り運転ほどカッコ悪いものはない。
筆者は勝手に「煽り運転をする高級車の“中身”は、実に大したことない」と思っている。