マツダ - wikipedia
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15 事件・不祥事
15.1 パワーハラスメントによる社員の自殺
2007年、当時25歳であった男性社員がうつ病を基に自殺した。

男性は、入社20年のベテラン社員が担当していた購買業務を引き継ぐ形で異動し、時間外労働は自殺直前に月80時間を超えていた。
しかし上司は男性を叱責し続け、孤立無援の状態に置かれた男性はうつ病を発症し、社宅の自室で首つり自殺した。

この上司は男性の自殺後にも、職場で笑いながら「あ、亡くなったわ」「この忙しいのに」と発言したり、
同僚が男性の机に花を飾ろうとしたときに「大っぴらにするな」と制したりした。

葬儀の場でも、弔文原稿に目を通しながら冗談めいた口調で「泣かすよなあ」と発言した。

マツダは遺族側と裁判で争い、「過重労働はなく、上司もサポートしていた」などと主張していたが、
2011年2月、神戸地裁にて「質的、量的に過剰な労働で、自殺は業務に起因する。
一方で上司の適切なサポートもなく、同社は安全配慮義務を怠った」として過労自殺が認められ、
約6400万円の支払いが命じられた[159][160][161]。