東レの日覚昭広社長(69)は「2030年ごろには電気自動車(EV)ではなく、燃料電池車(FCV)が主流になる」と大胆に予測する。
世界的に注目されるEVだが、フル充電1回当たりの走行距離が短いといった課題がある。一方のFCVは「1度の水素の補充で数百キロ走れる」という。

30年ごろにFCVなどの普及が進めば、車体の軽量化に有効な炭素繊維の需要がさらに高まる見通しだ。炭素繊維は同社の主力商品。
日覚社長は「供給拡大や低コスト化を可能にするため、生産性の向上を進めていく」と力を込める。

日覚昭広 東レ社長
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(2018/12/10-14:54)
時事ドットコム
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