トヨタ 販売店の役割を見直しへ
10月14日 09時19分

トヨタ自動車は、系列ごとに違っていた販売車種を共通化するほか、試乗車を活用したカーシェアリング事業に乗り出すなど販売店の役割を大きく見直すことになりました。

トヨタの国内販売は、全国に約280ある販売会社を通じて行っていますが、インターネットとつながるコネクテッドカーなど新たな車の普及や、
車の“所有”から“共有”へという利用者のニーズの変化にどう対応するか課題となっています。
こうした中、トヨタは、2025年ごろまでに「カローラ」や「トヨペット」など販売店の系列の枠組みをこえてすべての車種を扱えるようにする共通化を進めるほか、
全国の販売店に約4万台ある試乗車を活用したカーシェアリング事業に乗り出すなど販売店の役割を大きく見直すことになりました。

さらにトヨタでは、コネクテッドカーの品ぞろえを増やすのにあわせ、販売車種の絞り込みを行い、現在の約60車種から半分に減らすことにしています。
トヨタでは、こうした見直しによって、サービスの強化をはかるとともに収益源の多様化を進める方針です。