86の大きな問題点は1つである。それはホイールベースが長すぎるということだけだ。
世界中で名車と言われたスポーツカーの中で見ると、
86はホイールベースが長く、直進安定性重視であることがわかる。
例外として、RX-7のホイールベースが長く、トレッド比も値が大きいが、
これは大パワーのターボ車であるからであり、本来ならば
86のボディサイズ・重量・パッケージングならターボが装着されているべきなのである。
ターボを付けないのならば、車重は今のままでも良いからホイールベースを最低でも
あと200mmは短くしないといけなかった。
つまり、後席など最初から潰してしまえばよかったのだ。
それができないのなら、ターボを積むべきだった。
FRという駆動方式を選択したのは正解だが、ホイールベースが長くては、
そもそもの運動性能が発揮されず、せっかくの後輪駆動も意味を成さない。