トヨタの品質の厳しさは半端じゃないよ。
小型モーターで有名な、あの永森会長率いる日本電産、ここが自動車産業に参入しようと試作をトヨタに持ち込んだ。
しかし、鼻で笑われたそうな。これではうちの品質を満たさないと。
愕然とした日本電産だが、自動車に使うモーターとしてはデンソーな全く歯が立たなかった。

プラスチック部品をトヨタに収めている会社で、ある日部品が返品されたという。
それを製造していた主任さんが怒って課長に掛け合ったという。
いままで、この品質で返品など食らった事はありません!どこがいけないのですか。と

課長はいった、部品の裏の取り付け部分をよく見てみろ。
主任:・・・?

課長;わからないなら、このルーペを使え。
そこに小さなバりが出ているだろ。それがダメらしい。
主任:えっ、この程度で?取付に何の支障もないでしょう、ひど過ぎます!

課長;これはトヨタと言っても レクサスの部品だ。似ているがな。
   単価はトヨタの2倍だ。
主任:解りました!ありがとうございました。

といって笑顔でその場を去り、修正部品を作り直したという。
世界最高レベルの部品を自分が作っているという自負だろう。

トヨタに部品を収めいてます。
この一言で、どんな広告よりも、宣伝よりも、その会社の最も高い信頼に繋がるという。
一度トヨタから仕事を貰えば、厳しいが 数万 数十万単位で仕事が貰える、と同時に企業としての信頼が手に入る。
それが、世界一の自動車企業 世界一の高品質車を生産する トヨタ と取引をするということ。