馬鹿な再エネさんへ。
ドイツでは、深刻なスモッグが発生中

理由は風力・太陽光がもともと希薄なエネルギー源であり、自然任せであることにある。
ドイツにおける2017年の太陽光の稼働率は10.6%であり、陸上風力の稼働率は19.7%であった。通常80%近い稼働率を持つ火力や原子力に比べて数分の一という働く時間なのである。
太陽光が年間の時間数のうち10.6%しか働かないことは残りの90%近くの時間を火力が働いて穴埋めしていることを示しており、陸上風力の場合は80%近い時間を火力が穴埋めしていることになる。CO2削減が遅々として進まないのは致し方のないことと言えよう。
仮に原子力発電を停止して、そのCO2削減分を太陽光・風力で埋め合わせようとするためには、原子力設備容量の数倍の設備が建設される日を待つことになり、原子力の停止によって急増したCO2排出量が元に戻るまでには多くの日時が掛かるのである。
ドイツでCO2削減が遅々として進まない理由であり、原子力廃止が予定されている今後も太陽光・風力では目標が達成できない理由である。
ドイツのエネルギー転換政策はCO2削減の面で失敗であったと言えよう