ホンダは本田宗一郎氏のお言葉を肝に銘じてほしいものだね

「メーカーにとってわずかな不良率でも、買った顧客にとっては100%だ」本田宗一郎
本田技研の元会長、杉浦英男氏は入社して3年目の頃、品質管理を担当していました。あるとき、当時社長であった本田宗一郎氏にこう進言しました。
「部品一つひとつを検査せずに、統計的手法を使って抜取検査にした方がいいと思います。部品不良のクルマが出たら交換すればよいのではないでしようか」。
すると本田氏は烈火のように怒ったというのです。「確かにメーカーにとっては、部品不良はほんのわずかなものかもしらん。
だが、おカネはたいてその不良品を買ったお客さんにしたら、不良率100パーセントじゃねえのかッ!」。
どんな商品でも、不良品を手にしたお客様は、「自分は運が悪かった」とは考えません。むしろその会社の商品はみんな粗悪品だと決めつけるものです。
そして、その怒りの度合いが激しければ激しいほど周りの人に口コミで伝えるのです。