日本での発売時期は未定ですが、E450はW213のEクラスの(AMGでないモデルの)前期モデルの「最終完成型(最完熟モデル)」と
言えるでしょう。完熟のM276のV6エンジンに、わずかとは言え、改良(パワーアップ)の余地が残っていたことに驚いていますが、燃費を
一切悪化させることなく、パワーとトルクをわずかに向上させることができたのだとしたら、メルセデスのエンジニアたちの「メルセデスとして
最後のV6エンジン」に賭ける執念を感じます。
 V6エンジンの性能の限界まで開発し尽くした上で、V6エンジンを引退させて、新しい直6に移行していく、というメルセデスの考え方には、
大いに共感できます。