残価設定クレジット。略して残クレ。
言わば、何年後かの下取り価格を先に決めておくようなものですよね。
クルマに人気があるほど残存価値は高くなり、残クレの価格も高くなる。
しかし気前よくやり過ぎて、引き取った時点で中古車の市場価格より高くなっちゃうと、
お客さんはいいけれど自分が損を被ることになる。その塩梅が非常に難しい。
そして今のマツダ車は、その残存価値が日本車の中ではとても高いんです。
残クレの残存価値が高まったのと、いわゆる“マツダ地獄”が終わったのは同じ時期。
今はマツダの下取り価格がとても高いから、逆に、他に逃げられてしまうことすらあるんです。
こんなに高く買ってくれるなら、この際思い切って輸入車を買っちゃえ、とか。
で、1回ヨソのを買って、次の下取りでひどい目に遭って、またマツダに戻ってくると。
最近の一部の輸入車は、買い取り価格が悲惨なことになっていますからね。
昔のデミオじゃないけれど、よくウチにチラシが入っています。
「走行50キロ」なんていう新車同然のクルマが、定価の100万円引きで売られていたりする。
定価400万円のクルマが100万円引きって、25%オフじゃないですか。
家電じゃないんだから。