三菱自動車が日産自動車の傘下に入るメリットは?

今回の報道によりますと、三菱自動車は日産自動車の傘下に入ることになります

これによって得られる両者のメリットについて考えてみたいと思います。

日産自動車は、不正を行って大きな損失を出してしまった三菱自動車から
多額の損害賠償を受け取り、業務提携解消するのではと考えられていました。

しかしながら、今回2000億を越える多額の出資を行うことで、
日産自動車は三菱自動車を傘下に収めることになりました。

会見でも、日産自動車のカルロス・ゴーンさんが『ウィンウィン』と語っていたように、
これは日産自動車・三菱自動車の両者にとって、利益になることなのかもしれません。

三菱自動車としては、日産自動車の傘下に収まることで日産自動車に対しての
損害賠償をほぼ支払わなくてもいいことになると思われます。

三菱自動車は今回の不正問題で、エコカー減税等の差額分を国に返金・日産自動車
への損害賠償・ユーザーへの損害賠償といった問題を抱えていましたので、そのうちの
1つが解決できるということはとても大きな利点になると思います。

さらには度重なる不正を続けてきた三菱自動車ですが、日産自動車の傘下に収まり、
日産自動車からの色々な指摘を受けることで、企業体質も変わり、よりクリーンな経営
になっていくことが期待できるのではないでしょうか。