>>571
彼女(ゴキブリ)はホイホイに捕まって死んでいた
足はとれ触覚は折れ餓死寸前のように腹を凹ませて
しかし、その死に顔は穏やかだった
口元にはうっすらと笑みすら浮かんでいた
それは、生命を次代に繋ぐ事ができたという満足感からだろう
彼女は子孫達がこの楽園(XV車内)で繁栄し、いつの日か外へ飛び立つことを確信していたのだ
第一部 初代女王編 〜完〜 575先生の次回作にご期待ください