日産、米レンタカー戦略にリスク 増やしすぎと危惧する声 利幅薄く中古車下落も
2017.6.1 06:18

米自動車市場が失速する中で、日産自動車が米レンタカー会社向けのビジネスを強化している。
ただ、レンタカー会社などの大口顧客を対象にしたフリート販売は利幅が薄いことでしられる。
また、大量の車が中古車市場に流れれば中古車価格の下落につながる恐れもあり、業界内では「日産のフリート販売の割合は高すぎる。収益の悪化は避けられない」と危惧する声があがっている。

フリート販売牽引

昨年まで、フリート販売の伸びに押され、米国自動車業界は史上初の7年連続で前年の販売台数を上回った。
フリート販売の増加を牽引(けんいん)したのが日産だ。
業界紙オートモーティブ・ニュースによれば、昨年のフリート販売台数は前年比で約10万8440台増で、このうち日産車が8万200台を占めたという。

米レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングスや同社傘下のダラー・スリフティ・オートモーティブ・グループの店頭では、日産車が多く並ぶ。

自動車販売情報サイト、エドムンズ・ドットコムによれば、2016年1〜10月に日産が販売したセダン「アルティマ」の3分の1弱が大口顧客向けだったという。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170601/bsa1706010500001-n1.htm

ヒュンダイを引き離しホンダに迫る勢いの種明かしはこういうことです。