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2015年7月29日
80%を超える“超高効率発電”に向けて
-燃料電池の効率を飛躍的に高める革新技術の理論設計に成功!-
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20150729-01.html
今後はこの“超高効率発電”実現のキーとなる高いプロトン輸率を有する
プロトン導電性酸化物の開発とそれを電解質材料に用いた多段酸化SOFCの
研究開発に取り組んでいきます。

2018年07月07日
高効率な燃料電池の実現へ前進、実用サイズの新型セルを新開発
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1807/07/news016.html
産総研はNEDO事業でプロトン導電性セラミックを用いた実用サイズの燃料電池
セルの作製に成功。高効率な次世代燃料電池の実現を後押しする成果だという。

今回の研究成果は、3年前に東京ガスが理論設計した効率80%を
超える可能性があるという新型燃料電池のセルを、実際に量産可能な形で
製造する事に成功したという事らしいね。当時はSOFCの変種と言われて
いたけど、あまりに凄いのでPCFCという独自の名前が与えられたという
訳でしょう。単セルだと75%で、東京ガスが想定する多段化をすると
80%を超えるって事みたいだね。しかもこれは燃料にメタンを使った
場合だから、純水素を使うFCVなどの場合は更に効率が上がりおそらく
100%にかなり近似の数字が出るだろうね。最重要となるプロトン
導電性セラミックの作成に成功したって事は実用化も遠くはないだろう。
これから耐久性評価等の実験をして、数値が悪くなければ5〜10年で
実用化、製品版の投入もあるだろう。自動車への適用でも低温動作など
SOFCより有利な物性もあり、実用化が早まるだろう。これはバッテリー
で言ったら夢の超高エネルギー密度、リチウム空気電池の実用化に目途が
付いたみたいな凄いニュースだ。この技術が実用化するとEVに対する
FCVの優位性もリチウム空気電池並みの高性能新型バッテリーが
出てこない限り、ほぼ不動の物となるだろう。