14年前、岡山県津山市の住宅で小学3年生の女の子が殺害された事件で、警察は別の事件で服役中の39歳の男を殺人の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、別の殺人未遂事件で岡山刑務所に服役中の勝田州彦容疑者(39)です。
警察によりますと、勝田容疑者は、平成16年9月、岡山県津山市総社の住宅で、この家に住む小学3年生の筒塩侑子さん(9)の
首を絞めたうえ、刃物で胸などを刺して殺害したとして、殺人の疑いが持たれています。

帰宅した直後に殺害されたと見られたことから、警察は待ち伏せされたか、あとをつけられた可能性があると見て、過去に同様の手口の
事件に関わったことがある人物の洗い直しを進め、その結果、3年前に兵庫県姫路市の路上で女子中学生のあとをつけてナイフで刺し、
大けがをさせた罪で服役中の勝田容疑者が浮かんだということです。

警察が任意で事情を聞いたところ「あとをつけて家に侵入した。抵抗されたので首を絞めた」などと殺害を認めたということで、
30日午前、殺人の疑いで逮捕しました。
警察は30日朝から兵庫県加古川市の勝田容疑者の自宅の捜索を行っていて、今後、事件に至った動機の解明を進めることにしています。

5月30日 9時38分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180530/k10011457871000.html?utm_int=all_contents_just-in_001