https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180530/k10011457721000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006

5月30日 4時49分
14年前、岡山県津山市の住宅で小学3年生の女の子が殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕状が出ている服役中の39歳の男が
警察の任意の調べに対し、「あとをつけて家に侵入した」などと話していることが捜査関係者への取材でわかりました。男は殺害に
ついて認めているということで、警察は30日、刑務所から移して逮捕する方針です。

平成16年9月、岡山県津山市の住宅でこの家に住む小学3年生の筒塩侑子さん(9)が刃物で
胸などを刺されて殺害されているのが見つかりました。

帰宅した直後に殺害されたと見られたことから、警察は待ち伏せされたか、あとをつけられた可能性があると見て、過去に同様の
手口の事件に関わった人物の洗い直しを進めてきました。

その結果、捜査関係者によりますと、3年前、兵庫県姫路市で通りかかった女子中学生のあとをつけて腹などをナイフで刺した罪で
岡山刑務所に服役している勝田州彦容疑者(39)が浮かび、事情を聴いたところ「車で津山市に行き女の子のあとをつけて家に
侵入した」などと話し、殺害を認めたということです。

また、「抵抗されたので首を絞めた」と話し、刃物による傷と首を絞められたことによる窒息の、両方の可能性がある筒塩さんの
死因と一致することがわかったということです。

警察は殺人の疑いで、すでに勝田容疑者の逮捕状を取っていて、30日午前中に刑務所から移して逮捕する方針です。