『ボスも立ち上がると、やってきた。
「…もう、天使としては、来ないのだろうな?」
と、ボスはきいた。
「…そうですね。今までは、わたしはあなたの心の苦しみをいやすために、担当の天使として来ていましたが、もう、その役目も終わりましたので……。」
「…わたしたちは又いつか、会えるのだろうか?」
「さあ……。わかりません。……全ては神次第ですので。…たぶん、当分はもう…。」
とわたしはことばをにごした。