『わたしは、見下ろすと、一瞬間をおいて、
「……わたしはしません。」
と、おちついて言った。
ボスは、目をあけた。
「あなたはもう、神様に許されているのですから、わたしはしません。」
と、言い切った。
「…わたしを憎んでいるのではないか?」
「憎んでなんかいません。…わたしはただ、あなたに…幸せになってほしいだけなんです。……そうして、他の人々をも幸せに…してほしいんです。……
神さまが…きっと…あなたに……たのまれるでしょうから…」
といいながら、わたしは椅子からはなれて、窓辺にやや後退した。
(外[の空]で待っておられたイエスさまが、心で、「マイ○○○○、もう、それ以上は……。」と、おっしゃったので。
[引き揚げ時ということらしい。])