https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031600633&g=pol
文部科学省が前川喜平前事務次官の名古屋市立中学校での授業内容を事後に問い合わせていた問題について、与野党幹部から16日、「干渉」「威圧」と批判が相次いだ。立憲民主党など主要野党は午後に合同ヒアリングを行い、同省に経緯を直接確認する。
公明党の井上義久幹事長は記者会見で「個別の教育内容について国が干渉することはあってはならない。非常に違和感がある」と述べた。立憲の辻元清美国対委員長も記者団に「学校教育への政治の介入に当たる。暗黒政治、うみが出ている表れだ」と指摘した。
希望の党の泉健太国対委員長は会見で「(国からの)威圧、威嚇。役人の異常なまでの忖度(そんたく)だ」と非難。民進党の小川敏夫参院議員会長は党会合で「安倍政権の国民管理を裏付ける事実だ」と語った。
前川氏はこれまでに、学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題で首相官邸側から早期開学を求められたと証言している。