https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180226-00000118-mai-pol
新年度予算案を巡る衆院予算委員会質疑で、ＮＨＫのテレビ中継時間は２６日までの計３９時間にとどまり、
昨年度より６時間減る見通しだ。野党質問の減少幅は８時間超に及び、その分与党質問が２時間あまり増えた。
中継は首相出席が慣例で、今年は安倍晋三首相が全て出席。中継を抑制し、野党がテレビの前で
首相を追及する場面を減らそうとする政権側の思惑が実現した形だ。
野党は中継時以外で時間を確保する方針に転換している。【小山由宇、村尾哲】
今国会は昨秋の特別国会に続き、質問時間を巡る対立から幕を開けた。与党は衆院選大勝による「数の力」を背景に
「与党２、野党８」の見直しを要求し、野党は「森友学園の問題などでの首相への質問封じだ」などと反発。
結局、首相が出席する３日間の「基本的質疑」の配分で、与党は中継のある２日間は「３３％、６７％」、
中継のない日は「２３％、７７％」で押し切った。
２６日までの質問時間はテレビ中継時で与党１１時間２５分、野党は２７時間３５分で、平均配分は「２９％、７１％」。
当初よりは与党が譲っているものの、与党質問は昨年度の９時間から１１時間２５分に増加。
野党質問は３６時間から２７時間３５分に減少した。予算案通過までの中継入り質疑の予定はなく、
３９時間からは積み上がらない見通しだ。
一方、首相が出席しないのが通例のテレビ中継なしの質問時間は増加している。昨年度の３１時間半に対し、
今年度は既に４０時間半に達し、さらに数時間上積みされる見通しだ。与党質問は６時間８分で昨年より２時間半あまり増加、
野党質問も６時間あまり増えて３４時間２２分となった。
（続きは記事元参照。過去3年のまとめ図あり）
