【1】極右学園『森友』とそっくりの構図！『日本航空学園』国有地不正取引疑惑が浮上！
評価額の8分の1で売却!? 理事長は『教育勅語』『神武天皇』を信奉
森友、加計に続きリニアやスパコン詐欺など、終わりの見えない「アベ友疑惑」ですが、国有地の不正取引疑惑が新たに浮上しました。
2016年5月、山梨県の国有地が評価額の8分の1で、県内の学校法人「日本航空学園」に売却されていたことが
毎日新聞の取材で明らかになりました。同紙は昨日8日の一面で報じています。
・山梨の国有地 日本航空学園に格安売却 評価の８分の１ 財務省（毎日新聞、2018年1月8日）
https://mainichi.jp/articles/20180108/ddm/001/010/153000c
毎日新聞によれば、日本航空学園は約50年間、この国有地を無断で使い続け、その事実を管理者である財務省関東財務局は把握していたといい
「土地の管理が旧建設省から移管された67年に無断使用を把握した」とその事実を認めています。
80年代には国と学園の間で土地取引について協議したものの価格面で折り合わず、6年前の2012年には、会計検査院が国有地の処理促進を提言したことで、交渉は再開。
国は土地の価格を約7180万円と算定しましたが、学園側は他人の土地を一定期間占有し続けた場合に所有権を取得できる民法の規定（時効取得）を根拠に
「本来なら無償譲渡すべきだ」と主張し、結局、財務局は減免措置を適用し、8分の1の875万円で売却しています。
同学園のHPにある「建学の精神」には「航空教育を通して愛国の精神を培う」とあり、
校訓の一つに「敬神崇祖以て伝統を承継し祖国を興隆すべし」を掲げている極右学園であることは間違いなさそうです。
さらに、理事長の梅沢重雄氏は、ネトウヨメディア・チャンネル桜の設立発起人としても名を連ね、自身のブログでは「『建国記念の日』と神武天皇」というタイトルでシリーズ連載をしています。
日本航空学園が「アベ友」案件であるのかどうかはまだ定かではありませんが、安倍総理の極右理念と相性はかなり良いのではないでしょうか。
・日本航空学園HP（建学の精神）
http://www.jaa.ac.jp/educational_policy/
・梅沢重雄氏ブログ
http://yuuhidai.org/education
昨年11月、安倍政権はパイロットを目指す学生に「無利子奨学金」を貸与することを決定。桜美林大学や東海大学などの私立大学のほか、
専門学校などの6つの教育機関で年間25人程度が対象になると言われ、日本航空学園が運営する「日本航空大学」もその中に含まれています。
「パイロットの養成には、高額な学費がかかるということで、志望者が諦めるケースが相次いでいる」と言われていますが、
学費によって進学を諦めるケースは、分野を問わず相次いでいるはずです。なぜ安倍政権がパイロット養成だけは財源論を無視して支援を優先したのか、はなはだ疑問です。
・パイロット不足 学生に無利子奨学金（FNN、2017年11月29日）
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00377777.html
