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12月11日 4時07分

河野外務大臣は、訪問先のUAE=アラブ首長国連邦でアブドラ外相と会談し、来年3月に期限を迎え、更新が課題となっている日本企業が保有する海上油田の権益について引き続き確保できるよう協力を要請しました。

河野外務大臣は、中東のUAE=アラブ首長国連邦を訪れていて、日本時間の10日夜遅く、アブドラ外相と会談しました。この中で、河野大臣は、日本企業が現地で保有してきた海上油田の権益が来年3月に期限を迎えることについて、「日本企業に引き続きやらせていただきたい」と述べ、引き続き権益を確保できるようUAE側の協力を要請しました。

これに対し、アブドラ外相は「日本と歴史的によい関係を築いてきたことは十分考慮するし、歓迎したい」と応じました。

また、両外相は、アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことを受けて、中東情勢についても意見を交わし、中東和平の実現にはアメリカの関与が必要だという認識で一致しました。

会談の後、河野大臣は記者団に対し「中東とは重層的な関係をつくる必要がある。外務大臣として関係者との関係を作る重要性があるし、日本企業がさまざまなプロジェクトに関与していくことも重要だ。中東との関係強化のために、今後もたびたび足を運びたい」と述べました。