産經新聞:2017.7.23 13:57更新
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自民党の保岡興治・憲法改正推進本部長(斎藤良雄撮影)
自民党の保岡興治・憲法改正推進本部長は23日、ラジオ日本の番組で、改憲議論に東京都議選敗北や安倍晋三内閣(党総裁)の支持率低下が影響するとの認識を示した。
「信なくば立たず。政権や与党に対する信頼が改憲に大きく影響するという点はある」と述べた。
一方で、秋の臨時国会の間に党の改憲案をまとめるとの安倍首相との方針については「賛成だ。それでいい」と述べ、方針を維持する考えを示した。
「都議選で憲法の議論のあり方や進め方に批判があったわけではない。丁寧に進める」と述べた。
改憲案の出し方については
「完成品をいきなり出すのではなく、ある程度相手と交渉したり、国会で議論しやすいような形で出す」と述べ、与野党の調整を経て衆参両院の憲法審査会に示す方針を示した。
保岡氏は
「民進党は民主党時代、平成17年に(改憲の)提言をまとめるなど、立派な議論をしていた。昔に戻り、政権を担える政党としての憲法論をしてほしい。
安倍内閣の時代はやりたくないというのではなく、国家のために必要かどうかで考えてほしい」と述べ、改憲議論に消極的な民進党を牽制(けんせい)した。