海未「羅武羅威武!?」凛「知ってるのか雷電!?」真姫「雷電って誰よ」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
海未「1年に一度開催される大武道大会で、日本はおろか世界各国から腕自慢の武道家や拳法家が集まり、命と名誉を賭けて戦う。
世界規模の大会のため、この大会で優勝すれば名実ともに世界最強といえる」 >>39
伊達は考えてなかったな
海未 雷電
ことり飛燕
穂乃果 月光
凛 独眼鉄
花陽 羅刹
真姫 蝙翔鬼
絵里 センクウ
希 卍丸
にこ 富樫かな 凛「やったにゃ~」
花陽「凛ちゃん大丈夫?」
凛「大丈夫にゃ~仁王流は最強にゃ~」
仁蒋「次の相手は私だ」
凛「また凛がやるにゃ!」
花陽「凛ちゃんは休んでて私がやる」
凛「かよちん大丈夫かにゃ?」
花陽「私だって鼯樵橤拳の達人だよ」
仁蒋「ムササビか?貴様の得意なのは闇夜の足場の悪い場所、私に勝てると思ったか?」
花陽「勝てる!」
仁蒋「ほざけ!」シュシュ
花陽「っ!」ダラン
穂乃果「なんて手刀!かすっただけで流血してる!?まるで本物の刀みたい!」
花陽「兜指愧破土錐龍!」
穂乃果「何あれ?花陽ちゃんが地面を砕いてる!?」
凛「鼯樵橤拳の奥義兜指愧破土錐龍にゃ!穴掘って地中から攻撃するにゃ!」
仁蒋「厄介な!これでどうだ!」
穂乃果「花陽ちゃんが全然違う場所に攻撃してる!?」
海未「あれは無髐楼覚!?」
穂乃果「何それ!?」 海未「無髐楼覚 (むきょうろうかく)
全ての人間の感覚(視覚・聴覚・嗅覚など)はその入り口である目や耳、鼻などから
それぞれの感覚神経を経て全て中枢神経である脳へと伝礼されて知覚される。
この奥義無髐楼覚は、玉黄石など特殊な金属でつくられた鈴から発する超高周波数の
音波が脳を刺激し、特に視神経を麻痺させる効能を利用して相手の目の遠近感、幅の感覚を攪乱させる技である。
当然視覚を歪まされた相手は実像を捕らえることができず、常にずれた位置にいる虚像と闘うことになる。
この奥義の特色としては、鈴から発する音が人間の可聴範囲外の超高周波数であるため技にかかっていること自体悟られにくいことだが、その音源をたたれたとき技の効力がなくなるのが弱点である。
当然、この奥義の使い手は己が自分の技にはまらぬよう鍛錬を重ねている。
ちなみに飼い猫などが首に鈴を付けているのをよく見かけるが、 無髐楼覚 の使い手でないことは言うまでもない。
日本曙蓬莱武術協会理事長盛田慎之介談」 穂乃果「だから花陽ちゃんの攻撃が当たらないの?」
海未「そうです!あれは厄介な技です!」
花陽「それなら!」
凛「さすがかよちん!地面を砕いてその破片で攻撃するとはさすがにゃ!」
海未「地面のかけらで耳についてる鈴を破壊するとは!」
仁蒋「何!だかこの手刀で終わりだ!」
花陽「指拳!」
凛「かよちんの鼯樵橤拳でツボをついて大ダメージにゃ!!」
仁蒋「爆賸繋飯だ!」
海未「まさか爆賸繋飯だと!?」
穂乃果「知ってるの海未ちゃん!?」 海未「爆賸繋飯(ばくしょうけいはん)
苛烈なる中国拳法にあって自らの敗北を悟り死を覚悟した時、相手をも道連れとする事を目的とした一世一代の最終奥義。
この奥義の使い手は幼少の頃より不消化系の爆火硝石等の粉末を三度の食膳に混入し、以来成人となるまでそれらを体内に徐々に蓄積した。
そして有事の時奥歯に仕込んでおいた発火マグネシウムを噛み砕き、体内の火薬と化学反応を起こさせて相手共々爆発した。
なお、混ぜご飯のことをカヤク御飯と呼ぶのはこれが語源である。
日本曙蓬莱武術協会理事長盛田慎之介談」
https://i.imgur.com/Cn6RpVb.jpg 仁蒋「貴様も道連れにしてやる!」花陽に裸絞
花陽「かわいそう…」
仁蒋「何!」
花陽「あなた今まで美味しいご飯食べてなかったの?」
仁蒋「私は武に生きてきた、私にとって飯も強くなるための修行だ!」
花陽「この戦いが終わったら一緒にご飯食べに行こう」
仁蒋「武に生きてきた私に敵に背を向けることなどできん!」
花陽「生きて一緒にご飯食べに行こうよ!」
仁蒋「貴様は優しいな小泉…それは生まれ変わったらの約束だ」裸絞解除
バーン
花陽「仁蒋…武に生きたあなたに美味しいご飯を食べさせたかったよ…」 第3試合
蓬傑「次は私だ!」
にこ「次は私が行くわ」
蓬傑「私の武器は疆条剣だ!」
穂乃果「疆条剣何それ?」 蓬傑「疆条剣(きょうじょうけん)
西洋剣法として盛んなフェンシングはヨーロッパが発祥の地とされていたが、その源流は遙か中国秦代までさかのぼるという説がある。
この剣は針のように細く鋭利に研ぎ澄まされている為、わずかの力で素早く相手の急所を突くことが出来る。
これを中国拳法と融合させ、数々の秘技を生み出し必殺の武術として完成させたのが秋家二代目邊針愚(ふぇしんぐ)であり、その名が「フェンシング」の由来であるという。
民明書房刊『世界スポーツ奇譚』より」
https://i.imgur.com/bjLs4mD.jpg 穂乃果「へぇー!フェンシングってヨーロッパとかアメリカあたりのスポーツだと思ったけど中国なんだ」
蓬傑「そう知られてないのが残念だがな」
絵里「にこあなた大丈夫?」
にこ「大丈夫よ、皆が見てる前で無様な真似はできないわ」
蓬傑 「私の相手はお前か」
にこ「そうよ」
にこの家族「頑張れぇ~!!」
蓬傑「家族の前であの世に送ってやる!」シュシュ!
にこ「早い!」
蓬傑 「遅い遅すぎるぞ!」
にこ「ぬわ!」
蓬傑「このガギがぁぁ!」
穂乃果「にこちゃんのコケて懐にはいって顎に頭ぶつける攻撃強!」
蓬傑「くらぇ!」疆条剣の剣先から毒攻撃
にこ「ゲホゲホ!何これ!?」 蓬傑「それは巨象もかすり傷で死ぬ毒だ!」
穂乃果「ヤバいよ!にこちゃんが!」
にこ「残念ね!私に毒は効かないわよ!」
蓬傑「そんなわけないだろ!?」
にこ「私はジャングルで毒蛇とか毒蜘蛛に刺されまくって毒の耐性できてんのよ!」
蓬傑「それならこれでどうだ!操蜂群拳!」
海未「操蜂群拳!?まさかあの技を使えるとは!?」
穂乃果「何それ?」 海未「操蜂群拳(そうほうぐんけん)
一般に蜂の特異な集団性は知られるところであるが、中国拳法においては3匹で
刺せば猛牛も絶命させるという禽虎蜂を調教し利用した殺人拳が編み出された。
このため、これが暗殺の道具として用いられることを恐れた古代中国時の権力者達は蜂を飼うことを厳禁した。
民明書房刊『浮虻流昆虫記』より」
https://i.imgur.com/Ns0ldPN.jpg 禽虎蜂が飛んでくる
にこ「にこにこ拳奥義!にっこにっこにー」
蓬傑「なにかにこにこだ!バカめ私の猛虎蜂は最強だ!!」
穂乃果「さすがにこちゃんアマゾンで毒虫に好かれてだけあって逆に敵のハチを操ってる!」
蓬傑「な、何この私がこのこんな奴に負けるだと!?」グサグサ
穂乃果「まさかの自分の拳法で負けるとか」
にこの勝ち
にこ「やったわ!勝ったわよ!この私が勝ったのよ!!拳法なんてやってなくても羅武羅威武で勝てるのよ!!」号泣
穂乃果「次は私が行くよ!」
ことり「穂乃果ちゃん気をつけて」
ラジャマハール「貴様の相手は私だ」
凛「何あれ象に乗ってきたにゃ!?」
https://i.imgur.com/yt7qrmA.jpg
https://i.imgur.com/u99Rzsg.jpg 海未「あれは操象戮狟闘法とパンジャンプです」
凛「なんにゃそれ!?」
海未「操象戮狟闘法
陸上最大の生物・象は最大の破壊力を持つことで有名である。
象の欠点として鈍重な動きがあるが、それを特殊な訓練法により恐るべき敏捷性を身につけさせ、これを数々の秘技を持つ戦闘法として確立したのが古代インド人である。
古代インドでは、戦争の時象の多寡で勝敗が決するとさえ言われた。
ちなみに英語で象を「エレファント」というが、
これは当時象の訓練をインド洋上エレファン島で行っていたことが語源といわれる。
民明書房刊『闘う動物大百科』より」
https://i.imgur.com/66cfCLc.jp 凛「あんなデカイ象相手じゃ勝てないにゃ!」
穂乃果「纏劾狙振弾」
凛「あれはゴルフにゃ」
海未「違います、あれはゴルフの構えに似てますが辵家流奥義纏劾狙振弾です」
凛「纏劾狙振弾どんな技にゃ!?」
海未「纏劾狙振弾
棍法術最強の流派として名高い辵家家流に伝わる最大奥義。
この技の創始者宋家二代呉竜府は正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。
この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は、運動力学的観点からいっても弾の飛距離・威力・正確さを得るために最も効果的であることが証明されている。
ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが、最近では前出の創始者呉竜府の名前でもわかるとおり、中国がその起源であるという説が支配的である。
民明書房刊『スポーツ起源異聞』より」
https://i.imgur.com/KO1NTAI.jpg 凛「すごいにゃ!象を倒したにゃ!」
ラジャマハール「私の可愛い象を良くも!!」
ラジャマハール「まだ私にはこれがある!」
凛「なんにゃ!あれは手袋が動いてるにゃ!手品かにゃ!?」
海未「甲冑軍隊蟻です」
凛「なんにゃそのアリ!?」 海未「甲冑軍隊蟻(かっちゅうぐんたいあり)
学名(エジプティアン・キラー・アント)体長20ミリ、別名「砂漠のピラニア」といわれる
ほどの凶暴性と集団性にその特徴がある。百匹この蟻が集まれば、駱駝一頭を
三分以内に白骨化してしまうという。知能も高く、飼育すれば人間の命令にも従うようになるため、
古代エジプトでは麻製の手袋にこの蟻を詰め、労働力の補助としていた。
ちなみに現代でも、エジプトでは忙しくて人手が欲しいとき「蟻の手も借りたい」というのは
これに源を発する。
民明書房刊『実用動物辞典』より」
穂乃果「辵家棍法術奥義扇蔽幕」
https://i.imgur.com/iMZEE6y.jpg
https://i.imgur.com/4R2m5nN.jpg 凛「すごいにゃ!刃牙で愚地独歩の回し受けみたいにしてアリを全部倒したにゃ!」
にこ「こいつはどんだけ動物使うのよ!」
ラジャマハール「それならこれでどうだ!」
凛「なんにゃ!あいつの体が変形してるにゃ!」
海未「あれはラーマヨガです!!」
凛「ラーマヨガ!?」 海未「ラーマ・ヨガ
一般にインドに伝わるヨガの持つ神秘性は広く知られるところであるが、その中でも別名黒ヨガと呼ばれその奇跡に近い数々の秘奥義で恐れられるのがラーマ・ヨガである。
その特異性は骨の骨組成細胞までも変え、自由自在に変形させることを可能にすることにある。
そして、黒ヨガと別称されるように驚異の殺人格闘技として発達した。
一人で千人の兵にも匹敵する戦闘力の凄まじさ故に、時の藩王達に弾圧され継承者は絶えたと伝えられる。
民明書房刊『インド人も吃驚!ヨガの奇跡』より」
https://i.imgur.com/i6Yw0Rd.jpg 穂乃果「強い…」
ラジャマハール「今降参すれば命だけは助けてやろう」
穂乃果「降参なんてしない!だって可能性感じたんだ!」
穂乃果「そうだ!進め!」
穂乃果「後悔したくない目の前に僕らの道がある!」
ラジャマハール「何をふざけたことを!ラーマヨガ奥義ヨガファイアー!」
海未「あれは中国拳法で言う咆竜哮炎吐です」
凛「なんにゃそれ?」 海未「咆竜哮炎吐
中国拳法に於いて異端とされた蘭家南宋派が創始したとされる秘術。
その特色は黒炸塵を体内に吸入し、凄まじい勢いで吐き出すと同時に左右両刀で火花を起こして発火させ炎を放射する。
それにひるんだ相手に両刀で攻撃を加える技である。
この技の要諦は驚異的な肺活量にあり、10m離れた蝋燭の火を一息で消すことが出来なければ修得は不可能といわれている。
黒炸塵はニトロラーコ系の微粉火薬であり吸飲しても人体に害はないが、わずかな衝撃で発火する性質を持つためその取り扱いには細心の注意を必要とされる。
太公望書林刊『中国拳法-火の考察-』より」
https://i.imgur.com/yGl0FoA.jpg 穂乃果「辵家棍法術奥義扇蔽幕」
凛「また回し受けにゃ!」
穂乃果「とっておきだったけど使わないと勝てないや」混紡から真剣だす
穂乃果「一文字流斬岩剣!」
海未「あれは私の技です!」
凛「どんな技にゃ?」
海未「一文字流斬岩剣
一文字流斬岩剣、世に灯籠切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし神泉正宗が家康に請われ、一度だけ御前にて石灯籠を一刀両断、世間を驚かせたといふ。
以来三百余年剣道界に於いて幻の技とされこれを極めたる者なし。
余談ではあるが不可能を可能にするという意の"魂剣石をも斬る"という諺はこれをいふなり。
一九〇五年民明書房刊『剣史記』より 」 ラジャマハール「ぐはぁ!」血はく
穂乃果「海未ちゃーん!技借りたよ~」
海未「そんな簡単に真似できるとはさすが穂乃果です」
ことり「次は私が行くよ」
黒薔薇のミッシェル「あなたの相手は私です」
凛「うわぁ…ナルシストにゃ~」
ミッシェル「黙りなさい!」
ミッシェル「この戦いが終わったら次はあなたですよ」
ことり「緊張するなぁ~」
ミッシェル「君に黒薔薇を贈ろう」
ことり「っ!」
穂乃果「薔薇の中に刃物仕込んでるとか卑怯だよ!」
ミッシェル「卑怯?殺し合いに卑怯も糞もあるか!!」
ことり「鶴嘴千本!」シュ
穂乃果「鶴嘴千本でミッシェルの急所を撃ち抜いたよ!」
ミッシェル「な、何ぃ!」バタっ
ことり「私としたことがちょっとイラついちゃった」
穂乃果「もう勝っちゃったよ!」
ことり「え?もう終わりぃ?」
海未「強い!強いすぎますよ!さすが羅武羅威武目指してた理事長の娘です!」 真姫「次は私が行くわ」
レッドサンダー「お前の相手はわしだ!」
真姫「あんた弱そうね」
レッドサンダー「なんだと!?血祭りにしてやる!」
レッドサンダー「私は髐撥雷神拳使いだ」バチバチ
真姫「自分で拳法バラすとかバカね」
レッドサンダー「なんだと私は貴様と違って自身があるから教えてやったんだ!」
真姫「ふーん」
穂乃果「海未ちゃんわかる?」
海未「ええ」 海未「髐撥雷神拳
広く知られているように自然界には電気ウナギ、電気クラゲのような体内に発電器官をもつ生物が数多く存在する。
人間の血液にも微量ながら電流を帯びたイオン質が含まれている。
それを修練により増幅させ強力な電流としその刺激で敵を怯ませ倒すのが中国拳法秘中の秘といわれる髐撥雷神拳である。
伝説ともなっているその開祖・司埤麗は身の丈十尺以上の熊に銅線を巻きつけ一撃のもとに感電死させたという。
ちなみに、現代でも感動した時などに「しびれる」というのはこの司埤麗の名に由来するという。
民明書房刊「電化人民強化術-其之一Iより」
https://i.imgur.com/SmL0gpN.jpg 穂乃果「強そうな拳法だけど大丈夫かな?」
レッドサンダー「死ねぇぇ!」
穂乃果「地面に電気を流した!」
真姫「私は攣鵠蝙蝠使って飛べるのよ」
レッドサンダー「デビルズレッドサンダー!」
穂乃果「竜巻に電撃を乗せてる!あんなのに巻き込まれたら終わりだよ!」
真姫「そろそろ暗くなってきたわね」
レッドサンダー「暗いのが得意か?陰キャめ!」
真姫「…」イラッ
穂乃果「うわぁ…真姫ちゃん怒っちゃったよ」
真姫「天稟掌波」
穂乃果「天稟掌波!?」 海未「天稟掌波
中国武術三千年の歴史を誇る南朝寺教体拳最大の秘技とされている。
この技を極めたという明代最高の拳士、林周明は百米頭上を飛ぶ鳥を気合いもろとも一閃の元に落としたといわれる。
これから俗に落鳥拳とも呼ばれている。
因みに、林周明は料理人としても当代随一といわれ、この天稟掌波で落とした鳥は肉がよく締まり、これでつくられた料理は最高の宮廷料理として珍重された。
現代でも最高の鳥肉をテンピン肉というはこれなり。
民明書房刊『中国三千年の歴史に学ぶ現代人の知恵』より」 レッドサンダー「ぐはぁ!!」ポタポタ
穂乃果「真姫ちゃんの天稟掌波強いんだよね、拳の風圧で攻撃する技」
凛「あのテンピン肉美味しかったにゃ!」
真姫「余裕ね」
希「次はうち行こうかな」
シャイカーン「次は私だ」
希「さっさと終わらせよか烈舞硬殺指」
シャイカーン「クソッ早いな!」
穂乃果「すごい!希ちゃんの貫手!」
海未「あれは魍魎拳奥義烈舞硬殺指です」
穂乃果「すごい何それ!?」 海未「烈舞硬殺指
中国拳法史上その暗黒の存在として恐れられる魍魎拳法最大の奥義である。
これを修行し極めんとする者は底が厚さ三十センチある御影石でできた石漕に骨をも溶かす竜硝酸を満たし、一月ごとにその濃度を一%ずつ濃くしていき、底の石を割ろうとした。
日に何万回と突きを繰り返し修行すること十年、濃度百%に達した竜硝酸に耐えるスピードが拳についたとき、底石をはじめて割ることができるという。
多くの者は途中で指を潰し、底石を割れる者は万人に一人もいないといわれる。
中津川大観著時源出版刊『中国拳法裏面史』より」
https://i.imgur.com/0Zd4cjV.jpg シャイカーン「魍魎拳法か?それなら灼炎畷掌だ!」メラメラ
海未「まさかあの技は!?」
穂乃果「知ってるの海未ちゃん?」 海未「灼炎畷掌
人間の平熱はおおよそ36~37であるが、その発する総熱量はおおよそ10万キロカロリーにも及ぶ。
その熱量を均等に人体に配分する働きを持つのが柱脊神経であるが想像を絶する
修行によりそれを自在に操り熱を人体の一点に集中することを可能とするのが灼炎畷掌の要諦である。
この時温度は850度にも達し、これが相手の皮膚の分泌物である
脂・リン・油汗などを一瞬にして発火させるわけである。
ちなみに、闘志あふれる様をたとえて言う燃える闘魂や燃える男という表現は、無意識のうちに柱脊神経を活動させている状態を指す。
民明書房刊『人体-その代謝機能の神秘-』より」
https://i.imgur.com/QQsKQax.jpg 希「それ使うんやな」
シャイカーン「私は灼炎畷掌の使い手、さすがの魍魎拳でも貴様に勝ち目はない」
希「烈舞硬殺指」
穂乃果「すごい!貫手で頑丈な鎧を一撃で破壊したよ!」
海未「あれはプルッツフォンポイントを狙ったんです」
穂乃果「何それ?」 海未「プルッツフォンポイント
この世に存在する全ての物体は分子の集合によって成り立っている。その中でも鉱物は
特異な構造を持ち、その分子集合体の凝集力の一番弱い箇所に衝撃を与えると、
その分子間の連鎖反応により極めてたやすく物体は破壊される。この物体の臍とでもいうべき箇所は、
学術的にプルッツフォン・ポイントと呼ばれる。たとえば地球上で最強の硬度を持つ
ダイヤモンドにおいても、そのプルッツフォン・ポイントを見極めれば、鑿の一撃で一瞬にして
粉々にすることも可能である。しかしこのポイントを見つけるのは至難の業であり、先に例を出した
ダイヤモンドのカット職人でも30年近くの修行が必要だという。
民明書房刊『分子核構造その理論』より」
https://i.imgur.com/uqUv7jV.jpg 穂乃果「やっぱ希ちゃん強!」
希「以外に弱かったな」
絵里「まだ一回戦よ、油断しないことね」
希「次えりち行くん?」
絵里「海未のほうが強いから海未は最後にしたほうがいいでしょ」
海未「絵里…」
絵里「大丈夫よ、海未なら勝てるわ」
一角獣の搴兜稜萃(ケンタウロス)「次の相手は私だ」
穂乃果「何あれ!まるでケンタウロスだよ」
絵里「千条鏤紐拳」
ケンタウロス「戮家か、これは面倒だな」
絵里「そうよ、早く降参すれば命だけは助けてあげるわよ」
ケンタウロス「降参なんてするか!」 絵里「そう」シュン
穂乃果「あの馬の首を切った!」
ケンタウロス「私の愛馬ユニコーンを良くもやりやがったな!!」
絵里「もうあなたは終わりよ、周りを見なさい」
希「えりちの技でワイヤー貼ってたんやな」
穂乃果「この短時間でワイヤーをさすが絵里ちゃん」
ケンタウロス「降参だ」
穂乃果「絵里ちゃん後ろ!」
ケンタウロス「お前の甘さは命取りだ!」
絵里「ゲスは死になさい」ドスのついた靴でキック
ケンタウロス「ぐはぁ!」
穂乃果「もう~びっくりさせないでよ!」
絵里「まさか戮家極めた私が負けると思ったの?」
穂乃果「さすがに背後からの攻撃はヤバいと思ったよ」
絵里「大丈夫よ、私は最強よ」
穂乃果「やっと1回戦最後だよ」
海未「私が勝てば終わりですね」
嬖輅翎洙「梁山泊最後は私だ!」 海未「行きます!」
穂乃果「海未ちゃん頑張って!」
海未「私の一文字流斬岩剣は斬れないものはないです!」
嬖輅翎洙「行くぞ!」
海未「あ、あれは!?」
嬖輅翎洙「そうだ晏逅寺軟體拳だ!」 嬖輅翎洙 「晏逅寺軟體拳
一般に酢が人の体を柔らかくする成分(ビノドキシン)を多量に含有していることは
知られている。この性質を応用し、特殊な拳法を編み出したのが晏逅寺軟體拳である。
その修行者はこの世に生をうけたときより酢を満たした大瓶の中で生活・成長し超柔軟な
体質を作り出したという。その人体構造学を越えた拳法は必勝不敗の名をほしいままにした。
ちなみに、現代でも副食品として身近なラッキョウは、この軟體拳の達人であった
陳辣韮が日々の糧を得るため、修行中に自分の壺に実を漬け、製造・販売したのがその名の由来とされている。
民明書房刊『世界の怪拳・奇拳』より 」
https://i.imgur.com/yGDRRSF.jpg 海未「とりゃあ!」
嬖輅翎洙「私に打撃は効かんよ」
嬖輅翎洙「死ね死ね」連続パンチ
穂乃果「あれだけの猛攻が海未ちゃんに当たらない!」
絵里「さすが海未ね」
希「無明察相翫使いこなすなんてもう誰も勝てんやん」
穂乃果「何それ?」 希「無明察相翫
中国拳法三千年の歴史において最大の秘技として知られている。
その特色は現代でいう行動心理学のケッペルの法則を応用し、相手の動きを完全に予想することにある。
ケッペルの法則とは、人間がある一定条件下で心理的圧迫状態に陥ったとき年齢・性別・知力・体力・性格に関わらず全て同様の行動パターンをとることをいう。
これは人間以外の動物にも当てはまり、一例を挙げれば箱の中に造った迷路にネズミを放しある刺激を与えると、全てのネズミは同じ順路を通り逃げ回る。
現代最高峰の心理学理論を応用した拳法がすでに存在していたとは驚嘆のほかはない。
民明書房刊『中国拳法-その科学性』より 」 穂乃果「ケッペルの法則?すごい!」
嬖輅翎洙「クソッ!当たりさえすれば!!当たりさえすれば貴様など一撃なのに!!」
海未「じゃあよけないので当てて見てください」
穂乃果「う、海未ちゃん!?」
希「完全に遊んどるな」
嬖輅翎洙「避けるなよぉ!」ドスで突撃
穂乃果「素手で戦う拳法じゃなかったの?海未ちゃん避けて!」
海未「こんなの避ける必要もありません」バキ
嬖輅翎洙「何ぃ!?」
海未「氣功闘法です」
穂乃果「何それ?」 希「氣功闘法
氣とは人間の肉体が持つ生体エネルギーのことをいう。
本来人間誰しもが持つエネルギーではあるが、これを武術として応用するには並はずれた修練が必要とされている。
この氣を引き出すことを氣を練るといい、一定の呼吸と動作の反復組合わせによりなされる。
その力は驚異的なものであり、一例として中国の氣功闘法の達人は己の髪の毛に氣を注入することによりこれを針金のごとく化し、これで敵の急所を突き一撃のもとに絶命させたり、同じく氣を注入した紙片でもって岩石をもまっぷたつにしたという。
民明書房刊『氣-その効用と実践』より」 絵里「海未は氣を体にまとって防いだってわけよ」
海未「これで終わりです」切り裂く
凛「これで1回戦突破かにゃ?」
絵里「さすが海未ね、強すぎるわ」
穂乃果「やったね海未ちゃん!」
海未「まだ一回戦、これからもっと強くなりますよ」
決勝戦 海未「思ったより楽に決勝まで来ましたね」
にこ「まさかの凛一人でここまで来たし私達って超強いんじゃないの?」
海未「油断大敵です」
凛「また凛が最初に戦うにゃ~」
真姫「ちょっと凛!私にも戦わせなさいよ!」
ことり「全然活躍ないし私も戦いたいかな~?」
穂乃果「穂乃果も見てるだけとか飽きた!」
絵里「誰でもいいから早くしなさい!」
穂乃果「じゃあ1年生からね!」
凛「今回は真姫ちゃんに譲るにゃ」
対戦相手「誰でもいいから早くしろ!」
真姫「暗いから私一人で終わると思うけどね」
凛「頑張るにゃ~」
決勝戦終わり 真姫「以外に弱かったわね」
にこ「一回戦以外楽に勝てたじゃない!」
ことり「あはは…お母さんからこの世の地獄とか聞いたけど」
理事長「おめでとう!皆、良かったわね~」
海未「理事長!本当にこれで優勝なんですか?」
理事長「そうよ、普通はこんな達人チーム出ないけど今年は強かったわね」
にこ「じゃあ地獄の修行は?」
理事長「楽しかったでしょ?」
にこ「楽しくなんてないですよ!こっちは何回も死にかけたのに!」
理事長「これで名物も大金も手に入るわよ」
にこ「これ絵里とか希、海未の3人で余裕で勝てたんじゃないの?」
希「そうやね」
絵里「私も本気出してなかったし一人でも行けたわね」
希「にこっちが勝って喜んでたの笑えたな」
にこ「ぬわぁんでよ!」
凛「笑い死ぬかと思ったにゃ!」
にこ「あんたら喧嘩売ってんの?」
凛「おっ?やるかにゃ?」
にこ「…やめとくわ」
真姫「凛、素人相手に本気の構えかっこ悪いわよ」
凛「確かににゃ」
にこ「ぬわぁんでよ!」
穂乃果「こんなにあっけなく羅武羅威武終わりなの?」
凛「たぶん強敵が乱入してくるにゃ!」 ゴゴゴ…
花陽「なにか来たよ」
凛「敵襲にゃ!」
レポーター「羅武羅威武優勝したμ'sさんですよね?」
凛「そうにゃ」
にこ「イェーイ!」ピース
穂乃果「普通は決勝で強いチームと当たるじゃん!なんで一回戦で強いチームと当たるわけ?」
真姫「現実はアニメとかマンガみたいにいかないのよ」
海未「でも優勝できてよかったです」 終わり
序盤に飛ばしすぎて1回戦でネタなくなった
これ面白かったらAqoursとプリキュア、男塾、ドラゴンボールコラボの世界一くだらないSS4見てみ 元ネタは魁男塾だよ
TOKIOの国分太一も好きでダッシュ島の船の名前登場キャラの男爵ディーノにしてた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています