可可「ククは、かのんが好きデス!」

かのん「!!」

可可「かのんといっしょに歌いたいデス!」

可可「もうこの際、Liella!とかスクールアイドルとか、忘れてしまいマショウ!」

可可「ひとりの人間、澁谷かのんとして……歌ってくれマセンか?」

かのん「クゥクゥちゃん……」

可可「響かせマショウ! この惑星中に、かのんのスバラシイ歌声を!」

かのん「…………」


かのん「ちぃちゃん」

かのん「すみれちゃん」

かのん「恋ちゃん」

かのん「……そして、クゥクゥちゃん」

かのん「みんなが並んでる、この景色……」

かのん「覚えてないのに……なんだか、よく知ってるような気がする」

かのん「私は……たぶん、いつも、この輪の中にいたんだろうなぁ……」

かのん「毎日、楽しかったのかな……? きっとそうなんだろうなぁ〜……」

かのん「うらやましいなぁ……記憶があったころの私」