穂乃果「お勉強会」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
にこ「いいあんた達!!今回のテストで良い点を取って真姫や希をギャフンと言わせてやるのよ!!」
凛「逆にギャフンと言わされないと良いけどね」
穂乃果「って言うかなんで私の家でやるの?」
にこ「集まると言えばあんたの家じゃない」
凛「確かに」
穂乃果「初耳だよ」
にこ「ゴチャゴチャ言ってないで始めるわよ」
ほのりん「は〜い」 穂乃果「ん〜…コサイン…コサイン…コサインってそもそもなんなの?」
凛「お笑いコンビだよね」
にこ「それコサキンでしょ?コンビじゃないし」
穂乃果「にこちゃん詳しいね。ってそんなのどうでもよくって。コサインって何をするんだっけ?」
凛「凛まだ一年生だから二年生の勉強は分からないにゃ」
穂乃果「え?一年でも習ってない?」
凛「習ってないよ。3年生に聞きなよ」
にこ「自分で考えなさい」
穂乃果「え〜それじゃあ一緒に勉強する意味ある?」 にこ「う、うるさいわね」
穂乃果「まあいいや。えっと…一年生の時の教科書が…本棚だったかな?」
にこ「え?あんた教科書ちゃんと取ってあるの?」
穂乃果「多分ね。あれ〜本棚じゃなかったかな?」
凛「あっ!」
穂乃果「なに?」 凛「あっ!それ死滅の老婆の新巻だよね?」
穂乃果「え?これ?そうだよ」
凛「読みたかったんだよね」
穂乃果「そうなの?読む?」
凛「うん」
にこ「ちょっと。勉強は?」
凛「一巻だけ。これ面白いんだよ」
にこ「知ってるわよ。散々テレビで特集されてたじゃない」 穂乃果「ふ〜ん、そう。じゃこれは知ってる?」
にこ「え?」
穂乃果「シーソーマン!」
にこ「知らない」
穂乃果「今イチオシの漫画だよ」
にこ「へ〜」
穂乃果「ちょっと読んでみなよ。面白いから」 にこ「え〜でも絵がなぁ…可愛い感じじゃないし」
穂乃果「読んだらハマるから!ね?騙されたと思って読んでみてよ」
にこ「一巻だけよ」
穂乃果「じゃあ私お茶淹れてくるね」
にこ「あ〜悪いわね」 にこ「さて」
凛「……」ペラ
にこ「……」ペラ
穂乃果「どう?読んでる?」
にこ「ん〜」ペラ
穂乃果「面白いでしょ?」
にこ「ん〜」
穂乃果「お茶と…これお饅頭ね」 にこ「ん〜」
穂乃果「このお饅頭新作でさ〜中身なんだと思う?」
にこ「ん〜」
穂乃果「ね〜なんだと思う?」
にこ「…なにこれ。面白い」
穂乃果「でしょ!」
にこ「うん。ちょっと舐めてたわ。続きは?」
穂乃果「あ〜あるよ!」 にこ「貸して!」
穂乃果「その前に感想を」
にこ「言ったじゃない。面白かったって」
穂乃果「もっと他にないの?」
凛「うっ…うっ…分かるにゃ〜。凄く良かったにゃ〜」
穂乃果「凛ちゃん読み終わった?」 凛「うん。この後どうなっちゃうんだろう」
穂乃果「この後ね〜墨三郎が山姥に…」
凛「待って待って!言わないでよ」
穂乃果「あっ、ごめん。だって聞くからさ〜」
凛「聞いたんじゃないの。独り言だったの」
穂乃果「ごめんて。お詫びにお饅頭食べる?」 凛「え!良いの?」
穂乃果「うん。新作だから感想欲しいんだ」
凛「そうなんだ。頂きま〜す」
パクッ
穂乃果「どうぞ」
凛「ん…うっ…なにこれ…中身なに?」
穂乃果「なんだと思う?」
凛「これ…たくあん?」
穂乃果「そう。どうかな?」
凛「えっと…」
穂乃果「迷走してるよね〜」
凛「言いにくいけど」
穂乃果「これ没になったやつだからさ!」 凛「え〜それなのに食べさせたの?新作って言ったじゃん」
穂乃果「新作には変わりないよ」
凛「酷いにゃ」
にこ「穂乃果!」
穂乃果「ん?なに?」
にこ「次のは?」
穂乃果「え?もう読み終わったの?ちゃんと読んでる?」
にこ「読んでるわよ」 穂乃果「編集者並みのスピードだね。バクマンで行ってたよ」
にこ「いや知らないけど。次ないの?」
穂乃果「本棚にあるから自分で取って」
にこ「動けない」
穂乃果「も〜怠け者だなぁ」 絵里「怠け者は穂乃果もでしょ!!!」
穂乃果「え?絵里ちゃん…?」
にこ「絵里?」
穂乃果「ど、どうしたの?」
絵里「全く。珍しく勉強にやる気を出したって聞いたから来てみたら…」
穂乃果「え?勉強?あっ…」 絵里「何にも勉強してないじゃない。え?どうなの?」
穂乃果「いや…休憩中で…」
絵里「休憩中に漫画読むの?」
にこ「な、なにがダメなの?休憩中なんだから自由でしょ。てか、あんた人の家に勝手に上がり込んでそっちの方がよっぽどダメでしょ」
絵里「雪穂ちゃんに通して貰ったんです」
穂乃果「にこちゃん…反論が弱いよ」 絵里「さあ。漫画を片して」
凛「絵里ちゃん絵里ちゃん」
絵里「何?」
凛「お腹空いてない?」
絵里「空いてない」
凛「そう」 バッバアの珍ダンス!
バッバアの珍ダンス!
バッバアの珍ダンス!
バッバアの珍ダンス! 絵里「あなた達は意志が弱いのよ」
穂乃果「反論出来ない状況だから辛いよね」
凛「全くだね」
絵里「当事者意識も欠けてる」
穂乃果「面目ないです」
凛「ないです」 にこ「でも最初はちゃんと勉強してたのよ!してたのに穂乃果が…」
穂乃果「私のせいにするの?」
にこ「あんたのせいじゃない。変な漫画勧めるから」
穂乃果「変じゃないよ!面白かったでしょ?」 絵里「どうだっていいのよ!そんなのは!!!」
穂乃果「あはは。絵里ちゃん落ち着いて」
にこ「そうよ。それに考えてみなさいよ。穂乃果と凛が曲がりなりにも自発的に勉強してるんだから前進でしょ?」
絵里「してないじゃない」
穂乃果「いやしてたんだよ」
にこ「絵里はちょっとネガティブ思考なのよね」
絵里「あのね…あなた達のはポジティブとは言わないのよ?楽観的って言うの」
穂乃果「それ一緒だよね?」
凛「うん」 絵里「……はあ」
穂乃果「デカイため息だなぁ」
凛「幸せ逃げるよ?」
絵里「私を幸せにしたいなら素直に勉強しなさい」
穂乃果「それは新手のプロポーズ?まあ…やばさかじゃないね」
絵里「大事なプロポーズをあなた達なんかに相手に使わないわよ」
にこ「なんかってなによ」
穂乃果「そうだー」 凛「勉強がもっと楽しければやる気出るんだけどな〜」
穂乃果「つまんないもんね勉強って」
凛「うん」
ほのりん「あははは」
絵里「楽しそうじゃない」
にこ「確かに」
絵里「皆んな嫌でも勉強してるのよ」
穂乃果「絵里ちゃんも嫌なの?」
絵里「そりゃあ私だって出来る事なら何も考えずにあなた達みたいに遊んでたいわよ」
穂乃果「失礼だな〜」
凛「真姫ちゃんは勉強嫌じゃないって言ってたよ」
穂乃果「え?そうなの?変わってるね」
にこ「変人よ変人」
絵里「変人はあなた達よ」 穂乃果「私…違うよ。変人ではないよ。自信がある」
にこ「自覚がないのね。可哀想に」
穂乃果「にこちゃんに言われたかないよ。変なことばっかりするし」
にこ「それはあんたも一緒でしょ!!!」
絵里「なんて見苦しい…」
凛「ね〜」
にこ「てか!あんたはなんでそっち側に居るのよ」
凛「なんでって言われても。そもそも凛は穂乃果ちゃんもにこちゃんも変人だと思わないけど」
穂乃果「だよね!」
にこ「当たり前じゃない」 凛「変人って例えば鼻で笛を吹きながら半裸で逆立ちしてる様な人だよ?」
にこ「いや…確かにそれは変人だけども」
穂乃果「例えがぶっ飛び過ぎだよ…凛ちゃん…」
絵里「変人の域を超えてる様に思えるけど…」 穂乃果「変人って…なりたくてもなれるもんじゃないね」
にこ「そうね…なんの話をしてたんだっけ?」
絵里「勉強でしょ?」
にこ「…覚えたか」
絵里「当たり前」
穂乃果「でもなぁ…もうやる気出ないなぁ。そもそも部屋が散らかってるのがダメなんだよなぁ私」
にこ「散らかってるのダメな割には本の並びバラバラだったけど」
穂乃果「うん。それは大丈夫なんだよ」
絵里「部屋も散らかってる様に見えるけど」
穂乃果「それも大丈夫なの」
絵里「じゃあ散らかってるの大丈夫じゃない」 穂乃果「散らかってると気が散るの。ボーッとしてる分には大丈夫なんだけどいざ勉強ってなると気になるの。ほんと困るよね」
絵里「そうね困ったものね。穂乃果には」
穂乃果「と言う事で掃除始めて良い?勉強はそれからで」
絵里「いい加減にしないと怒るわよ?」
穂乃果「それもう怒ってる人のセリフだよぉ」
凛「そうだよね!怒るよって言う人ってもう既に怒ってるよね!」
穂乃果「いや…別に共感を得たい訳ではなくてね」 絵里「もしかしてだけど…あなた達は重要な事に気が付いてないのかしら?」
にこ「重要な事ってなによ?」
凛「だいたい重要な事には気が付いて来たよ」
穂乃果「確かに。凛ちゃんって結構一人だけ気がついたりする時あるよね」
絵里「じゃあ凛は分かってるのかな?このままだとあなた達は」
穂乃果「な、なに?」
絵里「留年するわよ」
穂乃果「留…」
にこ「年…?」 穂乃果「…流石に」
にこ「ねえ?」
絵里「いや本当に。だって赤点あるんでしょ?留年よ。海未とことりが先輩よ?」
穂乃果「え…」
絵里「卒業出来なくてずっと高校生よ?みんながスーツ着てる時もブレザー着てるのよ?」
穂乃果「それは嫌だ…」
にこ「嫌過ぎる…」 ことにこうみ ほのまきぱな りんゆきありの同学年は見てみたい気持ちもある (↑書き損じ失礼)
へんだな
同学年になっても変わりないような気がするぞ 絵里「嫌でしょ?」
穂乃果「けど、それはそれで少し楽しそうだと思ってる自分がいる」
絵里「じゃあもう救えないわ」
にこ「私は違うわよ。死んでも嫌だからね」
凛「死を選ぶんだ…」
にこ「だから勉強するわよ」 穂乃果「するんだ…勉強」
にこ「だって20歳超えてまで学生やりたくないもん」
凛「20歳超えても制服を着るのがアイドルじゃないの?」
にこ「それは…確かに…」
穂乃果「凛ちゃん鋭いなぁ」
絵里「納得しないの…もう…」 亜里沙「………結局勉強してないよ」
雪穂「騒がしかったもんね」
亜里沙「お姉ちゃんが来たからかな」
雪穂「いや…絵里さんのせいじゃないと思うけど。お姉ちゃんに学年が追いつかなければいいけど。私達はそうならない様にちゃんと勉強しよう」
亜里沙「うん」
雪穂「身近に反面教師が居るって言うのも恵まれてるのかもね」
亜里沙「ねえ雪穂!この漫画って…」
雪穂「あ〜それね」 >凛「20歳超えても制服を着るのがアイドルじゃないの?」
こんな風に急に核心めいたことを言う凛ちゃん好き
最後まで楽しませてもらった乙 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています