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侑「…あの場では聞かなかったけど、璃奈ちゃんはどう?」

璃奈「…私も、今も混乱してる。でも、色々考えて、現状を分析できた」

璃奈「璃奈ちゃんボード『ぽこーんと閃いた』」

璃奈「仮に、今まで私たちが歩んできた出来事を「Sルート」とする」

璃奈「……………Sルート?」

侑「璃奈ちゃん?」

璃奈「…大丈夫。続けるね」

璃奈「アニメ化フラグで起こる出来事を「Aルート」とする」

侑「璃奈ちゃん…Aルートってなに?」

璃奈「…」

侑「…それで、SルートとAルートがなんだっけ?」

璃奈「アニメ化フラグを強制的に建てたことで、世界がAルートに切り替わった」

璃奈「その影響で、Aルートのこれまでの出来事が、私たちの頭の中で"あったことになった"」

璃奈「つまり、Aルートの記憶も頭の中に存在しているということ」

璃奈「……………???」

璃奈「記憶が切り替わるタイミングははっきりしない。………………だから、あんな支離滅裂な会話になった」

璃奈「……………?????」