0037名無しで叶える物語(もんじゃ)
2021/01/14(木) 00:29:37.66ID:rVLRrhT1栞子「それがあなたのお好みなのですね…♡では…」
栞子ちゃんはいやらしく笑って、私に顔を近づけた。
甘い香りの吐息がくすぐったい。
私を品定めするような目線に、思わず目をそらしてしまう。
栞子「目を逸らさないでください…♡私を見て…?」
栞子ちゃんの右手が、私の頬を撫でる。
いざとなると、気恥ずかしさで顔なんて見れたものじゃない。
栞子「…どうして、見てくれないんですか…?」
少し、声のトーンが下がる。
そんなこと言われたって…
あなた「ひゃっ…!?」
栞子「…♡」
栞子ちゃんの左手が、私の太ももに触れた。
・・・・・・
なんだか、とてもくすぐったい触り方だ。
つい、声が漏れてしまった。
ちらりと、視線を栞子ちゃんの顔にやる。
栞子「やっと、私の顔を見てくれましたね…♡」
栞子ちゃんは、妖しく微笑んだ。
見たことのないその笑顔に戸惑いつつも、胸は高鳴るばかり。