ピッ

彼方「………………」

遥「………………」

彼方「ご、ごめん遥ちゃん。話の途中だったのに」

遥「う、ううん。大丈夫だよ」ガタッ

遥「わ、私お風呂入ってくるね! ごめんなさい……ご飯は先に、食べてて」ダッ

彼方「ちょ、は……遥ちゃん!」

タッタッタッタ

彼方「………………」


遥『……ッ、っ……っ!!』ポロポロ


彼方「………………」

彼方(遥ちゃん、すごく泣いてた)

彼方(私の発言で、遥ちゃん泣かせちゃった)

彼方(大切な、大切な妹を泣かせた)

彼方「私……馬鹿だ」

彼方(遥ちゃんとしずくちゃんが仲良くしてるの見てモヤモヤしちゃったって言った後にさ)

彼方「……遥ちゃんの前で、しずくちゃんを恋愛感情で好きって言ったんだ」

彼方「そんなの……遥ちゃんに嫉妬してたって言っているのと、同じじゃんか」

彼方「私の……馬鹿……」

彼方「遥ちゃん……ごめんね」


遥『勘違いなんじゃないの?』


彼方「………………」

彼方「……しずくちゃん……」