遥「お姉ちゃん」

彼方「んー?」

遥「お姉ちゃん、私の事好き?」

彼方「そんなの当然、大好きだよ〜!!」

彼方(あ、あれ……彼方ちゃんの質問は……?)

遥「じゃあさ、ちょっと思い浮かべてほしいことがあるんだ。想像力をフルで活かして」

彼方「う、うん」

遥「場所は夕暮れの放課後。周りには誰もいません。お姉ちゃんと私の二人っきりです。教室の隅っこで、二人は見つめ合います」

遥「どんな気持ちになる?」

彼方「うーん、うーん……」

彼方(夕暮れの放課後……遥ちゃんと二人きり……)

彼方「うーん、今日も遥ちゃんは可愛いなぁ〜って思うかなぁ。癒される気持ちになると思う」

遥「そっか」

遥「じゃあさ」

遥「────相手を私なんかじゃなくて、しずくさんで思い浮かべてみてよ」

遥「どんな気持ちになる?」

彼方「……え?」