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しずく(色々な事をして、遊んで、時間はあっという間に過ぎていった)

しずく(もうすぐ夕日が沈み、夜になる)

しずく(暗くなるのが少しずつ早くなってきて、夏の終わりを感じさせる)

しずく(そんな雰囲気が私はちょっと好き)

遥「いやぁ、ははは……疲れましたねー」

しずく「ですねー」

しずく「けど、充実した時間でした」

遥「はい! 私もです」

しずく「ふふっ」ニコッ

遥「えへへ〜」ニッコリ

遥「…………あぁ〜、楽しかった」

しずく「私もですよ、遥さん」

遥「しずくさん、今日は本当にありがとうございました」

遥「今日、改めてしずくさんの人柄が分かりました」

遥「……本当に、よく分かりました」

遥「美人で可愛くって、気が利いて、真面目でお堅い人なのかなぁ〜って印象があるのに、よく笑うしちょっとお茶目な一面もある」

遥「……理想のヒロインって感じです」ニコッ

しずく「遥さん……」

しずく「私は、そんな絶賛される様な人間じゃないですよ」

遥「ううん。そんなことないです。凄い人……だよ」

しずく「………………」

遥「しずくさん」

遥「最後に、一緒に行ってほしい所があるんです」

遥「お時間、いいですか?」