彼方「いいよ」

彼方「私から持ち掛けた条件なんだから……いいに決まってる」

果林ちゃんはおかしいって言う

狂ってるって、私に言ったわけじゃないだろうけど……呟く

でも、そうしないとダメなんだから仕方がないよね

そうしないと、遥ちゃんと一緒にいられないんだから

そうじゃないと……遥ちゃんは壊れていっちゃうんだから。

果林「彼方……」

彼方「なぁに?」

果林「………」

果林「……っ……」

果林「……ごめんなさい」

彼方「良いよ別に……邪魔さえしなければ、それでいいから」

果林ちゃんは何かを言いかけたけど、言わなかった

うん。

それでいいんだよ……言ったって、無駄なんだから。

歯ぎしりみたいなのが聞こえたけど、気のせいだってことにしておく。