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流石に、遥ちゃんに授業全てを手伝って貰うことはできないから、

校門前で果林ちゃんと待ち合わせ。

私を見るや否や、果林ちゃんは唖然として。

果林「……大丈夫なの?」

彼方「なんとか、左手で書いてみるよ〜」

彼方「ダメそうだったら、あとでノートを借りてもいいかな?」

遥「………」

遥ちゃんに目を向けると

遥ちゃんは何も言わなかったけれど、頷く

これは多分、良いよってことだろう

果林「……」

果林「そう……」

果林「無理は、しないで欲しいのだけど……本当に授業受けるの?」

彼方「そうしないと、特待生取り消されちゃうからねぇ……」