遥「お姉ちゃんと一緒に居たい」

遥「このまま、私とお姉ちゃんで……一緒に居たいのっ」

遥「死んじゃったら終わっちゃう」

遥「終わっちゃうよ……」

遥ちゃんは泣き出しちゃって

死なせたくないって……首を横に振る

遥ちゃんにとっても、死んじゃうのは終わりと同じ。

でも、このままだと辛くて苦しい夢のせいで

いつか不眠症になっちゃうだろうし、早死にすると思う

彼方「……心中はしたくないんだよね?」

遥「したくない……」

彼方「でも、私がみんなと一緒にいたりするのは嫌なんだよね?」

遥「やだ……」

彼方「……一緒にいるのが駄目ってなると、彼方ちゃん何もできなくなっちゃうから」

彼方「譲歩して欲しいな〜」

遥「譲歩?」

彼方「うん」

彼方「例えば〜……スマホ。やり取りは必ず遥ちゃんに見せる」

彼方「GPSをONにして、常にどこにいるか分かるようにしておく」

彼方「定時連絡を必ずする……みたいな」

彼方「その合間の時間で、私が他の誰かに身体を許すかもしれないって思うなら」

彼方「貞操帯……だったかな……それをつけておく。とか」