遥ちゃんは、私が愛ちゃんのお店のアルバイトを始める夢を見たらしい

アルバイトに始まり、愛ちゃんからの熱烈なオファーを受けた私は、

自分の資格や、力が活かせるならと……愛ちゃんのもんじゃ焼き屋さん専属の調理師となって、

そして。

別に付き合ったりはしなかった

付き合ってないのだから結婚だってしてなかった

だけど、その関係はただの友人ではなくて

でも、家族でもなくて。

遥ちゃんにとっては……自分以上にも強い繋がりに見えちゃって……。

遥「お姉ちゃん、私なんてどうでもよくなっちゃったんだって……」

彼方「え〜……私、そんなこと絶対に言わないと思うんだけどなぁ……」

この私にはその自信があっても

しずくちゃんと心中したり、ほかの子達と付き合っていく私がいたというのなら

絶対だなんて確証を持たせてあげることは出来ない。

それこそ、私のこの手足が無くならない限り。