おっとりした声
「ルビィ、ちゃん?」

 しかし、そこに。
 さらなる想定外の出来事が待ち受けていた。

ルビィ「は、花丸ちゃん?」

花丸「どういう事、ルビィちゃん? オラ、分からない事だらけずら」

 図書委員の花丸が現れたのだ。

花丸「ごめんなさい。三人の姿が見えたから付いてきたんです。ルビィちゃん、昼に貴女のこと、じっと見てたのが気になって」

梨子「そんな、いくら友達の為でも危険よ!」

花丸「でも! 最近のルビィちゃん、いつも何かに怯えてるみたいで……オラの事も避けてるみたいで」

ルビィ「そ、それは……それは!」

 花丸の登場に、今度はルビィが動揺している。