曜『夜凪に消え行く』
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泣き腫らした目が見えた。
曜「そんな…嘘だ…」
志満「曜ちゃん…」
志満「嘘じゃないの…嘘なんかじゃないの…」
曜「…っ!」
志満「曜ちゃんっ!」 曜「嘘だ、嘘だ、嫌だ、嫌だよ千歌ちゃん」
曜「…っ、ぁ、はぁはぁ…」
曜「もう、どうにもならないの?」
曜「千歌ちゃんがいなくなる?」
曜「分からない、どういうこと?」
曜「…っ、ぅっ、っぁ…」
曜「…ぅ…オエッ…、嫌だ、怖いよ、千歌ちゃん」
志満「曜ちゃん!曜ちゃん?」
志満「送っていくから、今日はゆっくり休んで、ね?」
曜「志満さん…」 それからはあまり覚えてない。
ママが志満さんにたくさん頭を下げていたことだけ覚えてる。
曜「きっと眠れば、朝がこれば、いつもの笑顔で、いつもの道で、おはようって、今日も頑張ろうって」
曜「そう言ってくれる…そのはず…」
曜「ほら、このコルクボードだって、まだまだ写真を飾れるよ?」
曜「まだ、終わりじゃない、そんなのありえない」
曜「そうだよね、千歌ちゃん」
曜「さよなら、嘘の世界」
曜「そして、おはよう、千歌ちゃん」 曜「ふぁ、やば、もうこんな時間!遅れちゃう!」
曜「千歌ちゃんからAqoursグループに連絡?」
曜「大事な話がある?」
曜「新しいグループの話かな?」
曜「ユニットだって再編しなきゃいけないかもしれないし」
曜「いってきまーす!」 曜「千歌ちゃん!梨子ちゃん!おはよーそろー!」
千歌「え?あ、曜ちゃんおはよ」ニコ
曜「あ・・・」
千歌ちゃんはいつもの太陽みたいな笑顔じゃなくって。
あんなに弱い笑顔は見たことがなかった。
だから、だからやっぱりホントなんだって、嘘なんかじゃないって、突きつけられた。 梨子ちゃんのあんな顔も見たことなかったな。
ちゃんと謝らないと…。
その後は、やっぱり3人とも黙ってて、気が付けばみんなが待つ部室の前で。
それからすぐに、千歌ちゃんから…真実が告げられた。
千歌「ごめんね、曜ちゃん梨子ちゃん送ってもらって、でも、今日はもう」
曜「うん、大丈夫」
千歌「今日は前まで志満ねぇ来てくれてるから」
梨子「分かった、そこまで送っていくね?」
千歌「大丈夫なのに」
梨子「いいから、曜ちゃんごめん、ここお願いしてもいい?」
曜「うん、梨子ちゃんお願い…」
梨子「ありがとう」 曜「大丈夫?なにが、大丈夫なんだろう」ボソ
曜「分からない、分からないよ、千歌ちゃん」
ダイヤ「…いつまでもっ…泣いてばかりいられませんわ!」
ダイヤ「皆さん、しっかりなさい!」
ダイヤ「今、一番辛い人を差し置いて…」
果南「私達にもできることを探そうよ」 鞠莉「そうよ!可能性はゼロじゃない!」
善子「そうね、千歌のいないAqoursなんて考えられないわ」
花丸「うん!千歌ちゃんとずっと一緒にいたいもんね!」
ルビィ「まずは千歌ちゃんを信じよう!」
ルビィ「千歌ちゃんは負けないって、また、輝けるって」
ルビィ「だよね!曜ちゃん!…あれ?曜ちゃんは?」 曜「みんな…強いなぁ」
曜「私は、強くなれるのかな?」
曜「海、見てたら落ち着いて考えられるかな?」
曜「…落ち着かない」
曜「海って、こんなにうるさかったっけ?」 曜「いつだって千歌ちゃんと一緒で…波の音なんて聞こえないくらい…」
曜「Aqoursを始めてからもみんなで笑って、何年経っても一緒に笑ってられるって」
曜「私はずっと千歌ちゃんのそばにいられると思ってた」
曜「波の音がこんなにもうるさいなんて気が付かなかった」
曜「うるさい…うるさいなぁ、夜になれば静かになるのかな」 曜「変わらない」
曜「夜になっても…波の音も、押し寄せる現実も、弱い私も」
曜「どこに行くの?千歌ちゃん」
曜「私をそばに居させてよ」
曜「ううん、こんな弱い私、千歌ちゃんのそばに居させてもらえないよね」
曜「うるさい…うるさいうるさいうるさい!」
曜「こんな音聞きたくない!消えちゃえ!」 曜「あ、そっか」
曜「消しちゃえばいいんだ」
曜「千歌ちゃんの隣にいるために」
曜「今までと変わらずに、これからを過ごすために」
曜「ほら、これは私の弱い心」
曜「さようなら」ポチャ
曜「うん、静かになった」
曜「私の弱さが消えて行く」 曜「ワンツー・ワンツー」
曜「うん、みんなバッチリだよ!」
千歌「疲れたぁ!」
曜「ふふ、ほら水!無理しちゃダメだからね?」
千歌「うん!ありがとう!」
曜「どういたしまして!」
千歌「ねぇ、曜ちゃん?」
曜「ん?どうしたの?」
千歌「ううん、やっぱりなんでもない…」
曜「そっか」 曜「ヨーシコーもうへばったのー?」
善子「まさか、これぐらいでは…てかヨハネ!」
千歌「ねぇ梨子ちゃん、曜ちゃんなにか変かな?」
梨子「曜ちゃん?いつも通りだと思うけど」
千歌「だよね、んー、なんて言うんだろ」
梨子「違和感?」
千歌「そうそれ!なんだろモヤモヤする…」
梨子「ふふ、千歌ちゃんらしくない」
梨子「直接聞いてみればいいんじゃない?」
千歌「うん、そっか、そうだよね!」 千歌「よーちゃーん!」
曜「わ、千歌ちゃんどうしたの?」
千歌「ね、今日お泊まり会しよう?」
曜「急だね」
千歌「ダメかな?今日じゃなくても明日でも明後日でも!」
曜「ん、ごめんね?ちょっと夜にふらふらしてたから、ママに絶対に帰ってくるように言われててさ」
千歌「そっかぁ…あ、じゃあ曜ちゃんのお家は?」 曜「んー、でも、志満さんとか美渡さんとか心配させちゃうでしょ?」
曜「すぐに制限解けると思うから、それまで我慢、ね?」
千歌「はぁーい…」
曜「さ、練習再開しよう?」
千歌「そうだった!みんな続きだよー!」
千歌「よーし!ルビィちゃん花丸ちゃんスタンダップ!」
曜「ごめんね千歌ちゃん」ボソ
千歌「曜ちゃん何か言った?」
曜「ううん、何でも」ニコ 曜「断っておいて、また夜に出かけてるの、千歌ちゃんにバレたら怒られるかな?」
曜「千歌ちゃん…」
曜「ダメだ、まだ足りない…」
曜「まだ…消えない…」
曜「もっと、もっと深く…重く沈めないと」
曜「昨日よりももっと大きな…これなら」ポチャ
曜「うん、波が収まる…音が消えていく…」
曜「夜凪が心地いい」 千歌「曜ちゃんおはよー!」
曜「うん、おはよう」
千歌「曜ちゃん元気ない?」
曜「ううん、そんなことないよ」
千歌「なら、いいけど…」
千歌「梨子ちゃん今日は日直で早く行かなきゃいけないんだって」
曜「そうなんだ、大変だね」 梨子「千歌ちゃん、曜ちゃんおはよう」
曜「梨子ちゃん、おはよーそろー!」
千歌「え?」
梨子「千歌ちゃんどうしたの?まだ眠たいとか言わないでよ?」
千歌「ううん、そんなこと…ない、と思う」
梨子「ん?」
千歌「ごめん、後でちょっと…」
梨子「分かった」 梨子「体調が治ってきたとかじゃ…ないんだよね?」
千歌「うん…何だか、私を見てくれていないみたい…」
千歌「私、曜ちゃんに嫌われるようなことしちゃったかな?」
梨子「そんなことないと思うけど…」
梨子「私も曜ちゃんのことよく見ておくから」
千歌「うん、ありがとう、梨子ちゃん」 曜「心地いい…もっと…もっと…」
曜「波を消すために…」
曜「千歌ちゃん…あの子の象徴を…」
曜「みかん…これだけじゃ浮いちゃうよね?」
曜「沈ませないと、深く深く…」 千歌「あれ?曜ちゃん先行っちゃったのかな?」
梨子「曜ちゃんが寝坊…ってこともないだろうから、何か用事でもあったのかしら?」
千歌「むぅ…一言くらいあってもいいじゃん…」
千歌「曜ちゃんどうしちゃったんだろう…」
梨子「今日学校で聞いてみよう?」
梨子「私達にはいつも通りだけど…さすがに千歌ちゃんに対する態度がおかしいし…」
千歌「そうだね…」 千歌「あ、曜ちゃんいるじゃん!曜ちゃんおはよう!」
曜「高海さん?おはよう」
千歌「え?」
千歌「曜ちゃん…?」
梨子「ちょっと曜ちゃんいい加減にっ…」
曜「…いっ、ぁ…頭…いたい…ごめ、梨子ちゃん、体調が悪いから保健室行ってくる」
梨子「ちょっと待ちなさいっ!…千歌ちゃん?」
千歌「私、やっぱり嫌われちゃったのかな…」
梨子「そんなこと…やっぱり曜ちゃん、何かおかしい…」
梨子「後でお見舞いに行って、みっちり問い詰めてやりましょう?」
千歌「うん…」 千歌「失礼します…」
千歌「曜ちゃん?いる?」
梨子「先生?曜ちゃん来ませんでした?」
千歌「え?来てないの…?」
千歌「梨子ちゃん、ごめん!私ちょっと探してくる!」
千歌「今行かないと!曜ちゃんが大変なことになりそうな気がするの!」
梨子「うん!私も月ちゃん達に知ってることないか聞いてくる!」 千歌「…出ない、もしもし曜ちゃん!」
千歌「今どこにいるの?これ聞いたら絶対電話してね!」
千歌「曜ちゃんのお家…ここにいればいいんだけど…」
千歌「誰も…いない…」
千歌「曜ちゃん…どこ…?」
千歌「ここも…ここにも…」
千歌「はぁ…はぁ…っ!」
千歌「こんなときに…曜ちゃん…」 志満「千歌ちゃん!?」
千歌「志満…ねぇ…」
志満「何してるの?学校は…とにかく一度帰ろう?」
千歌「待って…曜ちゃんが…」
志満「曜ちゃん?」
千歌「曜ちゃんが…いなくなっちゃった…」
志満「…とにかく一度帰らないと…千歌ちゃんもこのままだと倒れちゃう」
千歌「でも…」
志満「一度落ち着いて…それからもう一度考えよう?曜ちゃんの居場所」
千歌「うん…」 千歌「曜ちゃんの行きそうな場所…」
千歌「原因は私…だよね」
千歌「私と曜ちゃん…あそこかもっ!」
千歌「ごめん、志満ねぇ行ってくる!」
千歌「もうこんなに暗くなっちゃってる…」
千歌「夜になる前に行かなくちゃ…」 千歌「電話…?」
梨子「もしもし?千歌ちゃん?」
千歌「梨子ちゃん?」
梨子「もうっ!千歌ちゃんまで電話に出てくれないんじゃ意味ないじゃない!」
千歌「ごめんごめん、ちょっとクラッときちゃって…」
梨子「大丈夫なの?」
千歌「うん、もう平気!たまたま志満ねぇと会えたから」
梨子「曜ちゃんもだけど…千歌ちゃんも自分の身体には気をつけてね?」
梨子「私にとっては…二人とも欠かせない大切な人なんだから…」
千歌「うん…ありがとう」 梨子「で、曜ちゃんなんだけど…最近夜に内浦の方に歩いてたのを見たって子がいたの!」
千歌「うん、今向かってる!」
千歌「きっと、きっと!あそこに…」
梨子「私、みんなと待ってるから」
梨子「必ず二人で帰ってきてね?」
梨子「曜ちゃんには怒ってあげないといけないから…」
千歌「うん、必ず!」
千歌「いた」 曜「っ…眩しい…」
曜「早く夜にならないかなぁ…」
曜「砂浜に座ってるのも暑い季節になってきたなぁ」
曜「梨子ちゃん怒ってたな」
曜「千歌ちゃん、傷ついてたなぁ」
曜「ダメだ、また弱い私が…」
曜「波が…うるさい…」
曜「でも、まだ…まだ、我慢…」
曜「夜に…夜になれば…」 曜「うん、暗くなってきた…」
曜「今日はいつもよりずっとうるさいなぁ」
曜「なんでだろ」
曜「千歌ちゃんのあんな顔見ちゃったからかな…」
曜「まだ、まだまだ足りない…うるさい」
曜「波が…収まらない」
曜「もっと、もっと…」フラ
曜「うん…そっか…」
曜「まだ…冷たい…だけど、静かになってきた…」
曜「きっとこれで、静かになるよね?」
曜「私、強くなれるよ?千歌ちゃん…」 千歌「曜ちゃん!」
千歌「何してるの!!」
曜「千歌っ…高海さん?」
曜「どうしたの?」
千歌「とにかく!上がって!早く!」
曜「いたっ…」
千歌「曜ちゃん!!」
曜「なに」
千歌「ちゃんとこっちを見て!」
曜「見てるじゃん」
千歌「違う、私を見て!」 千歌「曜ちゃん、ずっと私を見てくれてないよね」
曜「そんなこと…」
千歌「ある!私の声も届かない?」
曜「聞こえてるよ、ちゃんと、こんなに静かなのに…」
千歌「そういう意味じゃ…静か?」
曜「うん、今日は月明かりもない夜…波の立たない静かな夜」
千歌「なに、言ってるの?」
千歌「波の音聞こえない?」
曜「なに言ってるの?波なんかたってないよ?」
曜「だって、私強くなれてるから」 千歌「曜ちゃん…何言って…」
曜「ごめんね、今日」
曜「私、まだ弱かったから」
曜「でも、もう強くなれたよ?」
曜「これで、もう迷わないよ」
曜「さ、千歌ちゃん、遅くなってきたし帰ろうか?」
千歌「…うそつき」
曜「なんのこと?」
千歌「曜ちゃんのうそつき!」
曜「だから…なにが」 千歌「自分の気持ちに嘘ついてる!夜にだって出かけてる!弱い自分を強いと思ってる!」
千歌「曜ちゃんが苦しいだけじゃん!」
曜「なに…言って…」
千歌「でも…曜ちゃんを傷つけちゃったのは…きっと私…なんだよね?」
曜「違う」
千歌「私が倒れちゃったあの日からだよね」
曜「ちがう、ちがうよ」
千歌「ごめんね、私、自分のことばっかり考えてたから」
曜「ちがうちがうちがう!そうじゃない!私が弱いから!」 曜「だから、強くなるために…」
曜「そのために、自分を消した」
曜「千歌ちゃんが大好きな自分を、ずっと一緒にいたい気持ちも、楽しかった思い出も」
曜「全部、全部見えない、聞こえない」
曜「でも、千歌ちゃんを見ると、会うと、消したはずの自分が戻ってくる」
曜「波の音がうるさく感じる」
曜「だから、また自分を消すの」
曜「強い自分になるために、未来を恐れない自分になるために」
千歌「そっか」 千歌「ね、曜ちゃん」
千歌「曜ちゃんは私のこと信じてくれる?」
曜「…」
千歌「果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、みんな私のこと信じてくれてるんだって」
曜「知ってるよ」
千歌「それに、梨子ちゃんも」
曜「それも知ってる」
千歌「ねぇ曜ちゃん」
千歌「曜ちゃんはどうかな?私のこと信じてくれる?」
曜「…そんなの…信じてるに決まってる…」
千歌「ふふ…知ってる」
千歌「曜ちゃんは私のこと信じてくれてる、きっと誰よりも」
千歌「だから余計に未来が怖いんでしょ?」
曜「…」 千歌「私はね、自分がわがままに生きてると思ってた」
千歌「でも、みんながもっとわがまま言ってくるの」
千歌「だから、私ももっとわがまま言っていいのかなって」
千歌「最近そう思うようになってきた」
千歌「だから、ラブライブでルビィちゃん達に勝ちたいし、ラブライブで6人で果南ちゃん達に最高のライブを見せたい」
千歌「ルビィちゃん達が夏は勝負です!とか果南ちゃん達が春しか観にこないって言い出した時はなんて意地悪なんだ!なんて思ったけど」
千歌「とにかく!私は最高に楽しみたい!後悔もたくさんしたい!その後もっともっと成長して幸せだねって笑いたい!」
千歌「でも、そこには曜ちゃんもいなきゃダメなの!取り返しのつかない後悔なんてしたくない!」 千歌「それはこの1年だけじゃない!その先もずっと!」
千歌「ずっとそばにいてほしい!」
曜「千歌ちゃん…」
曜「私は…」
千歌「私はみんながいてくれて幸せだけど!曜ちゃんがそばにいてくれないと!」
千歌「曜ちゃんがいつもみたいに笑っててくれてないと…」
千歌「だけど、曜ちゃんがそばにいてくれたらなんだってできる!」
千歌「こんな月明かりもない夜だって、激しい波の海だって、こわくない!なんだって乗り越える!」
千歌「曜ちゃんがそばにいてくれたら、私、泣かないよ!」 曜「私は…私を許してくれるの?」
千歌「許す?なにを?」
曜「だって、私…千歌ちゃんに嘘ついて…ひどいことも…」
千歌「そうだね…うそつきは泥棒の始まりっていうもんね」
千歌「曜ちゃんも危うくどろぼうさんになるところだったね」
千歌「私の大切な曜ちゃんを奪い去っていくところだったから」
千歌「それだけは許せないかな」
千歌「だから!ずっと私のそばにいること!それで許したげる!」
曜「千歌ちゃん…ありがとう」 千歌「さ、部室戻らなきゃ!梨子ちゃんが待ってる!」
曜「え?もうこんな時間だよ?」
千歌「だから急がなきゃ!」
曜「そうだね、千歌ちゃん競争!」
曜「よーいどん!」
千歌「あ、曜ちゃんずるい!」
曜(バイバイ、弱い自分…夜凪に消えていく…)
曜(うん、波の音が心地いい) 曜「ごめんなさい!」
梨子「…」
曜「ぅ…梨子ちゃん…?」
梨子「まだ頭上げていいなんて言ってないわよ?」
千歌「梨子ちゃん?曜ちゃんも謝ってることだしさ…」
善子「そうよ…曜も悪気があったわけじゃ…」
梨子「貴女達は黙ってなさい!」
花丸「梨子ちゃんが怖いずらぁ…」
ルビィ「うゅゅゅ…」 梨子「まぁ、いいわ、曜ちゃん顔を上げて?」
曜「うん…」
梨子「いい?私はまだ曜ちゃんを許してないわ」
梨子「曜ちゃんのしようとしたことは許されないことよ」
梨子「私が、私だけじゃない、みんなだって曜ちゃんのことは大好きなの!」
梨子「気づけなかった私達も悪いけど、曜ちゃんも私を…私達を頼って欲しかったな」
曜「梨子ちゃん…ごめっ
梨子「でも!こうやって曜ちゃんが無事に帰ってきてくれたから!」
梨子「今回は許してあげる」 梨子「おかえり、曜ちゃん」ギュ
曜「ぅ…梨子ちゃん…ごめっ…ひぐっ…ありがとう、みんな」ギュ
梨子「わ、曜ちゃん、泣きすぎ」
曜「だってぇ…」
善子「ほんとだわ、ほら、タオル」
花丸「善子ちゃんだって泣いてるずら」
ルビィ「ぅぅ…ぐすっ…花丸ちゃんもだよ?」
千歌「あはは、みんな変な顔!」 コンコン
千歌「はーい」
千歌「月ちゃん!」
月「さ、そろそろみんな帰ろうか?」
月「あまり遅くなりすぎると、親御さんが心配しちゃうからね」
千歌「そうだね!みんな急いで帰ろう!」
梨子「月ちゃん、色々ありがとう、ごめんねこんな時間まで」
月「気にしないで、僕も曜ちゃんのことは心配だからね」
曜「月ちゃんもごめん、心配かけちゃって」
月「ううん、僕は曜ちゃんとAqoursを信じてたからね」
月「思ったより曜ちゃんが意地っ張りだったけど」
月「だけど、僕も曜ちゃんの家族だよ?いつだってお話はできるからね?」
曜「うん!ありがとう!」 曜「千歌ちゃん!」
千歌「ん?」
曜「改めてありがとう」
曜「私、千歌ちゃんを信じてる」
曜「それと、私もわがままに生きることにした」
曜「叶えたい夢がたくさんあるけど、私全部を追い続けるよ」
曜「でも、一番はそれを千歌ちゃんにそばで見ていてほしいってことかな」
曜「ね、千歌ちゃん」
曜「私はいつだって千歌ちゃんのそばにいる」
曜「だから、千歌ちゃんも私のそばに来てね」
曜「私、千歌ちゃんのこと大好きだから!」 おしまい!
思ってたよりだいぶネガティブになってしまいました。
書きたくなったときに、最後千歌ちゃん編も書きたいなと思います。
過去分も見て頂けると喜びます。
ついったーにまとめてます。
@fffssyou こう言う曜が逃げるか引きこもって、その他(主に千歌)が連れ戻す流れが目に付くのだけど…
曜にはそう言う感じがあるのかな。
というか、他のメンバーでこの流れが思い付かない。
コレがドーテイ臭さ? いい話だ
支えてくれるみんながいてよかったね曜ちゃん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています