侑「ちゃんと作ったんです……ぐすっ……」

侑「信じて……ください……っ」


ガチャ…


せつ菜「生徒会の仕事で遅れてすみませんでした!」

せつ菜「たしか今日、私たちの新曲が完成する日でしたよね!! ずっと楽しみにしてたんです!! 早く聴かせてください!!」
ウキウキ


侑「……」


せつ菜「??」

果林「ほら、せつ菜だってこんなに心待ちにしてたんだから。どうしてくれるのかしら?」

せつ菜「え? まだ曲できてないんですか!?」

かすみ「そうなんですよ、せつ菜先輩。この人、みんなを騙したんですよ。許せませんよね!」

せつ菜「はい! 騙すのはよくないですよ! ホントに!」

侑「……っ、曲は完成してるんですっ、きっと家に忘れてきただけで」

果林「はぁ、またそんな嘘を」

愛「ちょい見苦しいよー」

侑「ぅ……うぅ、ぐすっ……」

彼方「うざ…」


歩夢「こういうのはどうかな?」


歩夢「本当に家に忘れてきただけなのか、何人かついていって確認してみようよ」

侑「え…」

歩夢「家にあるはずだもんね? 一緒に取りに行ってあげるよ」

愛「歩夢ってばやさしー! 友達思いだねー!」

かすみ「まあそれなら逃げられることもありませんし。歩夢先輩に一票です!」

果林「そうしましょうか」