ことり「約束して遊びにいくのに、いっつも出かけちゃってたよね」
ことり「お部屋だって、読みかけのマンガとか使い終わったおもちゃとか、いつもそこそこ散らかってたもんね」
ことり「遊びにいくたびに、気づかれないようにお掃除してたから──いつの間にか、変なスキルが身に付いちゃったよ」クス
ことり サッサッ…サッサッ…
ことり「──ねえ。今はきちんと片付いてるかな。ことりなんかがいなくても、ちゃんとお部屋はきれいにしておかないとだめだよ」
ことり サッサッ……サッサッ……
ことり「ふうっ、こんなものかな!」
ことり「うん。見た目には人が入ったなんて全然わからないはずだけど、拭き掃除も磨き掃除もできた。完璧!」フフン
ことり「それじゃ家野さんに報告して次のお仕事をっと〜…」
──ことり サッサッ…サッサッ…
──ことり「…あれ?なんだろう、これ…」カサ
ことり「…………」
ことり「家野さん、お掃除終わりましたよ」
家野「ありがとうございました。それでは次ですが…」
ことり (帰ってきたら秘密のお話があるけど、うーん…どうしよっかなあ。これ…) っ小テスト カサ…