絵里「500レスボタン?」
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ーーーえっ?
…………
ええ??
え…えっと、え?なに?ここ……ええ?
!!
にこ!
にこはどこなの?!さっきまで一緒にいたわよね?!
どこに行ったの?!まさかにこがこれをーー!
ーーいや、一旦、落ち着きましょう
落ち着いてよーく考えるのよエリーチカ
そう、確か今日はにことふたりで部室まで来て、それからーーー ーーー
テクテク
にこ『ーーだから言ってやったのよ。このにこがいる限り、悪の栄えた試しなし!ってね』
絵里『さすがにこね♪』
にこ『まぁね〜♪』
にこ『ーーん?』
バタンッ!!
海未『』ハァハァ にこ『あら、海未じゃない。どうしたのよ?そんなに慌てて』
海未『いえ、なんでも…それより穂乃果を見ませんでしたか?』
にこ『穂乃果?それならさっき見たわよね?』
絵里『ええ、あっちの方に走って行ったわよ。まったく穂乃果にも困ったものよね。廊下は走っちゃいけないってあれほどーー』
海未『あ、ありがとうございます!私は急ぎますのでこれで!!』タタタッ
絵里『あ、ちょっと…!』 にこ『……行っちゃったわね。何だったのかしら』
絵里『ええ…まさか海未まで廊下を走るなんて…ラブライブの決勝戦進出を決めたからって、ちょっと弛んでるんじゃないかしら?』
にこ『そっち?』
絵里『え?』
にこ『ま、別にいいけど、今日は自主練だし。それにしてもーー』
ガチャッ
にこ『ーーどうしたのかしらね?海未のヤツ、妙に慌ててたけど…』
にこ『ん?』
にこ『なにこのボタン?』 絵里『どうかした?』
にこ『いや、なんか変なモノが……』
絵里『変なモノって?……あら、オモチャのボタン?と…何かメモがあるわね』
にこ『……』
絵里『……これ、希のものだったのね』
にこ『へ?海未のじゃなくて?』
絵里『だってこのメモ、希の字で書いてあるわよ?』
にこ『ちょっと見せて』
「押すとちょっぴり良いことがある500レスボタン!」 にこ(はい怪しい)
絵里『ちょっぴり良いこと、だって。何かしらね?』ワクワク
にこ『……さぁね』
にこ(まさか信じてんの?!このメモを?!希よ?!)
絵里『でも少し怖い気もするわね。だってあの希だもの』
にこ『あ、無条件で信じてるわけじゃないのね』
絵里『当たり前でしょう?こういういたずらだって、今まで何度もされたもの』
にこ『そーよねー、こーんなあからさまなメモ残すなんて、疑ってくれって言ってるようなもんよねー』ヒラヒラ 絵里『…あ』
にこ『なに?』
絵里『そのメモ、裏があるわ』
にこ『だから、罠だってんでしょ?』
絵里『違うの。その紙、裏にも何か書いてあるわよ』
にこ『え?』ヒラッ
「うちは信じてるよ」
にこえり『……』 にこ『…どっかで見てるんじゃないでしょうね…?』
絵里『さ、さすがにそれは…』
にこ(でも希だからなあ…)
絵里『……私、押してみようかしら?』
にこ『はあっ?!』
絵里『え?そんなに驚くこと?』
にこ『いやだって、むしろ今まさに疑いが強まったばっかりよね?』
絵里『そうね。でも…』
にこ『でも、何よ?』
絵里『私が希だったら、信じてもらえないのは悲しいかな、って』
にこ『!!』 絵里『だから、私は信じてみようと思う。希のこと』
にこ(こいつ…!)
絵里『…駄目かしら?』
にこ『…さあ?でもそういう友情もありよね、うん』
絵里『そ、そうよね!』
にこ(ま、何が起こるのか見てみたいしね)
にこ『そうそう悪いことも起こらないだろうし、さくっと押してみなさいよ』
絵里『わかったわ!』 絵里『……じゃあ、いくわね…?』
にこ『どうぞー』
にこ(電気か、あとは音くらいかな?…いちおう耳ふさいどこ)スッ
絵里『…!』ゴクリ
にこ『……』ゴクリ
絵里『』プルプル
にこ(あんだけ信じるって言いながらすっごいビビってんじゃない…)
にこ(らしいっちゃらしいけど)フフッ 絵里『……にこぉ〜…』
にこ(こっちみんな)
にこ『……希は』
絵里『えっ?』
にこ『希は、絵里なら押すって信じてるでしょうね』
「うちは信じてるよ」
絵里『!!』
絵里『すぅーっ、はぁーっ』
絵里『…押すわ』キリッ
にこ『ええ』
にこ(やっとか)ミミフサギ
絵里『……っ!』
ぽちり
ーーー ーーー
ーーそして私はあのボタンを押した
そこまではわかるけど……
絵里「それから、いったい何がどうなってこんなところにいるの…?」
目に映るものは何もない
ただただ無限にも思える空間が広がっているだけーー
絵里「!……これは、まさか……!」
はは、なぁーんだ、わかっちゃった
絵里「なるほど、ね。そういうこと」
わかってしまえばなんてことないものだわ
絵里「ーー夢ね、これは」 ーーー
ーーそして私はあのボタンを押した
そこまではわかるけど……
絵里「それから、いったい何がどうなってこんなところにいるの…?」
目に映るものは何もない
ただただ無限にも思える空間が広がっているだけーー
絵里「!……これは、まさか……!」
はは、なぁーんだ、わかっちゃった
絵里「なるほど、ね。そういうこと」
わかってしまえばなんてことないものだわ
絵里「ーー夢ね、これは」 絵里「だとしても凄いわね、これ」
絵里「こんなに意識がはっきりとしてる夢なんて…」
絵里「あ、ひょっとしてこれが明晰夢ってやつなのかしら?」
絵里「だからこんなに意識や感覚がはっきりしているのね」ウンウン
絵里「これが明晰夢…初めてだわ」
絵里「…覚えていないだけかもしれないけれど」 絵里「そうだ、いちおう確かめておこうっと」
ぎゅ〜
絵里「…ほっぺたを痛いほどつねっても全然痛くない…」
絵里「やっぱり夢なんだわ、ここ」
絵里「……」
絵里「ふふっ♪」 絵里「♪ぱられるーなー せかいに迷い込んでー
でーられーないー想像なんてー しちゃったよ
こーれーから さあどうしよう♪」クルクル
絵里「あはははは♪すごい全然疲れない♪」
絵里「ふぅ…」
絵里「…うーん、ホントにどうしようかしら。明晰夢でも何も無いとつまらなくなっちゃうわね」
絵里「何かイベントとか起こらないのかしら?」
絵里「私の夢なんだからそれくらいサービスしてくれてもいいんじゃない?」 絵里「え?」
絵里「突然空に文字が…!」
絵里「それに…ルール?って…?」 【1.500レスボタンを押した者はレスが500を越えるまでこの空間から出られない】
【500レス経過すれば自動的にボタンを押した瞬間の場面に戻され解放される】
【その際こちらでの記憶や経験は全てなくなる】 絵里「500レスボタン?」
絵里「ああ、たしか希のメモにそう書いてあったっけ」
絵里「…っていうか夢なんだから目が覚めたら元の場所だし、夢の内容なんてたいてい忘れているものじゃないかしら」
絵里「ルールと言うほどでもない、当たり前のことよね?」
絵里「…レスっていうのが何なのかよくわからないけれど…時間の単位かなにかかしら?」 【2.こちらで過ごす間その人物は食事や睡眠を必要としない】
【また痛覚もなく体がいくら傷ついてもすぐに治癒する】 絵里「ふふっ♪これは知ってたわ、さっき試したもの」ドヤァ
絵里「それに夢の中で食べたり寝たりなんて確かにしないしね」 【3.この空間は基本的に何もない空間だが、例外的に何かがおきることがある】
4.その方法は、レスを書き込む際に
・【】で囲んだ文字を空に浮かび上がらせる
・【】で囲み且つ「」で囲んだ生物以外のものを送り込む
というものである
【以上】 絵里「以上?」
絵里「つまりルールは、レス?が500になったら目が覚める。体の感覚が少し違う。例外的に何かあるかも」
絵里「の3つだけってこと?」
絵里「ひとつめのだけで充分なんじゃないかしら…?」 絵里「それにしても…例外的に何か、か…」
絵里「ひょっとして私にも何か起こせたりするのかしら?」
絵里「モノは試しに…」
絵里「チョコレート出てこーい!」
絵里「……なんてね、本当に出てきたら凄いけど」クスクス 絵里「それよりも「レス」っていうのが気になるわね」
絵里「出られない、だの解放される、だの書いてるけど、要するにこの夢が終わる迄の残り時間、と考えていいのよね?」
絵里「…どうしてカウントダウンじゃなくてカウントアップ方式なのかはわからないけれど」 >>28 【「カレールー」】
絵里「――えっ?」
絵里「ほ、本当に出てきた……?」
絵里「すごい!これ本当に私の夢なんだわ!私の願いがなんでも叶うのね!」
絵里「なんでも好き勝手に出来る……それこそ、エリーチカランドをおっ建てることも……?」 絵里「何だか夢が広がるわね♪…夢だけど」
絵里「とりあえずこのチョコレートいただこうかしら♪」
絵里「あ〜…んっ」
絵里「!?!?」
絵里「んんん〜〜〜!!?!!?!」バタバタ
絵里「なによこれ!カレーじゃない!」
絵里「え?なんで?!」
絵里「え?え?これ私の夢よね?どうしてこんなドッキリみたいな事が起こるの?!」 >>30【「海苔」】
絵里「うえ〜……っていうか痛覚はなくても味覚はあるのね……」
絵里「どうして……?」
絵里「あら?」
絵里「…いつの間にか海苔が置いてある…」
絵里「いや、食べないわよ?」
絵里「たとえもしこれが海苔の形をしたチョコレートだったとしても、もう怪しいもの」
絵里「絶対に食べないわ」
絵里「……海苔の形をしたチョコレート……?」 >>32【かしこい】
絵里「――海苔だった……」ズーン
絵里「なによ!誰かのイタズラなの?!どうしてこんな酷いことが出来るのよーー!」
絵里「あ」
絵里「「かしこい」…?」
絵里「なに、嫌み…?というか…」
絵里「!!」
絵里「ひょっとして……誰か見てるの?!」 絵里「私の夢を誰かに見られてる…?それともただの悪夢…?」
絵里「でも明晰夢で悪夢なんてあり得るのかしら?」
絵里「希がいたらこういうの詳しいのに…」 >>33【「にこの生首」】
絵里「!!!」
絵里「きゃああああああ!!!」
絵里「な、なに!本物?!」チラッ
絵里「むりむりむりむりむりむりむりむり!!」
絵里「なんでなんで?!」
絵里「やっぱり誰か見てて私に嫌がらせしてるんじゃないの?!」
絵里「だとしたらやめてちょうだい!私がなにしたっていうのよ!!」 >>35【「高輪ゲートウェイ駅」】
絵里「――え?」
絵里「……駅……?」
絵里「????」
絵里「…本で見たことある…確か、これ高輪ゲートウェイ駅…よね?」
絵里「線路も電車もないのにどうして駅だけ…?」 絵里「とりあえず、あの…アレが視界から隠れたのは良かったわ…」
絵里「にしてもこれ駅のガワだけなのね…」
絵里「人もモノもない建物って少し不気味ね」
絵里「少し冒険してみようかしら?」
絵里「いや、でも…」 物を送りたい気持ちはあるが
そのまま無に身を置いたエリチの反応も見てみたい…
5億年ボタンのように真理を追ったりするのだろうか
様子見しつつ支援 >>37【「5レスボタン」】
絵里「……またボタン?」
絵里「心なしか希のボタンより作りが稚拙な感じがするわね」
絵里「よりオモチャっぽいというか…」
絵里「押すとどうなるかわからないボタンなんてさすがに押せないわ」 絵里「……ここって結局何なのかしら…」
絵里「ひょっとして夢なんかじゃなくて、どこか違う世界に連れてこられた、とか…?」
絵里「…まさかね」
絵里「でも、だとするとあの「ルール」は理解出来るわ」
絵里「私が連れてこられたのだとしたら「出られない」や「解放」はしっくりくる表現だもの」 絵里「一度ルールをおさらいする必要がありそうね」
絵里「えっとふたつめは確か食事や睡眠、そして痛覚に関することだったわね…」
絵里「…そういえば傷も治るんだっけ?」
絵里「……試してみようかしら」
絵里「…ま、まあ怪我をするようなことなんてなさそうだしわざわざ傷なんてつける必要ないわよね、うん」 >>49
しょうがないにゃあ…
【「カカオ99%のチョコレート」】 絵里「そして最後が例外規定」
絵里「もっとも「何かがおきることがある」なんてルール、あってないようなモノだけど…」
絵里「これはさっきから出てくるモノや文字の事を指していたのね」
絵里「……どうやら出てくるモノはこちらから指定出来るわけじゃないし、脈絡もないみたいだけど…」
絵里「私の意思じゃないとしたら、誰かの意思で決められているのかしら?」
絵里「いったい誰の…?」 絵里「…こんなところかしら」
絵里「結局ほとんどわからなかったわね…」
絵里「そもそも一番重要な「レス」が何かわからないのが致命的ね」
絵里「せめて今が何レスなのか、何をすればそのカウントを増やせるのかがわかればこの状態を解決出来るのに」
絵里「…たとえここが私の夢でも、思い通りにならない夢なら覚めてもかまわない」
絵里「夢は起きてみるものだしね」 >>43【「ポトフ(にこ印)」】
絵里「…ふぅ」
絵里「無駄だと思える事をしているとなんだか少し疲れた気がするわね」
絵里「実際に疲労感はないのだけど」
絵里「こういう時に――」
絵里「!」
絵里「……美味しいものでも、って思った矢先に…」
絵里「やっぱりこの空間は私の…?」
絵里「い、いや、まだわからないわ!」
絵里「美味しそうな匂いはしてるけどさっきみたいなこともあるし、……本当に美味しそうな匂いだけど!」 絵里「……もう騙されないわよ」
絵里「どうせまたそうやって誘っておいて変な味だったりするんでしょう?」
絵里「そう何度も騙されるもんですか」
絵里「…でも本当にいい匂い…っていうかこれ、どこかで…?」
絵里「……食べたことある……?」
絵里「い、いやいや、食べないわよ?食べないけど…」
絵里「確か以前にこが作ったポトフがこんな……」
絵里「! た、食べないけどね!」 【「人間と同じ振る舞いをするほのかちゃんロボ(寿命>>200)」】 絵里「はぁ〜…あったまる……」
絵里「服が無くても暑さ寒さは特に感じないけど、やっぱりあったかいものって落ち着くわね♪」
絵里「この温度と塩分が染みるわぁ…♪」
絵里「なによ、こういうこともあるんじゃない♪」
絵里「だったらもう少し楽しい夢にしてくれてもいいと思うんだけど…」
絵里「ま、あまり贅沢を言ってもね」
絵里「……甘いもの欲しいなぁ」 >>46【エリーチ】
絵里「カ!」
絵里「…なんてね」
絵里「ミスなのかしら?」
絵里「じゃないとしても意味はわからないけど」 >>50【竹馬】
絵里「……うん」
絵里「なんというか…結構意味のないことも起きるのね」
絵里「ひょっとして何かの意図なんて無いのかしら?」
絵里「竹馬か…」
絵里「亜里沙がはしゃいでたわね…」
絵里「「見ろ、人がゴミのようだー!」なんて言ってたっけ」クスクス >>51【「カカオ99%のチョコレート」】
絵里「チョコレート!」
絵里「やっと来た!本物のチョコレート!」
絵里「んん〜…良い香り♪」
絵里「でもこれ相当ビターなチョコね。まあいいわ」パクッ
絵里「んっ…♪」
絵里「っ…!んん〜…!ちょっと、キツい…っ!」
絵里「でも、だんだん慣れてきた…これ、思ったよりイイかも…♪」
――
絵里「ふふっ♪良かったわ、ゴチソウサマ♪」
絵里「でもやっぱりもう少し甘い方が好みかな?」 >>53【「おみくじ」】
絵里「……おみくじ?」
絵里「まあこれくらいなら…」
カラカラ
絵里「えいっ!」
絵里「吉…」
絵里「……うん」 >>57【「人間と同じ振る舞いをするほのかちゃんロボ(寿命>>200)」】
絵里「――え?」
ほのロボ「…エ?」
絵里「ほの…」
ほのロボ「アノー、スイマセン。ココドコデスカ?」
絵里「! わ…私も詳しくは…」
ほのロボ「ソッカァ…ジャアドウシヨウ?」
絵里「いや、あなた……」
ほのロボ「?」
絵里「穂乃果、よね?」
ほのロボ「ソウダヨ?」
絵里「で、ロボット、なの?」
ほのロボ「ウン」 【「このレス以降に呼び出されるほのかちゃんロボを壊そうとする物(概念なども含む)を召喚される瞬間に消滅させる霧(これ以降のレスによって絶対に無効化、無視をされない)」】 【「一瞬でも存在しているとほのかちゃんロボの存在が抹消される現実改変実体」】 【「一瞬でも存在しているとほのかちゃんロボの存在が抹消される現実改変実体によって抹消されたほのかちゃんロボを抹消前の状態で復活させる霧」】 【「ほのかちゃんロボの寿命が無くなり、これより先のレスで呼び出される全ての召喚されるものによる影響をほのかちゃんロボが受けなくなり、絵里やこれまで召喚された全てのものがほのかちゃんロボに危害を加えられなくなる霧(これより先のレスに無効化されない)」】 本人達は面白いと思っているとしたら、可哀想な事だな えらい流れになってしまったなぁ
500届かずのdat落ちは避けたい…エリチが永遠に出られなくなりそうで心配だ 絵里(…どういうこと?穂乃果そっくりのロボットですって?)
絵里(何か意図が…いやそもそもこの空間は…)
ほのロボ「ネーオネーサン?」
絵里「」ブツブツ
ほのロボ「ネエッタラ!」
絵里「きゃっ?!な、なに、急に…?」
ほのロボ「出口ハ?」
絵里「…え?」
ほのロボ「ダカラァ…出口ハッテ聞イテンダケド?」
絵里「……知らないわ」 ほのロボ「ヘ?ジャアオネーサンハドウヤッテココニ来タノ?」
絵里「来た、っていうか…ここは多分私の夢の中だと思うんだけど…」
ほのロボ「……」
絵里(…あってる、わよね?多分…)
ほのロボ「アッハハハ!オネーサン面白イネ!」
絵里「そう…かしら?」
ほのロボ「ワタシ穂乃果!友達ニナロウヨ!」
絵里「え、ええ…というより穂乃果は私のこと知らないの?」
ほのロボ「何言ッテルノ、サッキ会ッタバッカジャン。ヤッパオネーサン変ナ人ダネ♪」
絵里「……そう」 絵里「私は絢瀬絵里、絵里でいいわ」
ほのロボ「ワカッタ、ジャア絵里。ヨロシクネ!」
絵里「……」
ほのロボ「? ドシタノ?」
絵里「認められないわ」キリッ
ほのロボ「ナニガ?!」
絵里「絵里「ちゃん」って呼んでもらえるかしら?」キリリッ
ほのロボ「自分デ「絵里デイイ」ッテ言ッテナカッタッケ…?」
絵里「――私は絢瀬絵里、絵里ちゃんでいいわ」
ほのロボ「ワカッタヨ、モウ…」
絵里「よろしくね」ニコッ ほのロボ「ア、チナミニ私ハ「穂乃果」デイイカラネ♪」
絵里「? 当然じゃない。どうしたの?急に」
ほのロボ「……」
絵里「?」
ほのロボ「…ハァ、イヤ、ナンデモナイヨ…」
ほのロボ「ソレデ絵里チャン。聞イテイイ?」
絵里「ええ、いいわよ」
ほのロボ「ズット気ニナッテタンダケドサ」
絵里「なに?」
ほのロボ「ナンデ絵里チャン服着テナイノ?」
絵里「!!」 絵里「……」
ほのロボ「?」
絵里「穂乃果だって服を着ていないでしょう?」
ほのロボ「マア、ウン」
絵里「だからよ」
ほのロボ「…ハ?」
絵里「ここはそういうところなの、わかった?」
ほのロボ「ソ、ソウナンダ」
絵里(あっぶない…なんとか誤魔化せたわね…)ドキドキ >>58【 https://i.imgur.com/iSxe7jJ.jpg 】
ほのロボ「アレ?ナンカ空ニ書イテアルヨ?」
絵里「画像の…アドレス?」
ほのロボ「アレハドウイウ意味ナノ?」
絵里「意味なんてないわ。きっとね」
ほのロボ「ヘェ…ヤッパリココ変ナトコダネ」
絵里「だから言ったでしょ?ここは、そういうところなの」
ほのロボ「ナルホド」 >>63【「マカロン(・8・)作」】
ほのロボ「ウワ?!今度ハ何?」
絵里「…マカロン、ね」
ほのロボ「変ジャナイモノモ出ルンダネ…」
絵里「当たり前じゃない。ここを何だと思ってるのよ」
ほのロボ(ソノ格好デ言ワレテモナァ…) 絵里「…時に穂乃果」
ほのロボ「ナニ?」
絵里「あなたものを食べられるのかしら?」
ほのロボ「一応食ベレルヨウニハ出来テルヨ?」
絵里「じゃあそのマカロン食べてもいいわよ」
ほのロボ「エエッ?!イイノ?!」
絵里「どうぞ」
ほのロボ「ヤッタァ♪絵里アリガトー♪」
絵里「絵里「ちゃん」ね?」
ほのロボ「ワカッテルッテ、絵里チャン♪イッタダッキマース!」 絵里「……」
ほのロボ「ンン〜!オイシイ〜♪ナニコレスッゴクウマイジャン!」
絵里「!」
ほのロボ「コンナノ全部クレルナンテ、絵里チャンテバ太ッ腹ダネ!」
絵里「!! 待って!穂乃果!!」
ほのロボ「ウワァ?!ナ、ナニ?!」
絵里「……全部とは言ってない」ボソッ
ほのロボ「エ?」
絵里「全部食べて良いなんて言ってないわよ、私」
ほのロボ「…ソウダッケ?」
絵里「ええ」
ほのロボ「……ジャア、絵里チャンモ食ベル?」
絵里「たべる!」 絵里「ほ〜んと美味しいわねこのマカロン♪」
絵里「こんなに美味しいお菓子はここに来て初めてじゃないかしら♪」
ほのロボ「……」
絵里「どうしたの?」
ほのロボ「絵里チャン、ヒョットシテ穂乃果ヲ毒味役ニシタノ?」
絵里「え?!ま、まさか…そんな、ねえ…」
ほのロボ「ソンナニオ菓子好キナクセニ最初ハ手ヲツケヨウトシナカッタ」
ほのロボ「今ダッテコンナニ美味シイオ菓子ハココニ来テ初メテッテ…マサカ今マデニ食ベタオ菓子ハ……」
絵里「……っ」
ほのロボ「ドウナノ?!場合ニヨッテハ穂乃果許サナイヨ!」
絵里「っ!」 絵里「……驚いたわ」
ほのロボ「ヤッパリ…!」ギリッ
絵里「穂乃果、あなた相当かしこいわね!凄いじゃない!」
ほのロボ「へ?」
絵里「少ない情報から状況を読み取り、論理的に物事を理解し理論を組み立てている」
絵里「あなた、私が今まで出会ったどんなロボットよりもかしこいわ!」
ほのロボ「ソ、ソウカナ…エヘヘ♪」
絵里「私、そんな穂乃果と友達になれて光栄よ」
ほのロボ「穂乃果モ!絵里チャント友達嬉シイヨ!」
絵里「ところでマカロンもう食べないの?どんどん食べていいのよ?」
ほのロボ「タベルー♪絵里チャンモ一緒ニ食ベヨウ?」
絵里「ええ、いただくわ」 【「一分の一絢瀬亜里沙フィギュア 首が取れると断末魔がなる機能付き」】 >>67【「メモ帳と筆記用具」】
絵里「あら、初めてまともな道具が出てきたわね」
ほのロボ「ソウナノ?」
絵里「ええ、今までは…」
ほのロボ「?」
絵里「……そういえばなぜか食べ物が多かったわね。何か意味があるのかしら?」
ほのロボ「意味ナンテナイノガココノるーるナンジャナイノ?」
絵里「……かもね」 絵里「時に穂乃果」
ほのロボ「……!」
絵里「何身構えてるの?」
ほのロボ「…マタナニカサセル気?」
絵里「まさか、穂乃果のボディにモノを収用する場所があるか聞きたかっただけよ」
ほのロボ「ソンナニ大キクナイモノナラ持チ運コベルヨ」
絵里「うーん、じゃあとりあえずそれは穂乃果が持っててくれる?私手が塞がっちゃうから」
ほのロボ「ワカッタ」 ほのロボ「ッテイウカ絵里チャン」
絵里「なに?」
ほのロボ「アノデッカイ建物ニ行ケバばっぐカナニカクライ簡単ニ手ニ入ルンジャナイノ?」
絵里「…駄目よ」
ほのロボ「ナンデ?」
絵里「あの建物には…近づきたくないの」
ほのロボ「ジャア穂乃果ガ行ッテ取ッテコヨウカ?」
絵里「駄目よ!行っては駄目!」
ほのロボ「ウ、ウン…ワカッタヨ」
ほのロボ(…ウマクイケバ絵里チャンニ服着セレルト思ッタンダケドナァ) 【「500レス真姫ちゃん編最後のにこロボと真姫ちゃんのエッチなシーン動画」】 【「次レス以降に生み出される物の数が1億個になる法則」】 【うちが真犯人のにこにゃ!まんまと引っ掛かったずらですわ!】 【「>>114の一億個になる法則を使用するかどうかを選べるようになる法則」】 別に無効化自体はしてくれて構わなかったのだけど1個も生み出されない間にメタられると少し凹むな…… >>74-77とかでもやってるけどもはや小学生のバリア対決になるぞ もうこのスレでのSIMの評価は地に落ちて地下まで潜ってるレベルだからね >>70【ごんぶと】
ほのロボ「ハイ出タ意味ノナイ言葉」
絵里「誰かが出してるのか不規則なのかすらわからないわね」 >>71【ロボ破壊ロボ】
ほのロボ「ワアーソンナノガ出テキタラ穂乃果困ルナァ」
絵里「大丈夫よ」
ほのロボ「エッ?マサカ絵里チャンガヤッツケテクレルノ?!」
絵里「どうして戦うのよ。逃げればいいじゃない」
ほのロボ「ソッカ」
絵里「でもロボ破壊ロボはロボであるロボ破壊ロボ自身を破壊対象にするのかしら?ロボ破壊ロボの中ではロボ破壊ロボ以外のロボとロボ破壊ロボとは明確に区別したりしているのかしら?」
ほのロボ「モォー絵里チャンろぼろぼウルサイ」 >>72【ダレカタスケテー】
絵里「チョットマッテテー」
ほのロボ「エ?突然ドウシタノ?」
絵里「…ちょっとね」 >>73【「ことりちゃんの枕」】
絵里「これ知ってるわ。確か…あの時ことりが取りに行った枕よね?」
ほのロボ「鳥用ノ枕ニシテハ大キクナイ?」
絵里「鳥用じゃないわ。ことり用よ」
ほのロボ「小鳥用ナラナオサラ大キスギルヨウナ…」
絵里「でもことりはこれじゃなきゃ眠れないって言うんだもの」
絵里「あと、穂乃果は「ことり」じゃなくて「ことりちゃん」ね」
ほのロボ「…絵里チャンズット何言ッテルノ?」 【「セグウェイ」】
新しいスレだな
めちゃくちゃ難しそうだけど… 過去スレ読んだけど「」レスの内容以上に埋められる前に書ききれるかの方が問題っぽいのな >>74【「このレス以降に呼び出されるほのかちゃんロボを壊そうとする物(概念なども含む)を召喚される瞬間に消滅させる霧(これ以降のレスによって絶対に無効化、無視をされない)」】
絵里「?!」
ほのロボ「ナニコレ?赤イ…霧?」
絵里「…特ににおいや体への影響は無いみたいだけど…多少視界が悪くなった程度かしら?」
ほのロボ「オーイ絵里チャーン、見エテルー?」
絵里「なんとかねー」
ほのロボ「コノ霧ナンダローネー?アッチカラ出テルミタイダケド」
絵里「穂乃果ー聞こえるー?あんまり濃いところへ行っちゃ駄目よー?」
ほのロボ「ワカッター」 >>75【「一瞬でも存在しているとほのかちゃんロボの存在が抹消される現実改変実体」】
ヒュン
絵里「?」
絵里「今何か一瞬見えたような…?」
絵里「ねえ穂乃果ー、今なにかそこに――」
絵里「……穂乃果?」 >>76【「一瞬でも存在しているとほのかちゃんロボの存在が抹消される現実改変実体によって抹消されたほのかちゃんロボを抹消前の状態で復活させる霧」】
絵里「!?」
絵里「こんどは何?!」
絵里「赤い霧が…オレンジ色になっていく…?」
絵里「さっきから何?!何が起きてるの?!」
絵里「穂乃果ー!!いるのー?いるなら返事しなさい!!」
ほのロボ「ウワァ?!ビックリシタア?!イキナリ大声出サナイデヨ絵里チャン!」
絵里「…え?」 絵里「ちょっと穂乃果ー?隠れてないで出てきなさい?」
絵里「…もう!わざと霧が濃いところへ行って潜んでるのね、まったく…」
絵里「穂乃果ー?」
コツン
絵里「何か足に当たった…何かしら?」
絵里「?……穂乃果に持たせてたメモ帳とペンケース…?」
絵里「……いったい…」 >>76【「一瞬でも存在しているとほのかちゃんロボの存在が抹消される現実改変実体によって抹消されたほのかちゃんロボを抹消前の状態で復活させる霧」】
絵里「!?」
絵里「こんどは何?!」
絵里「赤い霧が…オレンジ色になっていく…?」
絵里「さっきから何?!何が起きてるの?!」
絵里「穂乃果ー!!いるのー?いるなら返事しなさい!!」
ほのロボ「ウワァ?!ビックリシタア?!イキナリ大声出サナイデヨ絵里チャン!」
絵里「…え?」 絵里「穂乃果…あなたいつの間にこんなに近くに…?」
ほのロボ「モウ!ソンナニ大キナ声出サナクテモ聞コエテルッテ言ッタデショー?」
絵里「いや、あなた今までどこに行ってたのよ」
ほのロボ「? ズットココニイタケド?」
絵里「じゃあどうして返事しないのよ!」
ほのロボ「ダカラ大声出サナイデッテ返事シタジャン!」
絵里「その前よ!」
ほのロボ「ソノ前…?ソノ前ハ絵里チャンガ濃イトコ行クナッテ言ウカラワカッタッテ言ッタヤツデショ?」
ほのロボ「ダカラ穂乃果ココカラ動カナカッタノニ怒ルナンテヒドクナイ?!」
絵里「……は?」 絵里「…ち、ちょっと待って待って、どういうこと?」
ほのロボ「ソレハ穂乃果ガ聞キタイヨ」
絵里「……あなた、私が預けたメモ帳とペンケース、持ってる?」
ほのロボ「持ッテルヨ、ホラ」パカッ
絵里「え?!じゃあこれは…?」
ほのロボ「アレ?ナンデ絵里チャンモ持ッテルノ?」
絵里「……なにがなんだかわからないわ……」 >>77【「ほのかちゃんロボの寿命が無くなり、これより先のレスで呼び出される全ての召喚されるものによる影響をほのかちゃんロボが受けなくなり、絵里やこれまで召喚された全てのものがほのかちゃんロボに危害を加えられなくなる霧
(これより先のレスに無効化されない)」】
ほのロボ「ナニナニ?!」
絵里「今度は白い霧?!さっきからなんなのよもう!」
絵里「穂乃果!とりあえず霧が薄くなるところまで移動するわよ!」
絵里「…?穂乃果?穂乃果ってば!」
絵里「わっ!なによ急におぶさったりして!自分で歩きなさい!」
絵里「もう!仕方ない!ちゃんと掴まってなさいよ!」 ――
絵里「――ふぅ」
絵里「ここまでくればもうほとんど霧は無いわね…」
絵里「まったく…結局一度も降りなかったわね穂乃果ったら」
絵里「穂乃果?そろそろ自分の足で……」
ガシャーン!
絵里「――え?」 絵里「ち、ちょっと穂乃果…?」
絵里「いくらなんでも死んだふりなんて悪趣味よ?」
ほのロボ「」
絵里「こ、こらー起きなさーい、朝よー…なんて…」
ほのロボ「」
絵里「……ウソ、でしょ?」
絵里「穂乃果!穂乃果ぁぁぁあああ!!!」 ―――
――結局あれから穂乃果が目覚める事は無かった
あの霧のせいなのか、どこか故障したのか、単なるバッテリー切れなのか
原因はわからないし、わかったところで何の意味もない
ただひとつ確かな事があるとすれば、私はまたひとりぼっちになったという事だけだ
そして私はまた生きていく
たった独りで、この世界を
絢瀬絵里著 音ノ木前史第1巻 終末を越えて 序説第3章より抜粋 適当に流しときゃいいのに>>1もバリアー合戦に加担するから毎度ひどくなってるんじゃ?いくら消してもどうせまたロボット呼ばれるんだろ? 【「絵里が声や姿を認識出来る、意思疎通可能な海未と真姫の幽霊」】 >>142
生物禁止の一文から大体のニュアンスを察せない屁理屈SIMが頭沸いてるだけで>>1は悪かねーだろ 【「触ると喘ぐ希そっくりなおっぱいマウスパッド」】 てかどれを拾うかなんて一番苦労を請け負ってる>>1の独断で構わんだろ
面白半分に【】を置いてくだけの俺らがとやかく言う事じゃない ロボ関係はシンプルにつまらんから拾わんでいいのにな
うまく取捨選択しようぜ 【にこ!真姫!エリーチカ!サイキックファイアをかけるぞ!】 >>88【「|c||^.- ^||」】
絵里「ずいぶん久しぶりにモノが出てきたと思えば…」
絵里「これは…顔文字のパネル?」
絵里「なんだか癒される顔ね」クスクス
絵里「飾っておきましょう♪」 >>101【「チョリソー」】
絵里「ソーセージ?」
絵里「んー、特に食べたいとは思わないわね」 >>102【「ピーマン炒め」】
絵里「……穂乃果なら、嫌な顔してたでしょうね」
絵里「私は別に苦手ではないけれど」
絵里「やっぱり食べる気にはならないわ」 >>105【「スペツナズナイフ」】
絵里「? なにかしら、これ?」
絵里「あ、ナイフなのね…鞘に入ってたからわからなかったわ」
絵里「なんだか変な形のナイフだけど…ソーセージ切るのに使えるかしら?」
絵里「っていうかこのボタンは何?ライトでもつくの?」
絵里「えい」ぽちり
絵里「……刃が飛んでっちゃった……」
絵里「ずいぶん壊れやすいナイフなのね…」 >>106【「一分の一絢瀬亜里沙フィギュア 首が取れると断末魔がなる機能付き」】
絵里「でっか!」
絵里「これ亜里沙の…お人形?」
絵里「でっか!」
絵里「亜里沙はかわいいけど…等身大の人形って不気味にも程があるわね…」 >>108【「スクスタ」】
絵里「すくすた、ってなに?」
絵里「すく…スクール……スター?」
絵里「アイドルとは別の何かなのかしらね」 >>113【「500レス真姫ちゃん編最後のにこロボと真姫ちゃんのエッチなシーン動画」】
絵里「…え?あれは…にこと、真姫?いったいなにを――」
『っ!にこちゃん…会いたかった…!ずっと、ずっと、会いたかったの…っ!』ギュウッ
『え?ちょ…真姫ちゃん?!少し落ち着いーーんぐっ?!』
『…ンッ……ハアッ…にこちゃん……ンンッ…!』チュッ チュッ
『んんんんんーーー?!?!』
絵里「えええええーーー?!?!」 『にこちゃん…柔らかい…ンンッ!』チュパ レロォ
『ぷはっ!…ちょ、ちょちょちょちょっと待って!待って待って!』
絵里「そ、そうよにこの言うおとりだわ!ちょっと待ちなさい真姫!」
絵里「早まってはダメ!あなたはただ恋に捕まらまれてるだけよ!そういうことをする前にもっと段階をというかまず親御さんにご挨拶とか……」
『嫌!散々待ったんだもの!もう我慢出来ない!』ギュウゥッ
絵里「そんなこと言わないで…!どうしたのよいつもの真姫らしくないわよ?!賢さが感じられられ」 『にこちゃん…ンチュッ……ハァ…どうして…どうしてにこちゃんの味がしないの…?』
『もっと…もっと深いところなら…にこちゃんの味を感じられる…?』ゴソゴソ
『あ、ちょ…そこは…!』
『だめええぇぇぇええ!』
絵里「だめええぇぇぇええ!」
『…え?なんで…なんでよ!?なんでにこちゃんのにこちゃんがないの?!いみわかんない!』
『真姫チャン、実ハ――』 プツン
絵里「……ぁ」
絵里「終わっ、た…?」
絵里「……なんだったのかしら……今の……」
絵里「まさかにこと真姫が……」
絵里「いや、夢よ…これは夢……忘れましょう……」 >>114【「次レス以降に生み出される物の数が1億個になる法則」】
絵里「あははーさっきみたいなのが一億回も上映されたらさすがにキツいわー」
絵里「……一回でもアレだったのに……」 >>115【うちが真犯人のにこにゃ!まんまと引っ掛かったずらですわ!】
絵里「ずらですわ…?」
絵里「あ、これがアレね?前ににこが言ってた「キャラが渋滞してる」ってやつ?」
絵里「まあどうせ内容には意味なんか無いんでしょうけど」 >>116【「>>114の一億個になる法則を使用するかどうかを選べるようになる法則」】
絵里「選べるんなら使わないでしょうね」
絵里「二倍三倍ならまだしも一億なんて…小学生の遊びじゃないんだから」 絵里「…ん?」
絵里「…何か……」
絵里「!!!!!」
絵里「……ちょっと待って、これって……!」
絵里「まさか!!」 【「コメディものに思わせてホラー展開になり最終的に感動ものになるドラマ」】 【「>>172が爆発した直後のタイミングで呼び出される亜里沙ロボット」】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>176以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体は絵里が逃げても正確に位置を把握し追ってくる(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>181以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体は絵里が逃げても正確に位置を把握し追ってくる(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>182以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>183以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>184以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>185以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>186以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>187以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>188以降のレスの内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他のレスの内容を同時に反映できない)」】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>189以降のレスの内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他のレスの内容を同時に反映できない)」】 【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>190以降のレスの内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他のレスの内容を同時に反映できない)」】 【「>>179から>>189の効果を無視して自動的に>>179から>>189をなかったことにする機械」】
不特定多数の人が色々レスをして楽しむようなスレで
他の人のレスを無視する効果みたいな独占するようなつまらないものは>>1の判断で無視して欲しいけど一応 俺にはもう見えないようになってるからなぁ
発狂してんやろなと想像するしかない こういう安価系って連投野郎は基本スルーするのが暗黙のルールになってるよね
粘着してる基地外一人で全部決められたら意味無いし >>1が絶対ルール守る系のスレはそれを良いことに好き勝手やり始める奴が絶対出る
でもまあそれにしたってGMは>>1だしどうとでも出来るんじゃね?最悪意味不明な文字の羅列として処理してしまえばよい 生き物は鉤括弧で囲まれてても拾わずに飛ばしてるんだから荒らしのレスも同様に無視すれば良いのにな…何が来ても捌き切ろうとする姿勢は評価するけど糞真面目に荒らしの相手してたらSSとしての質が下がってしまう 絵里「待って、落ち着いて……落ち着いて少し整理しましょう」
絵里「さっきの文章をよーく思い返すのよエリーチカ」
絵里「確か…」
『次レス以降に生み出される物の数が1億個になる法則』
絵里「…そう、確かにこの時の文章には「レス」って書いてあった」
絵里「そして…」 『>>114の一億個になる法則を使用するかどうかを選べるようになる法則』
絵里「ここに出てくる「一億個になる法則」っていうのは間違いなくその前の「レス」って書いてあった文章にあるモノと同じモノよね?」
絵里「つまりこの文章はその前の文章に対して書かれたもの」
絵里「そして、不等号の意味は分からないけれど、おそらく「114」というのは先の文章そのものを指している数字なんじゃないかしら」 絵里「先の文章では明らかに「レス」を何らかの単位として使用していた…」
絵里「仮に「レス」というモノをこのメモ帳の「ページ」のようなモノだと仮定するなら」パラパラ
絵里「先の文章では「次のページ以降に〜」という意味だし、後の文章では「114ページの」という意味になる」
絵里「つまり、先の文章の時点での「レス」は114ということ」
絵里「そして――」
絵里「500レスボタンとはッ!500ページボタンであるということッ!!」
絵里「わかったわ、今ッ!この世界を!「頭」でなく「心」で理解したッ!」
絵里「ただ残念なのはこれまでいろんな事が起こったにも関わらず、未だ114レス程度だということね……」
絵里「でも、光は見えた」
絵里「500レスはまだ遠いけど、絶望的な遠さじゃあない」
絵里「大切なのは『ゴールに向かおうとする意志』だと思う。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今はゴールが見えなくとも、いつかはたどり着くでしょう?向かっているわけだから」
絵里「それを信じて、ひとつひとつ積み上げていくしかないわね」 絵里「――それともうひとつ、気になることがあるわね」
絵里「114レスにある「生み出される物」という表現」
絵里「これは多分今までに出てきたモノの事だと思うのだけれど、この文では間違いなく「これから出てくる物」について言及している」
絵里「つまり……あまり考えたくはなかったのだけれど、私の周りに出てくるモノは、やはり誰かの意思で操作されたモノだったってことね」
絵里「……考えても仕方の無いことだけど、今までの事を考えると…」
絵里「どうやら私はとんでもないヤツに命運を握られているみたいね……」ハァ… 絵里「――ん?出てくるモノ…?」
絵里「ひょっとして…!」
カキカキカキ
絵里「」ブツブツ
カキカキカキ
絵里「あー…、違うか…残念」 絵里「ひょっとしたら出てきたモノの数をカウントしたらレスの数になるんじゃないかと思ったのだけど……」
絵里「出てきた物は20個程度しかないし、空の文字を合わせてもプラス10程度しか増えないものね」
絵里「とても114には届かないわ」
絵里「そうそう甘くないってことね」ハァ >>128【なにか欲しいものある?】
絵里「!」
絵里「……驚いたわ。ここへ来てリクエストを聞いてくるなんて」
絵里「今まで一切コミュニケーションを図ろうとはしなかった癖に……」
絵里「…そういえば私の願いをなんとなく叶えてくれたこともあったわね」
絵里「もっとも、そうじゃないことの方が圧倒的に多かったわけだけど」
絵里「だからもう私には何も信じられない」 絵里「それにしても…欲しいもの、ねぇ」
絵里「得ることも失うことも多いこの空間で、何かを欲する事に果たして意味はあるのかしらね」
絵里「――それでも欲しいものがあるとすれば、たったひとつ」
絵里「この諸行無常の空間で、それでも唯一積み上げていけるもの」
絵里「確かな希望」
絵里「それは「レス」よ!」
絵里「私は「レス」が欲しい、それだけよ」
絵里「「レス」乞食と笑うがいいわ。それでも私を救えるのは唯一「レス」だけだもの」 >>129【「セグウェイ」】
絵里「……」
絵里「ほらね」
絵里「望むモノなんて手に入らないのよ」
絵里「ココではね……」 ―――
絵里「あはははは♪」
絵里「はやーい♪」
絵里「風を切って走るって気持ちいいーー!!」
絵里「ひゃっほーーーい♪」
――― 絵里「……バッテリー切れた」
絵里「……」
絵里「やはりここでは何も意味をなさない」
絵里「私を満たす事は起こらない」
絵里「私を満たす物など何もない」
絵里「レス以外は、ね」 >>144【「巨大シュウマイ弁当三人前」】
絵里「……バカにしてるの?」
絵里「今さらそんな原始的な欲求で満たされるとでも?」
絵里「はぁ……」
絵里「……」
絵里「いい加減にして」ゲフゥ >>146【「絵里が声や姿を認識出来る、意思疎通可能な海未と真姫の幽霊」】
絵里「幽霊…ね」
絵里「仮にそれが出てきたとしても何も変わらないでしょうね」
絵里「それが例え海未や真姫の姿をしていたとしても」
絵里「それが例え海未や真姫の声で呼びかけてきても」
絵里「それが例え海未や真姫の意思で語ったとしても」
絵里「私は逃げるもの」 【「コンマがゾロ目のレスの番号を表示するモニタ」】 >>216
すみません。
私の環境ではコンマ系が拾えないのでそのアイテムは反映出来ません。
非常に面白そうなアイテムなのに申し訳ありません。 >>149【「触ると喘ぐ希そっくりなおっぱいマウスパッド」】
絵里「? なに、これ?クッション?」
絵里「このイラスト、希に似てるわね」
絵里「…で、何に使うものなのかしら?」
絵里「……枕、とか?」
絵里「モノは試しね。やってみましょう」
絵里「頭の下にセットして、っと……」ゴロン
『やぁん』
絵里「!?!?」 絵里「し、しゃべった…?しかも声まで希そっくり…!」
絵里「……」
絵里「」プニッ
『やぁん』
絵里「!!」
絵里「…どうやら、ここを触ると」プニッ
『やぁん』
絵里「ってなるみたいね」
絵里「……」
絵里「くらえ!ここに送り込んだ恨み、今こそ晴らしてくれる!!」プニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニ
『やぁん』『やぁん』『やぁん』『やぁん』『やぁん』……
――― ―――
絵里「――ふぅ」
絵里「独り、か――」
絵里「ふふ、もう慣れっこよ。私は」
絵里「孤独が、私の唯一の友だもの」 >>150【練習着Я】
絵里「…なつかしいわね」
絵里「穂乃果とにこと凛にそれぞれこっそりと裏表逆に着てると言われたっけ」
絵里「知らないのも無理はないけど」フフ
絵里「むしろ最初から知ってた海未がすごいわ」 >>151【「かなり際どい水着」】
絵里「……」
絵里「今さらこんなもの着ても変わらないと思うけど?」
絵里「…まあいいわ」ゴソゴソ
絵里「はい、着たわよ」 >>153【「世界の橋大全集」】
絵里「本、か」
絵里「いい暇潰しにはなるかもね」
絵里「どれどれ…」パラパラ
絵里「……あ、この橋別の本で見たことある……」 >>155【「自転車」】
絵里「……セグウェイの快感を知ってしまった私に今さら自転車ぁ?」
絵里「まあ乗るけど……」
絵里「自転車ねぇ……」
―――
絵里「ひゃっほーーーい♪」 >>157【にこ!真姫!エリーチカ!サイキックファイアをかけるぞ!】
絵里「い"ぃやジェットストリームアタックの言い回しぃ!!」
絵里「それは黒い三連星がジェットストリームアタックを仕掛けるときの言い回しだぁ!」
絵里「アイドルが曲をかけるときにいう言い方ではないぞ!」
絵里「……っていうかそのセリフ誰が言ってるのよ?」 【「お婆さまがプレゼントしてくれたバレリーナのオルゴール」】 >>172【「5レス後に大爆発する亜里沙ロボ」】
絵里「!!」
亜里沙ロボ「ア、ハジメマシテ。亜里沙トイイマス」
絵里「……っ」
亜里沙ロボ「アレ?ナニカ間違エタカナ?」
亜里沙ロボ「エト…オ、オヒカエナスッテ!」
絵里「…大丈夫よ、伝わってるわ。私は絢瀬絵里、よろしくね」
亜里沙ロボ「ヨカッタ。ヨロシクオ願イシマスネ絢瀬サン」
絵里「…っ」
亜里沙ロボ「?」
絵里「ひとつ、お願いしてもいい?」
亜里沙ロボ「ハイ!喜ンデー!」
絵里「私のことは「お姉ちゃん」って呼んでもらえるかしら?」
亜里沙ロボ「ハイ、オ姉チャン」
絵里「あ、敬語も禁止ね」
亜里沙ロボ「ウ、ウン、ワカッタ…」 >>174【「コメディものに思わせてホラー展開になり最終的に感動ものになるドラマ」】
(5)
『警告、警告、爆破シークエンスを開始します。この個体は5レス後に爆破されます』ビーッビーッ
絵里「!?」
亜里沙ロボ「ナンデ!?ドウシテコレガ作動シテルノ?!」
絵里「落ち着いて、亜里沙」
亜里沙ロボ「オ姉チャン!急イデ亜里沙カラ離レテ!!」
絵里「落ち着いて、亜里沙」
亜里沙ロボ「イイカラ!ハヤク!」
絵里「亜里沙!」
亜里沙ロボ「!!」
絵里「落ち着いて、いい?」
亜里沙ロボ「デモ…」
絵里「いいから、落ち着いて答えて。その機能を停止させる事は出来ないの?」
亜里沙ロボ「…ウン、一度作動シタラ絶対ニ止メラレナイノ…」
絵里「……そう……」
絵里「じゃあドラマでも視ましょうか、面白そうなお話みたいだし、ね?」
亜里沙ロボ「ソ、ソンナ暇ハ…!」
絵里「いいからいいから♪」 >>175【「>>172が爆発した直後のタイミングで呼び出される亜里沙ロボット」】
(4)
――
『かすかすじゃなくてかすみんですっ!!』
――
絵里「ふふっ♪この子ちょっとにこに似てるわね♪」
亜里沙ロボ「……」
――
『――ねぇ、どうしてかすみちゃんがあの子と一緒にいるの……?』スゥッ
『ひいっ?!』
――
絵里「ひいっ?!」
亜里沙ロボ「」クスッ
――
『かすみさんが残したこの同好会は絶対に守るからね……』
『はい!絶対にこの同好会を、日本一の…いえ世界一の同好会にしてみせますっ!!』
『だから――』
――
絵里「ハラショー…」ウルウル
亜里沙ロボ「хорошо…」ウルウル >>176【「雪穂ロボ」】
(3)
絵里「?! 雪穂、ちゃん…?」
雪穂ロボ「アレ?オ姉サンドウシテ私ノ名前知ッテルンデスカ?」
絵里「…ちょっとね」
亜里沙ロボ「オ姉チャン……」
絵里「あ、ごめんなさい雪穂ちゃん、ちょっと待っててもらえる?」
雪穂ロボ「ア、ハイ」
――
亜里沙ロボ「アノ…」
絵里「何も言わなくていいわ。それより…爆発まで後どれくらいかわかる?」
亜里沙ロボ「…今3れす目ダカラ、後2れす」
絵里「レス?!あなたレスの……いや、今はいいわ。それって時間にするとどれくらいなの?」
亜里沙ロボ「れすハ時間ノ概念ジャナイカラドレクライトハ言エナイ」
絵里「……そう……じゃあ、起きる爆発の規模はわかる?」
亜里沙ロボ「コノ視界ニアルモノハ全部消シ飛ブト思ウ…」
絵里「……わかったわ、後は私に任せて」
亜里沙ロボ「デモ…」
絵里「いいのよ。もうあなたはなんにも心配しなくていいの」ハグッ
亜里沙ロボ「……ウン」 >>177【「ほむまん3個」】
(2)
絵里「お待たせ、雪穂ちゃん」
雪穂ロボ「イエ、ソレヨリコンナモノガ…」
絵里「あら、ほむまん?美味しそうじゃない♪」
亜里沙ロボ「ホムマン?」
雪穂ロボ「ナンデスカ、ソレ?」
絵里「……あなたたち、モノを食べる機能はある?」
ありゆき「」コクン
絵里「じゃあ食べましょう。美味しいのよこのおまんじゅう」
――
亜里沙ロボ「ンン〜♪хорошо♪」
雪穂ロボ「ハラ…ナニ?」
絵里「ふふ♪ハラショーね♪」 >>178【「ベンツ5台」】
(1)
雪穂ロボ「ウワ!今度ハナニ?!車?!」
亜里沙ロボ「!!」カチッ
亜里沙ロボ「オ姉チャン!!」
絵里「――っ!」コクン
絵里「すごい車ねぇ!雪穂ちゃん、乗ってみてくれる?」
雪穂ロボ「エ?イヤ私ハベツニ…」
絵里「はやく!」
雪穂ロボ「ハ、ハイ!」
―
亜里沙ロボ「ゴメンネ…オ姉チャン、ゴメンナサイ…」
絵里「いいのよ、あなたはなんにも悪くない」ナデナデ
亜里沙ロボ「デモ…っ!」
絵里「それよりも笑って?最後に見るあなたの顔が泣き顔なんて、私はそっちの方がイヤよ?」ナデナデ
亜里沙ロボ「! …ウ、ウン……コウ…?」ニコッ
絵里「ええ、それでいいわ。私の可愛い亜里沙、大好きよ…」ギュウウ
亜里沙ロボ「オ姉チャン……!ワタ――」
カッッッッ!!! ―――
――意識が途切れるその刹那、私が最後に見たものは最愛の妹の申し訳なさそうな泣き笑いだった
そんな顔をしないで欲しい
もっと心から笑って欲しかった
そうさせられなかった自分の無力を呪う
『ぎいぃいいぃいやぁ〜〜!!』
どこかで亜里沙の断末魔が聞こえる
きっとこれは幻聴だろう
私の自責の念がこれを聞かせたのだ
そう、これは不甲斐ない私への――― ―――
――お姉ちゃん
お姉ちゃんったら
もう、お姉ちゃん!はやく起きてよ!
―――
絵里「!!」ガバッ!
絵里「……え?私は……?」
亜里沙ロボ「ア、ハジメマシテ。亜里沙トイイマス」
絵里「……っ」
亜里沙ロボ「アレ?ナニカ間違エタカナ?」
亜里沙ロボ「エト…オ、オヒカエナスッテ!」
絵里「」ボロボロ
亜里沙ロボ「?!」 亜里沙ロボ「ワ、ワワワ…!オ姉サンドウシテ泣イテルンデスカ?ドコカ痛イトコロデモ――」
絵里「絵里よ……」
亜里沙ロボ「エ?」
絵里「絵里――」
絵里「私の、名前は……」
絵里「私の名前は、絢瀬絵里よ――!」
←To Be Continued ここからクソ寒ゾーンか…
霊体は生き物で解決してくれた方がありがたいんだけど >>179【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>176以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体は絵里が逃げても正確に位置を把握し追ってくる(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】
亜里沙ロボ「ワ!オ空ニイッパイ文字ガ出テ来タヨ!ナニアレナニアレ!」
絵里「落ち着きなさい亜里沙。そんなことに驚いていてはここではやっていけないわよ」
亜里沙ロボ「ソウナンダ…流石オ姉チャン、ワカッタヨ」
絵里「どれどれ……」
絵里「れ、霊体?!」
亜里沙ロボ「?」 >>180【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>181以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体は絵里が逃げても正確に位置を把握し追ってくる(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】
亜里沙ロボ「ア、マタ同ジノガ…」
絵里「また霊体…ウソでしょ…まさかもうどこかに…?」ガクガク
亜里沙ロボ「数字ガ違ウダケデ同ジ文章…ナンデダロ?」ウーン >>181【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>182以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】
亜里沙ロボ「ア、変ワッタ」
絵里「え?な、なに?何が変わったの?」
亜里沙ロボ「ホラ、アソコ…「いかなる方法でも排除できず」ッテイウノガ増エテル」
絵里(より厄介になってるだけじゃない!) >>182【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>183以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)】
亜里沙ロボ「……一緒ダネ」
絵里(常に追いかけるって事はもうすでに私の周りにいるってこと…?)
絵里(怖い怖い怖い怖い怖い)
亜里沙ロボ「…オ姉チャン?ドウシタノ?」
絵里「え?な、なんでもないわよ?」 >>183【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>184以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】
亜里沙ロボ「マタ一緒…」
絵里「……」ブツブツ
亜里沙ロボ「オ姉チャンハズットナニカ考エ事シテルシ…」
亜里沙ロボ「退屈ダナァ」 >>184【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>185以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】
亜里沙ロボ「……同ジ」
亜里沙ロボ「文章モダケド効果モホトンド重ナッテルノニドウシテ何回モ書クンダロ?」
亜里沙ロボ「結局最後ノれすカラ100れす続クンダカラ最後ダケソウスレバイイノニ」
亜里沙ロボ「ネェ、オ姉チャンハドウ思ウ?」
絵里「――え?」 >>185【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>186以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】
亜里沙ロボ「ダカラ、ドウシテ何回モ同ジヨウナモノヲ書イテルノ?ッテコト」
絵里「書く…?ああ、空の文字のこと?」
絵里(…考えてた方が気が紛れる、か…)
絵里「そうね…考えられるのは、同じモノを何度も見せたい場合ね」
亜里沙ロボ「同ジナノニ?」
絵里「そう、文字はしばらくすると消える。でも常に新しく見せ続けることで心理的な圧迫を狙っている、とかね」
絵里(実際私は…) >>186【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>187以降のレスの「」内の内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他の「」内の記述を同時に反映できない)」】
亜里沙ロボ「デモソレダッタラ見ナカッタライインジャナイ?」
絵里「亜里沙には言ってなかったわね…実はあの文字、私が見るまで消えないみたいなのよ」
亜里沙ロボ「ソウナノ?」
絵里「多分、だけどね。ちょうどいいわ、実験してみましょうか」
絵里「亜里沙、今空の文章はいくつ出てる?」
亜里沙ロボ「フタツ」
絵里「文章内の数字は?」
亜里沙ロボ「ンート…100ト186、ソレト100ト187」
絵里「187の方は私はまだ見てないわね」
亜里沙ロボ「ア!186ガ消エタヨオ姉チャン!」
絵里「じゃあ、しばらく私は空を見ないわ」 >>187【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>188以降のレスの内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他のレスの内容を同時に反映できない)」】
亜里沙ロボ「新シイノ出テキタヨ!」
絵里「187は消えた?」
亜里沙ロボ「ウウン、残ッテル」
亜里沙ロボ「……アレ?」
絵里「どうしたの?」
亜里沙ロボ「内容ガマタチョット変ワッテル!」
絵里「え?!ど、どう変わったの?!」
亜里沙ロボ「エットネ…「レスの「」内の内容を」から「レスの内容を」処理デキナイ、ニ変ワッテルヨ」
亜里沙ロボ「フタツアル「」内ノ部分ハドッチモれす内ニ変化シタミタイ」
絵里「…よくわからないわね…一度見てみようかしら?」 >>188【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>189以降のレスの内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他のレスの内容を同時に反映できない)」】
亜里沙ロボ「! 189ガ出テキタ!内容は188ト同ジダヨ」
絵里「そう、今出てる文章はいくつ?」
亜里沙ロボ「187、188、189ノ3ツ」
絵里「…ということはたとえその内容を他者に知らされたとしても、私が見ない限り空の文字は消えないのね」
亜里沙ロボ「ソウダネ!サスガオ姉チャン!」
絵里「じゃあもう見るわね」パッ
絵里「……?!」
亜里沙ロボ「ア、フタツ消エタ」 >>189【「これが呼び出されたレスから100レス経つまでの間、>>190以降のレスの内容を処理できなくする霊体。この霊体はいかなる方法でも排除できず、常に絵里を追いかける(これが呼び出されるレス内では他のレスの内容を同時に反映できない)」】
絵里「……」
亜里沙ロボ「189ガ消エテ190ガ出テキタネ」
絵里「……レスの内容を反映……?さっきまで「」内の内容を反映だったのに……?」
亜里沙ロボ「オ姉チャン?」
絵里「……そういえば以前も法則がどうのって…」
絵里「レスは文章でありページ数…まさかレスの文章を使って「こっち」になにかを送り込んでるの…?」
絵里「それには「」を使う…ってことかしら?」
絵里「でももしそうだとして、反映に「」が必要なら、なぜ途中から「」に言及しなくなったの…?」
絵里「…駄目、わからない事が多すぎるわ……」
絵里「不確かな仮定に不確かな理論を重ねたところで正解にたどり着けるとは思えない…」
絵里「やっぱり自力で脱出は無理なのかしら…?」 >>191【「>>179から189の効果を無視して自動的に179から189をなかったことにする機械」】
亜里沙ロボ「オ、オ姉チャン!」
絵里「なに?どうしたのそんなに慌てて」
亜里沙ロボ「ナニカ出テキタヨ!ドウナッテルノ?!」
絵里「落ち着きなさい亜里沙。こういう事もよくあるの」
亜里沙ロボ「……ソウ、ナノ…?」
絵里「ええ」
亜里沙ロボ「…ココッテヘンナトコロナノネ」
絵里(あなたもそうやって出て来たんだけどね) ロボもSIMの召喚物なのは気に食わないけどとりあえずクソ長文の方はスルーしてくれて何よりだ 亜里沙ロボ「ソレデオ姉チャン」
絵里「なに?」
亜里沙ロボ「コノ機械?ハナンノ機械ナノ?」
絵里「……」
絵里(ボタンやスイッチは見当たらない、操作出来そうな場所もない…)
ピトッ
絵里(……でも作動しているのはわかる…)
絵里「ふむ…だいたいわかったわ」
亜里沙ロボ「ワカッタノ?サスガオ姉チャン!」
絵里「わからないわね」
亜里沙ロボ「…エ?」
絵里「わからないってことがわかったわ」
亜里沙ロボ「ソ、ソウナンダ」
絵里「いい?亜里沙」
亜里沙ロボ「ウ、ウン…」
絵里「ここは、こういう事もよく起こるのよ。わかった?」
亜里沙ロボ「ワ、ワカッタヨオ姉チャン…」 >>249
『ぎいぃいいぃいやぁ〜〜!!』
こんなん笑うわ 読み返して気づいたけどその断末魔>>162じゃね? >>196【「流れるプール」】
亜里沙ロボ「!?」
絵里「さ、さすがにこの規模のモノが出るのは久しぶりね……」
亜里沙ロボ「泳イデイイ?」
絵里「泳げるの?!沈まない…?」
亜里沙ロボ「……沈ム」
絵里「えっと…いちおう聞くけど、防水は?」
亜里沙ロボ「ソレハばっちり!」ドヤァ
絵里「じゃあ入るだけ一緒に入りましょうか?」
亜里沙ロボ「ウン!」 絵里「……はぁぁ〜〜……」
絵里「ただただ浮いてるだけっていうのも気持ちいいものね……」
絵里「このまま何時間でも流されていられるわ……」
亜里沙ロボ「イイナァ…」
絵里「……ごめんねぇ〜……あと一周だけ……」
亜里沙ロボ「ムゥ…」
――― ―――
絵里「」ユラユラ
絵里「」Zzz…
ゴッ!
絵里「痛っ?! ぶごっ!ごぼごぼごぼっ……!」
ザパァ
絵里「……頭打っちゃった…痛くはないけどビックリした……」ケホケホ
絵里「亜里沙を放っといたバチね。もう上がりましょう…」 >>197【「ママチャリ」】
絵里「あら、また自転車だわ」
絵里「ねえ亜里――」
亜里沙ロボ「」ムスー
絵里「謝るから、もう機嫌なおして、ね?」
亜里沙ロボ「別ニ怒ッテマセンケド」
絵里「……ねえ亜里沙、自転車って乗ったことある?」
亜里沙ロボ「……アリマセン」
絵里「えっと、その、敬語はやめて欲しいなーって……」
亜里沙ロボ「命令デスカ?命令ナラ従イマスガ?」
絵里「ち、違う違う!そうじゃないの!」
亜里沙ロボ「デハコノママデ」
絵里「そ、そう…」 絵里「えっと、じゃあ亜里沙は自転車に乗ったことがないのね?」
亜里沙ロボ「ハイ」
絵里「だったら乗ってみない?楽しいかもしれないわよ?」
亜里沙ロボ「自分ハソウハ思イマセン!」
絵里「まーまー、騙されたと思って、ね?」
亜里沙ロボ「……」
絵里「一回だけ、ね?」
亜里沙ロボ「……マア、ソウ言ウナラ…」
―――
亜里沙ロボ「ヒャッホーーーイ♪」 >>201【「今のレス数を表示してくれるモニター」】
絵里「? パソコンの、モニター…?」
亜里沙ロボ「…ダケ、ミタイ。本体ハ見当タラナイシ」
ブゥ…ン
絵里「! ついた…?」
亜里沙ロボ「ナニカ表示サレテルネ…281?」
絵里「何の数字かしら?」
亜里沙ロボ「サア…?」 >>216【コンマがゾロ目のレスの番号を表示するモニタ】
絵里「!!」
絵里「レスの番号を表示するモニターですって?!」
亜里沙ロボ「コレノ事カナァ?」
絵里「可能性は高いわね…さっきより1増えてるし」
絵里「でもコンマがゾロ目って…?」
亜里沙ロボ「書キ込ミ時間ノ小数点以下ガ揃ッテルれすッテ事ジャナイ?」
絵里「……え?」 亜里沙ロボ「ア、マタ増エタ」
絵里「亜里沙…あなた……!」
亜里沙ロボ「?」
絵里「「レス」が何なのか知ってるの?!」
亜里沙ロボ「ウン」
絵里「!!」
絵里「――! そ、そういえば前の亜里沙も……!」
亜里沙ロボ「前ノ?」
絵里「あ、ああ何でもないわ、こっちの話」
絵里「――それで、「レス」っていったいなんなの?」 ――
絵里「――インターネットの掲示板、ねえ……」
絵里(にわかには信じがたい、けど、亜里沙が嘘をつく理由はない)
亜里沙ロボ「オ姉チャン、マタ増エタヨ!」
絵里(…信じましょう。だって亜里沙だもの) 絵里「…だとしたらそれはゾロ目のレス番号を表示するモニターではないわね」
亜里沙ロボ「違ウノ?」
絵里「だって単純に考えてゾロ目の確率は10分の1よ?」
絵里「だったら数字が1つずつ増える…つまり毎回ゾロ目になるのはおかしいでしょう?」
亜里沙ロボ「ア…」
絵里「それにそもそも論だけど、今まで空に文字として出てきたモノがここに現れたことは無いのよね」
亜里沙ロボ「ナーンダ、ジャア違ウネ」
絵里(だから霊体もいない…わよね?)
亜里沙ロボ「ジャアコノ数字ハナンナンダロ?」
絵里「さあ、なんでしょうね…」
絵里「……気にするだけ無駄な気がするわ」ハァ… 【「500までにコンマゾロ目の数字が2連チャンすると、開いてしまう呪いの玉手箱(絵里は900まで出れなくなる)」】 そもそもスレのルールに勝手に干渉してるあたりもうね >>218【おっぱいおっぱい】
絵里「……これも誰かが書き込んだ内容、なの?」
亜里沙ロボ「タブン、ソウダト思ウヨ」
絵里「どんな顔して……いや、何を考えてこれを書き込んだのかしら?」
絵里「これを私に見せてどんなリアクションを求めてるの…?」
絵里「…ひょっとしたらその人の望むリアクションを返せばレスが増えたりしないかしらね」 >>219【レズ】
絵里「欲しいのはレスなんだけど…」
絵里「――そもそもレズってなによ?」
亜里沙ロボ「エ"ッ?!」
絵里「ん?亜里沙はなにか知ってるの?」
亜里沙ロボ「ウウン!知ラナイ知ラナイ!打チ間違イジャナイカナア?」
絵里「そうよね」 >>220【「凄く触り心地の良いBiBi寝そべり」】
絵里「ほぅ…ほぅほぅ……♪」ナデクリナデクリ
絵里「これはよいものだ♪」
亜里沙ロボ「亜里沙ニハ感触ッテイウノガヨクワカラナイケド…」
絵里「もっちりとしていてそれでいてさらさらで…程よいサイズに適度な弾力…」
絵里「これはよいものだ!」キリッ
亜里沙ロボ「良カッタネ、オ姉チャン♪」 >>222【「にこのツインテール」】
絵里「――っ!!」
亜里沙ロボ「コレッテ髪ノ毛?りぼんデ結バレテル髪ノ毛…ダケ?」
絵里「っっ…!」ブルブル
亜里沙ロボ「オ姉チャン…?ドウシタノオ姉チャン!」
絵里「…大丈夫、大丈夫よ亜里沙……大丈夫……」
亜里沙ロボ「顔真ッ青ダヨ!絶対大丈夫ジャナイ!ナニガアッタノ?!」
絵里「」ハァ…ハァ… ――思い出してしまった
ここに来てすぐに見せられたあのおぞましいモノを
――思い起こしてしまった
考えまいと目を逸らしていたある可能性を
私の夢だと思ってたから気にしなかったこと
私の夢だと信じたいから目を背けていたこと
亜里沙の話が本当でどこかにある掲示板がこの空間に影響を及ぼしているのなら
現実にいる「誰か」の意思でこの空間に様々なことを起こしているというのなら
ここは私の夢なんかじゃなく
現実世界のどこかで
あの首もこの髪も、本物なんじゃ――? ――そんなわけはない!
そんなことあるものか!
だったらこの体は何だ!
睡眠も食事も必要とせず
痛覚もなく――死んでも生き返る
こんなこと現実ではありえない
だからここは現実じゃない
現実じゃない、と思いたい
だいたい書き込む人間が現実にいるとして
なにをどう考えてこんなにも脈絡の無い物を出すのか
なにをどうしたらそんな考えの人間を集められるのか
本当にどこかに「絢瀬絵里を監禁したらしたいこと」なんて掲示板があるとでもいうのか バカバカしい
ここは私の夢の空間
いいことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもない
天国じゃないけど、かといって地獄でもない
だから楽しんでやる
ムリをしてでもバカをしてでも
精一杯でかい声で笑ってやる
誰かのルールなんていらない ―――
亜里沙ロボ「――オ姉チャン!オ姉チャン!」
絵里「! あ、亜里沙…私は……」
亜里沙ロボ「大丈夫?急ニ震エダシタト思ッタラ、今度ハじっト黙ッチャッテ…」
絵里「……大丈夫よ、ごめんなさいね不安にさせて」
絵里「ちょっとだけ考えごとに集中しすぎたわね」ナデナデ
亜里沙ロボ「ソンナ感ジジャ…」
絵里「心配かけたわね。ありがとう」ハグッ
亜里沙ロボ「……」
絵里「私は大丈夫…大丈夫よ……」ナデナデ
亜里沙ロボ「…ウン」 >>225【「ありふれた悲しみ」】
絵里「! よし、景気付けに歌いましょうか!」
亜里沙ロボ「ワー聞キタイ聞キタイ」パチパチパチパチ!
絵里「じゃあ私の十八番、いくわよ〜♪」
――
♪きっと知らずにいた方がよかった?
♪そんな痛みを抱えながら〜♪
♪何にも言わず笑うんだ毎日♪
♪忘れようと言い聞かせて♪
♪思い出を〜閉じこめた〜♪
♪heartbreak!
亜里沙ロボ「キャー♪オ姉チャン格好イイ〜!」パチパチパチパチ! ――
♪とまらない悲しみ とまらない痛みは〜♪
♪波のように今を流して 夜が明ける♪
♪いつもより激しく 渦巻いた感情だから♪
♪私のすべてが崩れそうだよ〜♪
亜里沙ロボ「ワ、ワー…」パチパチパチ…
――
絵里「♪私を静かに 照らすけれど〜♪」
亜里沙ロボ「……」
絵里「……ふぅ、どうだった?」
亜里沙ロボ「エット、上手ダケド……今歌ウ歌ジャナイト思ウ」
絵里「そ、そう…でも、私にはこれしか――」
亜里沙ロボ「ソレ以上イケナイ」 >>226【500レスで出られると言ったな。あれは嘘だ。】
絵里「……嘘ね、それは」
亜里沙ロボ「ドウシテワカルノ?」
絵里「最初に提示されたルールだもの。今までの事を考えると、そこだけはぶれないと思うわ」
亜里沙ロボ「ソッカ、ソウダヨネ!」
絵里「ええ」
絵里(……でなきゃ私がもたないもの……) どうかな?穂乃果は「寿命がなくなる」をわざわざ逆に解釈してまであっさり消してるし
亜里沙も消す方法出したら消すんじゃない? >>309
消す方法か
【「亜里沙ロボの大爆発機能を作動させる電波信号」】とか? >>309
そりゃ>>311みたいなのが来たら始末するだろうけど、
他の事象でついでに事故死させるような真似はしなさそう
また嫌っていたら、極力発言させないようにしてると思う >>235【「絵里ちゃんにぴったりサイズの甘ロリ服」】
亜里沙ロボ「ワアッ♪可愛イお洋服♪」
絵里「そうね、亜里沙によく似合うと思うわ」
亜里沙ロボ「……コレドウ見テモオ姉チャンノさいずダヨ?」
絵里「わ、私?!私はいいわよ…!こういうの似合わないもの」
亜里沙ロボ「何モ着ナイヨリハマシダヨ。ホラ着テミテ」
絵里「ええ…だってぇ……」
亜里沙ロボ「……トリアエズソノ両脇ト股ニ挟ンダぬいぐるみハ下ロシテヨ」
絵里「それは嫌!」 ――
絵里「うう……ど、どうかしら……///」
亜里沙ロボ「似合ウ似合ウ♪可愛イヨ!オ姉チャン♪」
絵里「いや、なんだかものすごく恥ずかしいんだけど……///」
亜里沙ロボ「ナンデ全裸ヨリ恥ズカシガッタンノコノ人」
絵里「ヒラヒラでなんだか落ち着かないし…せめて足に寝そべり挟んでいい?」
亜里沙ロボ「駄目ニ決マッテルデショ」
絵里「にこで!せめてにこのでいいから…!」
亜里沙ロボ「股ノ間デニッコニッコニーサセラレルぬいぐるみノ気持チ考エテアゲテ?!」 >>236【「超電磁砲」】
絵里「はぁ……やっぱり自然が一番ね…♪」
亜里沙ロボ「不自然モイイトコナンダヨナァ」
絵里「ん?なにか言った?」
亜里沙ロボ「ウウン、ナンデモナイヨナンデモ」
絵里「そう? はふ…この肌触り…たまらないわね…♡」
亜里沙ロボ「…ソンナニイイノ?」
絵里「ええ、そりゃあもう」
亜里沙ロボ「ソッカ……ソレデオ姉チャン」
亜里沙ロボ「――アノデッッッカイ大砲ハナニ?」
絵里「知らない」 亜里沙ロボ「気ニナラナイ?」
絵里「ならないわ」
亜里沙ロボ「興味トカハ?」
絵里「特にないわね」
亜里沙ロボ「アノ大キサダヨ?動クトコロ見テミタクナイ?」
絵里「いや、動かし方なんてわからないわよ?」
亜里沙ロボ「ハイ!先生ハイ!」
絵里「はい、亜里沙くん」
亜里沙ロボ「私ナラ動カシ方ワカルカモデス!」
絵里「……動かしてみたいの?」
亜里沙ロボ「ハイデス!」
絵里「そうねぇ…じゃあ行ってきていいわよ」
亜里沙ロボ「! 行ッテキマス!」ケイレイッ
絵里「……ロボットとはいえ、まだまだ子供ね」クスクス >>237【「お婆さまがプレゼントしてくれたバレリーナのオルゴール」】
絵里「!!」
絵里「……懐かしいわね…」
絵里「私がバレエを初めて、大好きなプリマができて」
絵里「そのプリマ・バレリーナの公演をお婆さまと見に行ったときに、その日の記念にって買ってもらったオルゴール……」パカッ
〜♪ 〜♪
絵里「…そうだわ、この曲…毎日寝る前に聞いてたっけ…」
絵里「この踊るお人形さんに「ニーナ」って名前までつけて…」フフッ
絵里「本当に懐かしいわ、このオルゴール」
絵里「……私が捨ててしまった、オルゴール」 >>241【「レズに電気ショックが流れるスイッチ」】
絵里「……スイッチ?」
絵里「なんのスイッチかしら?」
絵里「…予想はしてたけど、どこにもなんにも書いてないわね」
絵里「わかるのはONとOFFの2つのボタンが付いてることだけ」
絵里「なんの為のスイッチかわからない物を気軽に押せるわけないじゃない…」
絵里「……」 亜里沙ロボ「――オ姉チャン、ドウシタノ?」
絵里「亜里沙?もうアレはいいの?」
亜里沙ロボ「ウン、ダイタイワカッタヨ」
絵里「動かしてみないの?」
亜里沙ロボ「アレヲヒトリデ動カスノハ無理ミタイ。最低デモアト二人ハ人手ガ必要ダト思ウ」
絵里「そう、残念ね」
亜里沙ロボ「ウン…電磁砲ナンテソウソウ見レルモノジャナイノニ」
亜里沙ロボ「シカモコンナオッッキイノ…撃テタラ凄カッタダロウナ…」
絵里「レールガン?って何?凄いの?」
亜里沙ロボ「ソリャモウ!」
絵里「きゃっ?!」
亜里沙ロボ「電磁砲ッテイウノハネ――」 ――
絵里「――な、なるほど、だいたいわかったわ…」
亜里沙ロボ「ネ?見テミタクナッタデショ?ネ?!」
絵里「まぁ、うん。気持ちはわからなくはないわね」
亜里沙ロボ「デショ?! アア、残念ダナァ…」
亜里沙ロボ「ソレデ、オ姉チャンハ何シテタノ?」
絵里「…何をしてたってわけじゃないんだけど…」
亜里沙ロボ「ア、ナンカ増エテル!綺麗ナ箱ト…スイッチ?」
絵里「ふふ、これはオルゴールよ」パカッ
亜里沙ロボ「ワア可愛イ♪ソレニキレイナ音…♪」
絵里「ハラショーよね♪」
亜里沙ロボ「хорошо♪」 亜里沙ロボ「――ト、コレハすいっち?ナンノ?」マジマジ
絵里「それがわからないのよねぇ…」
亜里沙ロボ「押シテミナイノ?」
絵里「だって、何が起こるのかわからないのよ?とても押せないわ」
亜里沙ロボ「何カ悪イコトガアリソウナラOFFニスレバイインジャナイ?」
絵里「そんな簡単に押して、万が一のことがあったらどうするのよ!」
亜里沙ロボ「…ソウダヨネ、ゴメンナサイ…」
絵里「……」
絵里「…まったく、仕方ないんだから。ほら、貸してちょうだい」
亜里沙ロボ「ウン」
絵里「じゃあ亜里沙は少し離れてて」
亜里沙ロボ「――エ?」
絵里「万が一があったら危ないでしょう?」
亜里沙ロボ「! ウン!」 ――
絵里「――じゃあ押すわよー!」
亜里沙ロボ「ハーイ!」
絵里「……ふぅ、まずはOFFから…」グッ
絵里「…何もおきないわね」
亜里沙ロボ「押シター?」
絵里「今からよー!気をつけててねー!」
亜里沙ロボ「ハーイ!」
絵里「――じゃあいきますか…!スイッチ…ON!」カチッ
亜里沙ロボ「!!」
亜里沙ロボ「……?」
亜里沙ロボ「…ナニモ、オコラナイ…?」
亜里沙ロボ「オ姉チャーン!ナニモナイヨー!ほんとニ押シタノー?」
亜里沙ロボ「! オ姉チャン?!」
絵里「あばばばばばばばばばば」ビリビリ >絵里「あばばばばばばばばばば」ビリビリ
www 【「絵里ちゃんの意中の人の隠し撮り写真(R18)」】 この消化ペースだと追い付きそうだな
安価なくなったらどうすんだろ >>329
むしろ消化してくれるの待ってるんだけど
消化しきれないレスは出てこない方がいいからね
まぁ他の人はそういうの考えずにガンガンレスしちゃうからもう多分俺が有効なレスをできる機会はないだろうけど 【「絵里ちゃんを手の平に乗せれるくらい巨大なことりちゃんロボ」】 >>332
リアルタイムでやり取りしたいとか?
安価あと20くらいだし無くなりそうな気配だけどな >>242【「そこそこの難易度のゲーム」】
絵里「…なにこれ?映画のDVD?」
亜里沙ロボ「コレハげーむそふとダヨオ姉チャン」
絵里「そうなの?にしても物騒なタイトルね」
絵里「「デストロイオールヒューマンズ!」なんて…」
亜里沙ロボ「ヤッテミル?」
絵里「だ、駄目よ!あ、ほら!ここに「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」って書いてあるじゃない!」
亜里沙ロボ「ケッコウナばかげーナンダケドネ」
絵里「駄目よ!駄目駄目!教育に良くないわ!」
亜里沙ロボ(ア、コレPS2カ…流石ニソンナ骨董品ハ動カセナイナ…) >>270【やだえりち、そんなとこ触っちゃダメ…♡】
絵里「ふ、風評被害だわ!」
亜里沙ロボ「エリチ?エリチッテナニ?」
絵里「え?ああ…私のあだ名よ。もっとも、そう呼ぶのはひとりだけだけどね」
亜里沙ロボ「絢瀬絵里……エリチ……チッテドコカラ…?」
絵里「私の小さい頃の呼び名のエリーチカを縮めてえりち、なんじゃないかしら」
亜里沙ロボ「ナルホド」
絵里(あれ?じゃあにこは?にこはなぜにこっちなの?)
絵里(矢澤にこ……にこっち……ちってどこから…?) >>273【「パソコン」】
絵里「! ノートパソコン?これがあれば……」
亜里沙ロボ「……」
絵里「どうしたの?亜里沙」
亜里沙ロボ「ぱそこんハ…意味無イカモ…」
絵里「え?どうして?」
亜里沙ロボ「ココ、通信環境ガ無イカラ」
絵里「つまり、ネットに繋がらないってこと?」
亜里沙ロボ「」コクン
絵里「なーんだ、そんなこと」クスクス
亜里沙ロボ「エ?」 亜里沙ロボ「ソンナコトッテ…ねっとニ繋ガラナイぱそこんニナンノ意味ガ…」
絵里「意味ならあるでしょ?だってパソコンっていろいろ出来るじゃない」
亜里沙ロボ「ソウカナァ?」
絵里「確かに、こういうところで事務作業はしないからそういう点ではあまり実用性はないかもしれないけど…」
絵里「でも例えばゲームなんかも出来たりするでしょう?」
亜里沙ロボ「げーむ?アア、サッキノ…?」
亜里沙ロボ「アレヲぷれースルニハマズえみゅれーたガ必要ニナッテクルシ、ソモソモソレヲいんすとーるスルノニねっとガ必要ナンジャ…」
絵里「? 何を言ってるの亜里沙?」
亜里沙ロボ「エ?」
絵里「パソコンでゲームと言ったらソリティアとマインスイーパでしょう?」
亜里沙ロボ(ソッチカァ…)
絵里「運が良ければピンボールなんかもあるのよ♪」ウキウキ
亜里沙ロボ(…あれヲ楽シンデぷれーシテル人イタンダ……) ――
絵里「ああ亜里沙!駄目よ、そんなに雑に置いたら」
亜里沙ロボ(ウルサイナァ)カチカチッ
絵里「ほら、もっと慎重に選ばないと!」
亜里沙ロボ「…最初ノ開ケル場所ナンテドコデモ同ジジャナイノ?ドウセ運ナンダシ」
絵里「それにしたってもっと端の方を選ぶとかあるでしょう?」
亜里沙ロボ「変ワラナイト思ウケド…」
絵里「そんなことないわよ。ちょっと貸してみて」
―
絵里「――ここ!」カチッ
絵里「ああああ!どうして1回目で爆弾引くのよ!」
亜里沙ロボ「コレデ7回連続……アル意味凄イ引キノ強サダネ……」
絵里「もういっかい!」
亜里沙ロボ(デモ楽シソウダカライイカ…)フフッ >>274【「サッカーボール」】
亜里沙ロボ「アレ?さっかーぼーる?」
亜里沙ロボ「ネエオ姉チャ――」
絵里「ああああ!また――」
亜里沙ロボ「……ヒトリデ遊ヨット」
――
亜里沙ロボ「ヨッ……ハッ…!」ポーンポーン
亜里沙ロボ「ハイッ!」ピタッ
パチパチパチパチ
亜里沙ロボ「――エ?」
絵里「凄いじゃない、亜里沙!」パチパチ 絵里「私、サッカーが出来ないわけじゃないんだけどリフティングだけは苦手で……」
絵里「だからさっきみたいな技が出来る人、尊敬するわ!」
亜里沙ロボ「ソ、ソウカナ…」テレテレ
絵里「私もああいうの出来たら楽しいだろうな…」
亜里沙ロボ「オ姉チャン…ぱそこんハモウイイノ?」
絵里「ふふっ、亜里沙…ああいうのはね、空き時間にやるからいいの」
絵里「ソレを主目的に根を詰めてやるようなモノじゃあないのよ?わかった?」
亜里沙ロボ「ウ、ウン」
亜里沙ロボ(ソレデモ二時間クライハヤッテタヨウナ…)
絵里「それよりさっきのもう一回見せて。首の後ろでピタッと止めるやつ!」
亜里沙ロボ「フフッ、イイヨ」ポーン >>275【「ASIMO」】
ASIMO「コンニチハ、ワタシハ、ASIMOト、イイマス」
絵里「何かの本で見たことあるわ、確か…ホンダのロボットよね?」
亜里沙ロボ「…ズイブン旧型ノろぼっとガ出テキタネ」
ASIMO「ソレハ、ボールデスカ?」
絵里「ええ、サッカーボールよ」
ASIMO「ワタシハ、ボールヲケルコトガデキマス」
絵里「え?!そうなの?」
ASIMO「ボールヲ、セットシテクダサイ」
絵里「…セット?」
亜里沙ロボ「足元ニ置イテ欲シインジャナイカナ?」
絵里「ああ、なるほど」 絵里「それじゃあ…はい」トン
ASIMO「イキマスヨ、ヨクミテイテクダサイ」
絵里「ええ」
ASIMO「」カションカションカション
ASIMO「」ボムッ
絵里「凄いわ!思ったよりまともに蹴れているわね!」
ASIMO「ドウデシタカ?オモッタヨリ、ツヨクケレテイルデショウ?」
絵里「そうね、ちょっと予想外だったわ」
ASIMO「モクヒョウノバショヘ、チャントトブヨウニ、キョリヤ、カクドヲ、ジドウデチョウセツスルキノウガ、ワタシニハ、ソナワッテイルノデス」
絵里「そうなのね、ハラショーだわ♪」
亜里沙ロボ「……」 ―――
亜里沙ロボ(アノ子ガ来テ、オ姉チャンハ変ワッテシマッタ――)
亜里沙ロボ(アレカラズットアノ子ニカカリッキリ)
亜里沙ロボ(亜里沙ノ方ガナンデモデキテ優秀ナノニ)
亜里沙ロボ(ヒョットシテオ姉チャンハ私ノコト――)
亜里沙ロボ(ウウン、違ウ)
亜里沙ロボ(ぱそこんノ時ダッテ、ぷーるノ時ダッテソウダッタ)
亜里沙ロボ(オ姉チャンハタダ新シイモノガ好キナダケ)
亜里沙ロボ(アノ子ニ飽キタラキットマタ私ノトコロヘ帰ッテキテクレル)
亜里沙ロボ(ソノ時ハオ姉チャンニりふてぃんぐヲ教エテアゲヨウ)
亜里沙ロボ(ソノウチ、キット――) >亜里沙ロボ(オ姉チャンハタダ新シイモノガ好キナダケ)
結構当たってて草
前から思ってたんだがこのSS楽しみに見てるやつほどコメントしづらいよな
いろいろ小ネタ仕込んで書いてるのにほとんど触れられなくてちょっとかわいそうになる >>287【500までにコンマゾロ目の数字が2連チャンすると、開いてしまう呪いの玉手箱(絵里は900まで出れなくなる)】
亜里沙ロボ「!!」
亜里沙ロボ「オ姉チャン!」
絵里「なに?どうしたの亜里沙?」
亜里沙ロボ「アレ!!」
絵里「あれ?」
絵里「……」
亜里沙ロボ「オ姉チャン、アレッテ…」
絵里「……心配ないわ。大丈夫よ亜里沙」
亜里沙ロボ「デモ」
ASIMO「ナニカ、オテツダイスルコトハ、アリマスカ?」
絵里「ふふ、大丈夫。なんでもないわ」
亜里沙ロボ「……!」 >>290【「水彩色鉛筆36色」】
亜里沙ロボ「色鉛筆…何カ書イテミヨウカナ…?」
―
ASIMO「」カションカションカションカション
絵里「あなた片足でジャンプも出来るの?」
絵里「へぇ〜最新技術って凄いのね!」
―
亜里沙ロボ「――暇ダシ」
亜里沙ロボ「ア、デモ書クモノガナイ…」
亜里沙ロボ「床ニ描イタラ怒ラレルカナァ?」
亜里沙ロボ「……紙トカナイカナ……」 >>291【「ケント紙」】
亜里沙ロボ「!?」
亜里沙ロボ「マサカ、聞コエタ…?」
亜里沙ロボ「モシソウダトシテ、ドウシテ私ノ願イヲ…?」
絵里「亜里沙ー?どうかしたー?」
亜里沙ロボ「ウウン、ナンデモナイヨー!紙ト色鉛筆ガ出テキタカラオお絵描キシテイーイ?」
絵里「いいわよー。後で見せてねー」
亜里沙ロボ「ワカッター」
亜里沙ロボ「!! コノ紙スッゴク描キヤスイ!」 >>292【「亜里沙が昔描いた家族の絵」】
亜里沙ロボ「…?」
亜里沙ロボ「コレハ、オ姉チャン…?」
亜里沙ロボ「!!」
亜里沙ロボ「ッテコトハ、コレガ本物ノ亜里沙…!」
絵里「――どうしたの?また何か出てきた?」
亜里沙ロボ「!!」サッ
絵里「ん?今――」
亜里沙ロボ「ナンデモナイノ!チョット失敗シチャッテ、完成シタラチャント見セルカラ!」
絵里「? そう…?」
亜里沙ロボ「……隠シチャッタ……オ姉チャンノナノニ…」
亜里沙ロボ「ドウシテ、私ハ……」 >>293【「おばあさまの若い頃の写真展」】
絵里「……」
亜里沙ロボ「写真展?オ姉チャンノオ婆チャンハ写真家ダッタノ?」
絵里「…いえ、そんなこと聞いたことないわ」
亜里沙ロボ「ジャアあれナンナンダロ?」
絵里「…ひょっとして…」
亜里沙ロボ「?」 >>295【おちんちんびろーん】
亜里沙ロボ「破廉恥デスッ!」
絵里「……」
亜里沙ロボ「…オ姉チャン…?」
絵里「…なに?」
亜里沙ロボ「ナニカ、考エゴト?」
絵里「ええ、ちょっとね」
亜里沙ロボ「……」ジトー
絵里「…なによ、その顔は」
亜里沙ロボ「イヤ…あれヲ見テなにヲ考テルノ……?」
絵里「っ!」
絵里「ち、違うわよ!そういう事じゃなくて…!///」
亜里沙ロボ「エー……」
絵里「だから、違うってばー!///」 >>296【「大量のコピック(E0000)」】
絵里「あ、ほら、お絵描き道具いっぱい出てきたわよ?」
亜里沙ロボ「コレ全部同ジ色ダヨ」
絵里「え?あ、本当ね」
亜里沙ロボ「」キュポッ
サラサラ〜ッ
亜里沙ロボ「……ウッッスイ…肌色?」
絵里「どうしてこの色なのかしら?それも大量に」
亜里沙ロボ「重ネ塗リスレバ濃クハデキルケド…」
絵里「根気さえあれば細かい濃淡の人物画が描けそうよね」
亜里沙ロボ「……ヤッテミヨウカナ」
亜里沙ロボ「オ姉チャン、私シバラクオ絵描キシテテイイ?」
絵里「もちろんよ」 亜里沙ロボ「……ッテ言ッテミタケド……」
亜里沙ロボ「ドウシヨウ…コレッテイケナイコトカナ?」
――
ASIMO「」シャコンシャコン
絵里「」キャッキャ♪
――
亜里沙ロボ「……」
亜里沙ロボ「――ワタシダッテ…!」 おい主人公変わっとるやんけw
そういえば真姫ちゃんの時もほぼほぼにこロボが主役やったな >>311【「亜里沙ロボの大爆発機能を作動させる電波信号」】
(5)
『警告、警告、爆破シークエンスを開始します。この個体は5レス後に爆破されます』ビーッビーッ
亜里沙ロボ「!? ナンデ!?ドウシテコレガ作動シテルノ?!」
亜里沙ロボ「ドウシヨウ…ドウシヨウ…!」
絵里「亜里沙ー?何か言ったー?」
亜里沙ロボ「! ウウン、ナンデモナーイ!」
絵里「そう?」
亜里沙ロボ「ゴメンネ変ナ声出シテー!」
絵里「いいのよー」
亜里沙ロボ「ナントカ…ナントカシナクチャ…!」
亜里沙ロボ「……」
亜里沙ロボ「……ヤッパリ、あれシカ……ッ!」 >>315【「殺人マシーン」】
(4)
殺人機械「」
絵里「? 新しいロボット?」
殺人機械「」パラララ
絵里「んきymjgくadpぁ」ドチャッ
亜里沙ロボ「!! オ姉チャン!」
殺人機械「」
亜里沙ロボ「…私ニハ攻撃シテコナイ…?」
亜里沙ロボ「ダッタラ…!」
亜里沙ロボ「ASIMO!手伝ッテ!」
ASIMO「カシコマリマシタ」 >>327【「絵里ちゃんの意中の人の隠し撮り写真(R18)」】
(3)
―――
絵里「――んっ…ここは…?それになにこれ…写真…? ええっ?!?!」
亜里沙ロボ『オ姉チャン!気ガツイタ?』
絵里「亜里沙?!違うのこの写真は――」
亜里沙ロボ『シッ!静カニ!オ姉チャン、あれヲ見テ、ユックリ、ソーットネ』
絵里「…?」ソー
殺人機械「」ガシャンガシャン
絵里『な、なによあれ…!?』
亜里沙ロボ『ワカラナイ。デモオ姉チャンヲ狙ッテル』
絵里『! ……そう。それで何か考えがあるのよね?わざわざプールまで来てるって事は……』
亜里沙ロボ『ウン、マズアイツヲぷーるニ沈メル。ソノ上デあれヲ使ウ』
絵里『…レールガン…?動かせるの?』
亜里沙ロボ『今ASIMOヲリモートデ動カシテ発射準備ヲサセテル。上手クイケバ戻ッタ後ハ発射ぼたんヲ押スダケデ撃テル。発射ダケナラ二人居レバ可能』
絵里『……なるほど、じゃあ亜里沙は戻りなさい。ここは私が――』
亜里沙ロボ「駄目ッ!」
絵里『?! 亜里沙?!声が――』
殺人機械「!!」ウィーン
絵里『気付かれた!?』 >>330【「絵里ちゃんの生首×3」】
(2)
絵里『くっ…!どうする!このままじゃ……』
亜里沙ロボ『!! コレヲ使エバ…!オ姉チャン!私ニ考エガ――』
絵里『え、なに…? ひいぃっ?!?!』
――
殺人機械「」ガシャンガシャン
ヒュン
殺人機械「!」パラララ
生首だったもの「」ドチャッ
ヒュン ヒュン
殺人機械「!!」スチャッ
亜里沙ロボ「隙アリ!」ガキィン
ドボン
殺人機械「」スチャッ
亜里沙ロボ「……ヤッパリ水ニ落トシタクライジャ止マラナイヨネ……デモソレクライハ想定内!」
亜里沙ロボ「オ姉チャン!」
絵里「ええ、任せて!」ザブン
絵里(くらいなさい!)カチッ
絵里・殺人機械「「あばばばばばばばばばば」」ビリビリ (1)
――
絵里「上手くいったわね!」
亜里沙ロボ「ウン!アトハあれヲ撃ツダケ!オ姉チャン、手筈通リニ!」ギャリギャリギャリ
絵里「ええ、わかったわ!」
――
絵里「亜里沙!準備出来たわよ!」
『ジャアコッチデロックヲカイジョスルカラ、カイジョカラ10ビョウイナイニハッシャボタンヲオシテネ』
絵里「了解!……ところでASIMOはどこにいったのかしら?」
『ワタシナラ、ココニイマア、コラ、シャベッチャダメ』
絵里「……亜里沙、あなた今どこにいるの?」
『……ロックヲカイジョシタ。オネエチャン、ハッシャボタンヲ』
絵里「亜里沙!」
『ワタシハモウスグバクハツスル。ダカラコレデイイノ』
絵里「そんな…っ!それでも……!」
『ゴメンナサイ…ワタシガカイタエト、メッセージヲASIMOニタクシテアル。フタリデイキノコッテ』
絵里「だめ……そんな……それでも……それでも!私は…っ!」
『ウッテオネエチャン!ハヤク!ウテエエェェェェ!!!』
絵里「撃てるわけ…ないじゃないーーっ!!」
カッッッッ!!!
―――最初に目が覚めたとき、周りには何もなかった
それから色んなモノと出会って、ここは楽しいところだと思ってた
―――あの子を失ったとき、私はひとりぼっちだと思った
それでもあの子と過ごした世界の残り香は、私を慰めてくれた
―――あの子に出会った時、私はまだ希望をもっていた
でも私はあまりにも無力で、あの子になんにもしてあげられなかった
―――再び目が覚めたとき、思い出の欠片はひとつを残して全て吹き飛んでいた
ただ、私はひとりぼっちじゃあなかった
―――あの子に出会ったとき、私はやり直せるのだと思った
でも私は、あの子の願いも想いも何一つ叶えてあげられなかった
―――三度目が覚めたとき、周りには何もなかった
―――そして、これがこの世界だと知った
【「10秒毎に食べられていない分の量が倍になるチョコレート」】 どうせまた始まるのだろう
なにを得ても
なにを育んでも
全て無意味なゲームが
また始まるのだろう―― 私は知ってしまった
このゲームの主役は私ではないことを
私は知っている
このゲームには終わりがあることを
私は、知っている
このゲームの主導権が「あなたたち」にあることを ああ、また始まるのでしょう?
終わりがくるまで私は終わらないのでしょう?
私の運命は「あなたたち」が決めるのでしょう?
さあ、思うがままに、好き勝手に、またゲームを楽しみましょう
1から、いいえ、0から 亜里沙ロボ「悲シイネ…オ姉チャン」
絵里「撃てませぇぇぇん!」
ASIMO「可能性に殺されるぞ!」 ロボット消えるたびにパロネタで締めてるの草
ルーティーンかよ 絵里「」
絵里「――ん」
絵里「……おはよう、世界……」
絵里「……そっか」
絵里「私は、また――」
絵里「――っ!」 >>331【熱々のピロシキ(120度くらい)たくさん】
絵里「」ガブッ
絵里「……あっつ」
絵里「喉が灼ける…指が爛れる…それはわかる」
絵里「でも、それだけ」
絵里「熱さも痛みも感じない」
絵里「傷は負った端から癒えていく」
絵里「……自傷すら……」 ――
絵里「……」
絵里「……恥の多い生涯を送ってきました……」
絵里「……」
絵里「……私は、自分のした事に就いて後悔したことはなかった。しなかった事に就いてのみ、何時も後悔を感じていた……」
絵里「……しなかった事……恥……後悔……」
絵里「私に、出来ること」
絵里「……備え」 絵里「鍛えよう」
絵里「心も、体も」
絵里「後悔を、しないとは限らないけど…少しでも減らせるよう」
絵里「心構えと、身構えをしよう」
絵里「考えてみれば、私は私を知らない」
絵里「この体の事に、あまりにも無頓着だった気がする」
絵里「まずは、吐くまでランニングしてみましょうか」
――― ―――
>>333【「手のひらサイズのことりちゃんロボ」】
小とりロボ「チュンチュン♪」
絵里(ことり…?)
絵里(永らく何もなかったから忘れかけてたけど……)
絵里(そう、やっぱり、また――)
小とりロボ「チュン?」
絵里「…あなたは、喋れないの?」
小とりロボ「チュン」
絵里「いいわ、いずれにしても私は私で好きにやらせてもらう」
絵里「あなたも好きになさい。ここはそういう場所だもの」
小とりロボ「チュン…」 絵里(さて、次は瞑想でもしてみようかしら)
絵里(……皮肉なものね、何も持たない方が充実している気さえするわ)
絵里(たしか足はこう――)
小とりロボ「チュン、チュン」ヨジヨジ
絵里「……」
絵里(そして呼吸を整える)スゥゥ
小とりロボ「チュン!」
絵里(頭の、上に…)
絵里「……そこにいたいのなら好きにしなさい。ただし私は構ってあげないわよ」
小とりロボ「チュン♪」
絵里「……」フゥ…
――― ―――
>>334【「絵里ちゃんを手の平に乗せれるくらい巨大なことりちゃんロボ」】
絵里「」
巨とりロボ「――小サキ者ヨ」
絵里「」
巨とりロボ「……」
巨とりロボ「――オホン、小サキ者ヨ!」
絵里「」
巨とりロボ「…アレエ?」 巨とりロボ(エーット…)
巨とりロボ「ンンッ!」
巨とりロボ「アー聞コエヌノカ?小サキ者ヨー!」
小とりロボ「チュン?」
巨とりロボ「イヤ、ソッチジャナクテ…モウチョット大キイ方ノ小サキ者ッテイウカ……」
絵里「……うるさいわよ」
巨とりロボ「アッ!ゴメンナサイ……!」
絵里「集中してるんだから静かにしててちょうだい」
小とりロボ「チュンチュン!!」
巨とりロボ「アッ…ハイ…スミマセンデシタ……」 巨とりロボ(フエェェン、舐メラレナイヨウニ頑張ッテ威厳ヲ出ソウトシテタノニィ)
巨とりロボ(イキナリ失敗シチャッタヨォ……)
小とりロボ「チュンチュン」
巨とりロボ「……慰メテクレルノ?」
小とりロボ「チュン」
巨とりロボ「アリガトウー♪アナタカワイイネ♪」
小とりロボ「チュン♪」
絵里「」ハァ…
巨とりロボ「! ゴ、ゴメンナサイ…ウルサクシチャッタ…?」
絵里「…もういいわ」
巨とりロボ「ソ、ソウ…?」ホッ 巨とりロボ「ジャア改メテ自己紹介スルネ。私ハ――」
絵里「いや、そういうのは要らないわ」
巨とりロボ「エッ…?」
絵里「私からの願いはひとつだけ」
絵里「決して私の邪魔はしないで――!」
巨とりロボ「」ゾクッ
巨とりロボ「ワ、ワカッタ…」
絵里「それ以外なら好きにすればいいわ。私もあなたの邪魔はしないから」
絵里「それじゃあ私は瞑想に戻るわね」
巨とりロボ(怖ッ!ナニ、コノ子ノ威圧感…)
小とりロボ「チュン!」ヨジヨジ
巨とりロボ(ソシテドウシテアノ子ハ平気ナノ?!)
小とりロボ「チュン♪」
巨とりロボ(…頭ノ上ガ定位置ナンダ…) 【「絵里ちゃんの記憶をリセット(物理)する金盥」】 【茜色の夕陽眺めてたら 少し思い出すものがありました】 巨とりロボ「……」
――
絵里「フッ…!ハッ…!」シュッシュッ
絵里「シッッ!」ブンッ
――
巨とりロボ「……」
――
絵里「」スゥゥ……
絵里「」コォォ……
――
巨とりロボ「……ネエ」
小とりロボ「チュン?」 巨とりロボ「アノ子、ズットアアナノ?」
小とりロボ「チュン…?」
――
絵里「ハッ……ハッ……」タッタッタ
絵里「――っっ!!」ダダダダダーッ
――
巨とりロボ「…飽キモセズ、ズット…」
巨とりロボ「イッタイ何ノタメニ……?」 >>358【「ロシア語で書かれた本」】
小とりロボ「チュン?!」
絵里「……」ジー
巨とりロボ「エッ?!アンナ本イツノ間ニ…?!」
絵里「」パラパラパラ
絵里「」ポイッ
巨とりロボ「エエッ?!チ、チョット、ソレハ何?ドウイウコトナノ?!?!」
絵里「……」
絵里「……ここは、こういう事がランダムに起こる世界なの」
絵里「他にも突然空に文字が書かれていたりするわ」
巨とりロボ「ナニソレ…」
絵里「……」
巨とりロボ「ア!」 巨とりロボ「エット…コ、個性的ナ世界ダネッ♪」
絵里「……」
絵里「…私も、同じよ」
巨とりロボ「エッ?」
絵里「私もあなたたちと同じ。突然放り込まれただけ」
絵里「違うのは私があなたたちより少しだけ早くからここにいた、それだけよ」
巨とりロボ「ソ、ソウ…」
絵里「……少し、話しすぎたわね」
巨とりロボ「ア、ゴメンネ。邪魔シチャッテ…」 小とりロボ「チュン!チュン!」
絵里「?」
巨とりロボ「ウーン…ソノ本ガ気ニナッテルンジャナイカナァ?」
絵里「欲しいならあげるわ」
巨とりロボ「ソノ…何テ書イテアルノ?」
絵里「…「必殺技辞典」」
巨とりロボ「…エッ?」
絵里「その本のタイトルよ」
巨とりロボ「ソウナンダ…」
小とりロボ「チュンチュン♪」
――― ―――
>>359【「ASIMOだけを破壊するレーザーガン」】
巨とりロボ「ジ、銃?!」
絵里「…」ヒョイ
巨とりロボ「――エ?」
絵里「」バシュン
巨とりロボ「!!」
絵里「……」ニギニギ
絵里「」ポイッ
ガシャン!
巨とりロボ(コノ子…ナンノタメライモナク自分ノ左手ヲ……!) 巨とりロボ(怖クナイノカナ…?)
絵里「……何?」
巨とりロボ「! ウ、ウウン、ナンデモ…」
小とりロボ「チュンチュン」
絵里「……」
絵里「…止めておきなさい。その銃、私には効かないけどあなたたちにはどうかわからないわよ」
巨とりロボ「キカナイ…?」
絵里「威力が低いとか耐えられるとかじゃなく、効果そのものが無いみたい」
絵里「「私」に効かないのか生身に効かないのかは知らないけど、機械や鉱物相手にはどうなるかはわからないわ」
絵里「……自身で試したくはないでしょう?」
巨とりロボ「!」コクコク 巨とりロボ(「恐怖」ヲ知ラナイワケジャナインダ…)
巨とりロボ(デモ、指先トカジャナクイキナリ手ノヒラニムケテ撃ッタ)
巨とりロボ(……ドンナ経験シテキタラコンナ風ニナッチャウンダロウ?)
絵里「……」グッグッ
絵里「」タッタッタ
巨とりロボ(モウとれーにんぐニ戻ッテル…)
小とりロボ「チュン!…チュン!」
巨とりロボ「ア、危ナイカラ触ッチャダメダヨォ」
巨とりロボ「ッテ言ッテモ私タチジャソノさいずノ道具ハ使エナイケド」
小とりロボ「チュン〜〜!!」 ―――
絵里「」ピョーンピョーン
絵里「」グッ…グッ…
―――
巨とりロボ「…ネエ」
小とりロボ「チュン?」
巨とりロボ「モウ一度聞クケド…アノ子、ズットアアナノ?」
小とりロボ「……チュン」
巨とりロボ「ソッカ、ゴメンネ、喋レナインダヨネ」
巨とりロボ「アナタトモオ喋リデキタライイノニナァ」
小とりロボ「チュン!チュン!」
巨とりロボ「――ン?」
巨とりロボ「アア、ナルホドォ♪」 好きなキャラのロボット出せる上にそいつらがメインになりだすから、スレごとにキャラ変える意味があんまり感じられないんだよなあ ――
巨とりロボ「♪」キャッキャ
小とりロボ「♪」チュンチュン
――
絵里(――仲良くやってるみたいね)
絵里(頭も軽くなったし、これで私も自分の事に専念出来る)
絵里(もっと高負荷を与えるやり方を考えなきゃ)
絵里(……思いっきりやれるように少し離れようかしら)
――― ―――
絵里「っはあ…っ!」ドサッ
絵里「」ハァハァ
絵里(やっぱり駄目…)
絵里(やってもやっても、手応えがまるでない)
絵里(生半可なトレーニングじゃ限界どころか疲労状態すら長続きしない)
絵里(改めて…この体の異常さがわかるわね……)
絵里(もっと…もっと追い込まなきゃ…っ!)
絵里「もっと……?」
絵里(……そもそも私は何の為にこんなことを…?) >>371【「10秒毎に食べられていない分の量が倍になるチョコレート」】
絵里「…?」
絵里「」カリッ
絵里「…普通の、チョコレート…?」
絵里「……」
ズズッ
絵里(! 大きくなった?!)
絵里「…大きくなった……だけ…?」
絵里「……」
ズズズッ
絵里「また…!」 ――
ズンッ
絵里「……なるほど」
絵里「どうやらこれは一定時間ごとに大きくなり続けるチョコレートのようね」パキッ
絵里「そして…」グシャッ
絵里「食べるか溶かすか、またはある程度以下の小ささまで砕いてしまえば増量は止まる」パラパラ
絵里「ただし…」バキィッ
絵里「大きい欠片だと――」
ズズンッ
絵里「本体も欠片もどっちも増える、か」
絵里「しかもおそらく加算じゃなく乗算で増えてるから、放っておくと加速度的に増えてじきに手がつけられなくなるってわけね」 ズズズンッ
絵里「……すでに軽自動車くらいかしら?そろそろ危険水域よね……」
絵里「――ふふっ」
絵里「 お も し ろ い じ ゃ な い ♪ 」ニヤァ
絵里「私が砕ききるのが速いか、チョコレートが光速を越えるのが速いか…」
絵里「勝負よ!!」ビシィッ
――― ―――
巨とりロボ「……ひまダネェ……」
小とりロボ「……チュン……」
巨とりロボ「アノ子…絵里チャンッテイッタッケ?」
小とりロボ「チュン」
巨とりロボ「フラットドコカニ行ッタキリ戻ッテコナイシ…」
巨とりロボ「ココハ朝モ昼モ夜モナケレバ、いべんとミタイナコトモナンニモ起コラナイシ…」
巨とりロボ「ホント…ドウイウ世界ナンダロウ…ココ」
ドォン!
小とりロボ「チュン?!」
巨とりロボ「ナ、ナニ?!ナニガアッタノ!?」
巨とりロボ「――!!」
巨とりロボ「ナニ、アレ――」 ドォン!ドォン!
巨とりロボ「遠クテヨク見エナイケド…黒イ塊ガ大キクナッタリ小サクナッタリシテル…?」
巨とりロボ「コノ破壊音ハあれヲ壊シテル音…ナノカナ?」
巨とりロボ(コノ距離デコンナ音ガ聞コエルッテコトハ爆発デモ起キテルンジャ…?)
バァァン!!
小とりロボ「! チュン!!」
巨とりロボ「エッ?!」
巨とりロボ「……ドウイウコトナノ?」
巨とりロボ「……黒イ塊ガ…塵ニナッテク……」 ――
小とりロボ「チュン!」
巨とりロボ「! ナニカガ、コッチニ向カッテ来テル…!」
巨とりロボ「アノ黒イ人型…モシカシテ絵里チャン?!」
小とりロボ「チュン!チュン!」
巨とりロボ「待ッテ!ナニカオカシイヨ!」
絵里「クックックッ……」
巨とりロボ「……っ」
絵里「ふふふ……あはっ……あーっはっはっはっ!!」
巨とりロボ「アノ子、笑ッテルノ…?」
小とりロボ「チュン……」 絵里「できた…♪できたできたできたできたできちゃったあ♪」
絵里「んふふ♡私、天才かも♡」
巨とりロボ「」ゾクッ
巨とりロボ(マルデ別人…イッタイ何ガアッタノ…?)
絵里「せっかくだからもう少し試し打ちしたいなぁ」
絵里「ちょうど砕きがいのありそうなものもあるし――」
絵里「――ね♪」
巨とりロボ「エ、ワ、私?!」 巨とりロボ「ジ、冗談…ダヨネ…?ハハ…」
絵里「ううん、単純にその質量の金属塊は魅力的だわ♡」
絵里「ちょっと、軽く叩いてみてもいい?」
巨とりロボ「目!目ガ怖イヨ!絵里チャン!」
絵里「!」
絵里「あなた…」
絵里「――どうして私の名を?」
巨とりロボ「!!」
絵里「……なるほど、心か思考を読むパターンね」
絵里「ここに来てまさかただ大きいだけのロボットだなんてとは思ってたのよね……」
絵里「 お も し ろ く な っ て き た じ ゃ な い ♪ 」
巨とりロボ「タダ大キイダケノろぼっとナンダヨナア…」 >>387【「絵里ちゃんの記憶をリセット(物理)する金盥」】
絵里「じゃあそろそろいくわよ…!」ビシッ
巨とりロボ「マ、マッテマッテ!」
絵里「……待つか待たないか、読んでみたらどう?」
巨とりロボ(読メナクテモ止メルツモリナンテナイノハワカルケドネッ!)
巨とりロボ「――あ」
絵里「ふふ♪古典的な陽動ね。私がそんなのに――」
ぐわぁぁん
絵里「んきゃう!」
巨とりロボ「絵里チャン?!大丈夫?絵里チャン!」
小とりロボ「チュンチューン!」
―― ――
絵里「――ん」
小とりロボ「チュン!チュンチュン!」
巨とりロボ「ヨカッタ、気ガツイタ!大丈夫?ドコカオカシイトコロナイ?」
絵里「ひぃっ?!」
巨とりロボ「……ン?」
小とりロボ「チュン?」
絵里「……」キョロキョロ
絵里「!」
絵里「……あの……」
絵里「――私、誰ですか?」 ―――
絵里「――そうでしたか…」
巨とりロボ「ゴメンネ、私タチ知リ合ッタバカリデオ互イノコトアンマリ知ラナイノ」
絵里「いいえそんな!自分の名前がわかっただけでも充分です!」
巨とりロボ「自分ノ名前ヲ聞イテモヤッパリ…?」
絵里「……ええ、思い出せません。でも「絵里」って名前が間違いなく自分の名前だとは思います」
絵里「……なんとなく、ですけど……」
巨とりロボ「ソッカ…」
小とりロボ「チュンチュン」
絵里「心配してくれるの?ありがとう」ナデナデ
小とりロボ「チュン♪」 巨とりロボ「――時ニ絵里チャン」
絵里「?」
巨とりロボ「ドウシテたらいヲズット抱キシメテルノ?」
絵里「! だ、だって…私、服着てない……///」
巨とりロボ「エ?恥ズカシイノ?!」
絵里「当たり前でしょう!///」
巨とりロボ「誰モ服着テナイノニ?」
小とりロボ「チュン」
絵里「お二人はロボットだから……」
巨とりロボ「マタろぼっと差別…コンナトコロデマデ私タチハ……」
絵里「えっ?あっ!ご、ごめんなさい!私そういうつもりじゃ――」
巨とりロボ「マア、冗談ナンダケドネ♪」
絵里「えっ…?」
巨とりロボ「ゴメンゴメン、絵里チャンガアンマリ可愛クテツイカラカイタクナッチャッタ♪」
絵里「も、もう!やめてくださいよー!」 絵里「えっと、私からもいいですか?」
巨とりロボ「イイヨォ、ナンデモ聞イテ」
絵里「ここ、どこなんですか?たぶん、だけどこんな異様な景色見たことないです…」
巨とりロボ「…本当ナラ私タチヨリ絵里チャンノ方ガ詳シイハズナンダケドナ…」
絵里「えっ?」
巨とりロボ「元々私タチヨリ絵里チャンノ方ガ先ニコノ世界ニイタンダヨ」
巨とりロボ「ダカラ実ハコノ世界ニツイテ私タチガ知ッテルコトッテホトンド無イノ」
絵里「じゃあ、ここから出る方法なんかも……?」
巨とりロボ「ゴメンネ」
絵里「そうですか……」
小とりロボ「チュン…」
巨とりロボ「……」
巨とりロボ「……待ッテ、デモヒトツダケ――」 巨とりロボ「――確カ前ノ絵里チャンハコノ世界ニ「放り込まれた」ッテ言ッテタ」
巨とりロボ「私トコノ子ハココニ来ルマデノ記録ガ無イカラ、印象トシテハココデ産マレタ、ニ近インダケド…」
小とりロボ「チュンチュン」
巨とりロボ「ヒョットシテ絵里チャンニハ――」
絵里「ここに来た時か、それ以前の記憶があったのかも?」
巨とりロボ「ウン、ダトシタラ絵里チャンハココカラ出ル方法ヲ知ッテタカモシレナイネ」
絵里「……ごめんなさい…」
巨とりロボ「チ、違ウヨ!絵里チャンヲ責メテルワケジャナイノ!」
絵里「…わかっています。でも、どうして私は……?」
巨とりロボ「モウ!違ウノ!私ガ言イタイノハソンナ事ジャナクテ、出ル方法ハ存在スルンジャナイカ?ッテコト!」
絵里「あ…!」
巨とりロボ「出ル方法ガ「存在る」ナラ探セルカモシレナイヨネ?」
絵里「そう、ですね…」
小とりロボ「チュン!」 巨とりロボ「ダカラ今ハ忘レチャッタ事ヲ嘆クヨリ、ドウヤッタラ答エガ見ツカルカヲ考エヨウヨ!」
絵里「……はい」
巨とりロボ「ドウシタノ絵里チャン!元気ナイヨー?」
絵里「…私に、出来るでしょうか?」
巨とりロボ「?」
絵里「全部を…自分の名前すら忘れて、過去を全て失った私に何かが出来るのでしょうか…?」
巨とりロボ「モー!ねがてぃぶ禁止!過去ヲ失ッタナンテ後ロ向キナ言イ方ハヤメテ!」
巨とりロボ「イイ?絵里チャン。アナタハ、ナニモ失クシテナンカナイ――」
絵里「え…?」
巨とりロボ「絵里チャンハ過去ヲ失ッタンジャナク……過去ヲ捨テタノ!!!」
絵里「!」 巨とりロボ「――絵里チャンハドウシテ過去ヲ捨テタカ」
巨とりロボ「ソレハネ――前ダケヲ見テイラレルヨウニダヨ!」
巨とりロボ「過去ガ無ケレバ過去ニ縛ラレル事ハナイ!今、絵里チャンハ未来シカ見ナクテイイ最高ノ自分ヲ手ニ入レタンダヨ!!!」
絵里「!!」
絵里「……な、なんて無茶苦茶なポジティブ……!」
絵里「でも…おもしろいです!」
絵里「私、前向きに頑張ってみます!」
巨とりロボ「ウンウン、ソノ意気ダヨ」
小とりロボ「チュンチュン」 絵里「あ、あとひとつ気になってたんですけど…」
巨とりロボ「ナニ?」
絵里「……私、どうして全身をチョココーティングされてるんでしょう?」
巨とりロボ「ゴメン、ソレハ本当ニワカンナイ」
小とりロボ「…チュンチュン♪」 >>388【「皆で入れる大きな家」】
絵里「きゃあっ?!」
小とりロボ「チュン!?」
絵里「え…!な、なに?!なんなのこれ?!」
巨とりロボ「落チ着イテ絵里チャン」
巨とりロボ「……ココハ、コウイウ事ガらんだむニ起コル世界ナノ」
巨とりロボ「他ニモ突然空ニ文字ガ書カレテイタリスルワ」
絵里「そ、そうなんですね… ますますわけがわからない世界ですね……」
巨とりロボ(マア、文字ノ方ハ私モマダ見タコトナインダケドネ) 絵里「それにしても大きい家……」
巨とりロボ「……ソウ?」
小とりロボ「チュンチュン!」
絵里「え?あ、本当、玄関が3つあるわね」
小とりロボ「チュン!チュン!」
絵里「ええ、たぶん私たち用の玄関だと思うわ」
小とりロボ「チュン♪」
絵里「ふふ、良かったわね」ナデナデ
巨とりロボ「……」
絵里「? どうかしました?」
巨とりロボ「……先輩禁止」
絵里「え?」 絵里「――先輩禁止?」
巨とりロボ「ソウ!コレカラ絵里チャンノ敬語ハ禁止シマスッ!」
絵里「えっ…でも……目上の方(物理)だし……」
巨とりロボ「絵里チャン!」
絵里「は、はい!」
巨とりロボ「コレカラコノ家デミンナデ暮ラスンダヨネッ?!」
絵里「はい!」
巨とりロボ「ッテコトハ私タチハ家族ダヨネ?!」
絵里「はい……えっ?」
巨とりロボ「ネッ?!」
絵里「そ、そういうものですか?」
巨とりロボ「ソウナノ!」 巨とりロボ「普通ニ考エタラ、家族ニ敬語ナンテオカシイヨネ」
絵里「ま、まぁ…そうですね」
巨とりロボ「ホラア!」
絵里「あっ、ごめんなさい…」
巨とりロボ「ジャア気トリナオシテ…私ノ名前呼ンデミテ♪」
絵里「……」
巨とりロボ「…ドウシタノ?ホラ♪ホラ♪」
絵里「……そういえば私、二人の名前を知らない…」
巨とりロボ「ソウダッケ?」
絵里「えっと…教えて、もらえるかしら?二人の名前を」
巨とりロボ「! ウフフ♪イイヨォ♪」
絵里「まずは――」
巨とりロボ「コトリ」
絵里「え?」 絵里「えっと、どっちが……?」
巨とりロボ「ドッチモ」
小とりロボ「チュン♪」
絵里「ええ…じゃあどう呼べば……」
巨とりロボ「ドウシヨッカ♪」
絵里「……からかってるんでしょう?」
巨とりロボ「ア、ワカッチャッタ?」
絵里「もう…!じゃあ、この子が「ことり」ね」
小とりロボ「チュンチュン♪」
巨とりロボ「エエッ?!ジャア私ハ?!」
絵里「どうしよっかなー?」
巨とりロボ「アー!ヒドイヨ絵里チャン!」 絵里「うーん、それじゃあ…「お姉ちゃん」ってのはどうかしら?」
巨とりロボ「オ姉チャン?!」
絵里「だって私たち、家族なんでしょう?」
巨とりロボ「! オ姉チャン…オ姉チャンカァ……イイカモォ♪」
絵里「ふふっ、これからもよろしくね、お姉ちゃん♪」
巨とりロボ「ウンッ♪」
小とりロボ「チュン!チュン!」
絵里「ええ、あなたもね」ナデナデ
小とりロボ「チュン♪」 ――
巨とりロボ「ジャア早速私タチノオ家ニ入ッテミヨッカ♪」
絵里「ええ!」
小とりロボ「チュン♪」
絵里「…やっぱりそれぞれ自分用のドアから入るのがいいのかしら?」
巨とりロボ「ソウダネ、中ガドウナッテルカワカラナイモンネ」
絵里「じゃあそうしましょう」
小とりロボ「チュン」
「「「せーの!」」」
ガチャ!
絵里「――これは…!」 絵里「やっぱりというかなんというか……」
巨とりロボ「マア、ソンナ気ハシテタヨネ」
小とりロボ「チュンチュン」
巨とりロボ「どあガ違ウダケデ同ジトコロニ出テキタネエ」
絵里「でもほら、こっち側にはまた私用のドアがあるわよ」
小とりロボ「チュン!チュン!」
巨とりロボ「コトリチャンノ方ニモ専用ドアガアルネ」
絵里「…ことりの事「ことり」って呼ぶのね…」
巨とりロボ「私ハオ姉チャンダカラネ♪妹ニ譲ッテアゲルノ!」
絵里「ふふ、さすがお姉ちゃんね」
巨とりロボ「でっしょー♪」 絵里「――それじゃあ私とことりはそれぞれのドアを開けてみるとして……」
小とりロボ「チュン」
巨とりロボ「私ハコノオ家ヲ探検シテミルネ」
絵里「わかったわ、後でまたこの玄関で落ち合いましょう」
小とりロボ「チュン!」
巨とりロボ「らじゃー!」
――
絵里「――ものの見事に何にもなかったわね」
小とりロボ「チュン…」
巨とりロボ「家ノがわダケガアッテ家具モナシ」
巨とりロボ「電気がす水道ハモチロン、べっどヤそふぁスラナイナンテネ」
絵里「……せめてカーテンでもあれば…」
巨とりロボ「アレ?絵里チャンマダ気ニシテタノ?」
絵里「そりゃあね…でも、なんだかだんだんどうでもよくなってきたわ」 ――
絵里「結果的に、あんまり家が手に入った、って実感はなかったわね」
巨とりロボ「タダソレゾレニ個室ガ出来タダケッテ感覚ダネエ」
絵里「個室があってもベッドやお風呂すら無いんじゃゆっくり休むことも出来ないわ」
巨とりロボ「マア、私トコトリチャンハろぼっとダシ、ソモソモ夜モナイカラべっど無クテモ問題ナイケド」
絵里「え?!夜ないの?!」
巨とりロボ「ウン、ッテイウカ絵里チャンガ寝テルトコロモ見タコトナイヨ?」
絵里「寝てないって……どれくらいの間?」
巨とりロボ「……数年?」
絵里「はあっ?!…えっ、待って!私たち知り合ったばかりだかなんだか言ってなかったっけ?」
巨とりロボ「ダッテソノ間ニ絵里チャントシタ会話ナンテ数エルホドダモン」
絵里「……」
絵里「……もうあんまり驚くこともないと思ってたけれど、私自身も含めてまだまだこの世界は不思議がいっぱいね……」 絵里「……ちょっと、外の空気でも吸いに行きましょうか…」
巨とりロボ「サンセーイ」
小とりロボ「チュンチュン!」ヨジヨジ
絵里「えっ?えっ?」
小とりロボ「チュン!」
巨とりロボ「ア、懐カシイ♪前ハソウヤッテヨク絵里チャンノ頭ノ上ニイタンダヨ♪」
小とりロボ「チュン♪」
絵里「そうなの?じゃあ落ちないように気を付けてね」
小とりロボ「チュンチュン!」
絵里「…移動するときはこの方がいいかもね」
絵里「じゃあ表に出ましょうか」
巨とりロボ「ウン」
ガチャ >>389【茜色の夕陽眺めてたら 少し思い出すものがありました】
巨とりロボ「……」
絵里「……」
巨とりロボ「……何カ思イ出シタ?」
絵里「……いえ、別に……だってここに夕陽なんてないもの」
巨とりロボ「……ダヨネエ…ッテイウカ……」
巨とりロボ「文字ッテアンナ風ニ出ルンダァ……」
絵里「えっ?見たこと無かったの?」
巨とりロボ「ウン」
絵里「あんなドヤ顔で言ってたのに?」
巨とりロボ「アレハ絵里チャンノ真似シテタダケダカラ」
絵里「そ、そう…」 絵里「……」
巨とりロボ「ドウカシタ?」
絵里「……あれって、ひょっとしたら何かのヒントって可能性は無いかしら?」
巨とりロボ「ひんと?」
絵里「ええ、例えば私の記憶を取り戻す為の…とか。そうじゃなくても何か意味があるんじゃないかしら?」
巨とりロボ「ソウカナァ?タダドウシヨウモナク悲シイ雰囲気ハ伝ワルケド…」
絵里「…考えてみる価値はあるかもね…!」 >>401【布団が吹っ飛んだ!!!!】
絵里「」
巨とりロボ「アレッテ、ヒョットシタラ何カノひんとッテ可能性ハ無イカシラ?」
絵里「っ!」
巨とりロボ「例エバ私ノ記憶ヲ取リ戻ス為ノ…トカ、ソウジャナクテモ何カ意味ガアルンジャナイカシラ?」
絵里「〜〜っ!」プルプル
巨とりロボ「…考エテミル価値ハアルカモネッ!」キリッ
絵里「もうやめてー!恥ずかしいから!///」 茜色の夕日を見たら君がただ横で笑っていたことやどうしようもない悲しい事を思い出すよな >>415【「 鏡」】
絵里「今度は鏡…」
巨とりロボ「待ッテ、コレハ何カノひんとッテ可能性モ……」
絵里「それはもういいから!」
小とりロボ「チュンチュン!!」
巨とりロボ「真面目ナ話、前ノ絵里チャンハ出テクルものヲ「ランダム」ッテ言ッテタンダカラ意図ヲ考エテモ無駄ジャナイカナア?」
絵里「そうか…そうよね」 絵里(にしても鏡か)
絵里(やっぱり裸、気になるわね……)
絵里(何か着られるものがあればいいんだけど)
絵里(それに体のチョコ流したいなぁ)
――
巨とりロボ「――ズット鏡見テル」
巨とりロボ「ソンナニ自分大好キナノカナァ?」 >>425【「金魚の餌」】
絵里「……金魚の餌」
絵里「これを、どうしろっていうの…?」
巨とりロボ「ヤッパリらんだむナンダネェ」
絵里「そうね、意図を考えるだけ無駄、か」 絵里「そういえば今まではどんなものが出てきたの?」
巨とりロボ「ウーント……ナンダッタッケ?」
絵里「覚えてないの?」
巨とりロボ「オ、覚エテルヨォ?デモ説明シニクイものモアルカラ…」
巨とりロボ「ソウダ!チョウドイイ機会ダカラ全部集メテミヨッカ?」
絵里「……お姉ちゃん?」
巨とりロボ「サ、サアれっつごー!」
絵里「もう…♪」クスッ ――
絵里「――これで全部?」
巨とりロボ「……ウン」
絵里「本当にぃ〜?」
小とりロボ「チュン〜?」
巨とりロボ「ホ、本当ダヨォ!」
巨とりロボ「ッテイウカコトリチャンハ知ッテルデショ?!」
小とりロボ「チュン」
巨とりロボ「モウ…!」
絵里「ふふっ♪」 ―――
絵里「それにしても…パンに本に銃にタライに鏡に金魚の餌……本当に脈絡ないわね…」
小とりロボ「チュン!チュン!」
絵里「そうね、あの家もそうだったわね」
巨とりロボ「ソレニ…絵里チャンノちょこれーとモダヨネ」
絵里「…そうね」
巨とりロボ「不思議ナノハコノぱんダネ…コレダケ時間ガタッテルノニマダあつあつダモン……」
絵里「そうなの?」ヒョイ
巨とりロボ「アッ!ダメッ!やけどスルカラッ!!」
絵里「え?」
絵里「! きゃあっ?!」パッ 巨とりロボ「大丈夫?!ひとガ持テル温度ジャナイカラ…!」
絵里「大丈夫…だけど…なに、これ……?」
小とりロボ「チュン?!」
巨とりロボ「やけどガ…ドンドン治ッテイク…!」
絵里「……」
巨とりロボ「! 大丈夫?!絵里チャン!」
絵里「……大丈夫じゃないかも…」
巨とりロボ「痛イノ?!ナニカ治療デキルモノハ…!」
絵里「……痛くない……」
巨とりロボ「ソウナノ?良カッタァ…」
絵里「痛くないのよ……!」
巨とりロボ「??」
絵里「こんなに酷い火傷なのに……全く痛くないの……」
絵里「それどころか……熱さも、感じないみたい……!」
巨とりロボ「!!」
巨とりロボ(ソウカ、ダカラ絵里チャンハ……) 絵里「どうなってるの…私の体…」
ぎゅ〜
絵里「…ほっぺたを痛いほどつねっても全然痛くない…」
絵里「夢…?夢なのこれ?」
絵里「それとも私……人間じゃ……?」
絵里「……嘘よ……嘘!そんなの…あり得ない……っ!」
絵里「うあああああっっ!!!」
巨とりロボ「!?」
巨とりロボ「落チ着イテ絵里チャン!大丈夫!大丈夫ダカラ!!」ガシッ
絵里「うるさいっ!私は――私は――っ!!」ブンッ
ボグシャァッ!
巨とりロボ「ッッ!!」
絵里「――ぁ」 絵里「ご、ごめんなさい!私、我を忘れて――!」
巨とりロボ「落チ着イテ、絵里チャン。大丈夫…大丈夫ダカラ……」
絵里「ああどうしよう……!ごめんなさい、私、こんな…こんな……っ!」
巨とりロボ「絵里チャン泣カナイデ。コトリハ大丈夫ダカラ、ネ♪」
絵里「だって……だってお姉ちゃん……っ!」
絵里「指が!!!」
巨とりロボ「安イモンダヨ、指ノ一本クライ」
巨とりロボ「ろぼっとダモン♪」
絵里「……う……うう……っ!」 ――
絵里「……ごめんなさい」
巨とりロボ「モー、大丈夫ダッテ言ッテルノニィ…」
絵里「でも…」
巨とりロボ「イイ加減受ケ入レナサイ!私ハろぼっとダカラ大丈夫ナノ!」
絵里「う、うん…」
巨とりロボ「ソシテココハ不思議ナ世界ナノ!物ガ突然出テキタリかれーぱんガイツマデモ熱カッタリ痛覚ガ無カッタリ怪我ガ勝手ニ治ッタリスルノ!」
絵里「!」
巨とりロボ「イイ加減、コノ世界ノ滅茶苦茶ヲ受ケ入レナサイ!」
絵里「……そうね……うん、そのとおりだわ…」 絵里「ここは無茶苦茶な世界なんだもの。何でも受け入れていかないと身が持たない、ってことよね」
巨とりロボ「ソウソウ」
絵里「だいたい、ロボットが家族で、お姉ちゃんだったりする世界だものね」
絵里「どう考えてもまともじゃないわ」フフッ
巨とりロボ「ウンウン、絵里チャンノ怪力モマトモジャナイモンネ〜♪」
巨とりロボ「ダカラ何デモ認メテイカナイトネ♪」
絵里「ええ…まったく、お姉ちゃんの言うとおりだわ…」
絵里「さすがお姉ちゃんね♪」
巨とりロボ「エッヘン♪」 絵里「あ、でも…ひとつだけ、どうしても認められないことがあるんだけれど」
巨とりロボ「――エ?」
絵里「いくらお姉ちゃんでも、これだけは見逃せないわ……!」コ¨コ¨コ¨コ¨コ¨コ¨コ¨・・・
巨とりロボ「エ?エ?ナニ?ソンナニ怒ラセルヨウナコトシタッケ…?」
絵里「ピロシキよ」
巨とりロボ「? ……ナニ?」
絵里「あれはカレーパンじゃあないわ。ピロシキよ」
絵里「どうやって見分けるか?」
絵里「カレーが入ってるのがカレーパンよ」
絵里「お姉ちゃんはさっきカレーパンって言ったけど、あれはピロシキの間違いだわ」
巨とりロボ「ド……」
巨とりロボ「ドーデモイーヨ!!!」 うっわ連投ガイジ湧いててきしょ
これは抜かしていいだろ 残念ながら毎回埋められようが500いったら終わりなんだよなあ
安価あと2つだったのに惜しかったな
クソが 【「一本の白い羽根」】で500待機してた俺氏、無事死亡 ーーー
絵里「」ビクビク
にこ「ーー?」チラッ
絵里「あ、あれ…?何も、起きない…?」
にこ「はあぁぁぁあああ?!」
絵里「きゃっ!?」
絵里「な、なに?!にこ?!どうしたのよ急にーー!」
にこ「どうしたもこうしたも……な、なによこれ……!」
絵里「??」
絵里「あっっ!!」
「100万円」 にこ「これ…本物、よね…?」
絵里「さ、さあ…わからないけど…偽物には見えないわね…」
にこ「帯が付いてるってことは…ひ、ひゃ、ひゃく……?」
にこ「ひゃくまんえん!?!?」
絵里「ええっ?!百万円?!」
絵里「ど、どうするの?これ?」
にこ「し、知らないわよ!とりあえず希に話を聞くしか無いんじゃないの?」
絵里「そ、そうね、希のボタンで出てきたんだもの。希に聞くのが筋よね」
にこ「い、いいから早くしまいなさいよ!そんなもの持ってるのを誰かに見られでもしたら…」
絵里「ええっ?!私が?!」
にこ「当たり前じゃない。絵里が押したんだから」
絵里「そ、それはそうだけどぉ〜」 ーー
ガチャン
絵里「と、とりあえずロッカーに仕舞ったわ…!」フゥ
にこ「あとは明日、希を問い詰めるだけね」
絵里「ええ、いたずらにしてはちょっと…度が過ぎてるもの。こんな大金まで用意して……」
にこ「……本当に、希のならいいんだけどね」
絵里「え?」
にこ「このボタンが、よ」
絵里「違うの?」
にこ「……はぁ…」
絵里「え?な、なに…?」
にこ「あんた、ホントに希が置いたと思ってんの?」
絵里「ええ?だ、だってメモは希の字だったじゃない…?」
にこ「ええそうね、絵里が言うんならそれは確かだわ。でも考えてもみなさいよ。そもそもーー」
絵里「?」 絵里「――っ!!」
にこ「今日休みの人間がどうやって部室にこんなもの置くのよ?」
絵里「そう…そうだわ!なんで気付かなかったのかしら…」
にこ「でも、そのメモは間違いなく希の字なんでしょ?」
絵里「そう、だと…思う…」
にこ「ちょっと」
絵里「だ、だって…!にこがそんなこと言うから、自信なくなってきちゃったんだもの…」
にこ「…ごめん。じゃあその事も含めて、明日話をしましょ」
絵里「…そうね」
にこ「……とりあえず、今日はもう帰りましょうか…」
絵里「そうね…なんか、疲れちゃったし…」
ガチャ バタン
ーー
キィ…
??「……ちょ〜っと、危なかった、かな?」
??「でもバレてないみたいだしいっか♪」
??「私も帰ろ〜っと♪」
ーーー ーーー
ウィン
??「ただいま〜♪」
??「おかえり。首尾はどう?」
??「もうばっちり♪」
??「…バレたりしてないでしょうね?」
??「あったり前じゃない。私を誰だと思ってるの?」
??「…そうだったわね。とにかくお疲れさま。後はゆっくりしてていいわよ、あんじゅ」
あんじゅ「はいは〜い♪」
おしまい 考察を入れたりカオスなのにちゃんとストーリーにしてて面白かったよ
乙 simって対立煽りはするし変なコラ画像貼るし本当にろくでもないな
乙 最終的な判断は>>1に任せるけど、ここまで害悪なのはもう無視していいと思うけどな
乙 もう連投ガイジのレスはカウントから除外して良いたろこれ
毎回終わりに追い込まれるから味を占めて荒らしているとしか思えん 海未の500レススレの時も庭が連投しまくって無理矢理終わらせてたしもうスルーして欲しいわ いちおつ
希じゃなかったんか
あんじゅって一瞬どっちだと思ったけど普通に考えたらアライズだよな
埋めがなかったら最期どうするつもりだったのかは気になるな
初めて完走しそうなパターンだっただけに残念だ >>524
「もうすぐ500レスやね」に引っ掛かった絵里がその意味を考察。
↓
記憶を取り戻さなくてはと考えた絵里が、自分が記憶を無くした状況を巨とりに聞くも何故か渋られる。
↓
小とりの録画再生機能発覚。巨とり、仕方ないので絵里と見ることに。
↓
絵里、自分の鬼気迫る姿に唖然。巨とり、もうこんな想いを抱えて欲しくないと説得。
↓
絵里の意思固く、どうしてもタライを試したいと懇願。巨とり、しぶしぶ承諾。
↓
タライを使って記憶再リセット。
で帰還するつもりでした
たぶん30レスもあればいける内容だと考えてます
実際二行目までは10レスで書けました
>>525
指定されたものを順番通りにどうやって出すか、しか考えてないです
ただ特に指定の無いロボットなのに全員ほぼ人間の挙動にしてしまったのは反省してます >>526
>>526
再リセットて鬼か
まだ消してないならその10レス見たいわ >>531
具体的に言うとロボに文句言ってた奴と同様、内心嫌っていたのかどうかだよ >>528
あとで上げます
>>532
好き嫌いはないです
どう思うかと言われたら、正直便利でした
便利すぎて甘え過ぎてしまいました
ちなみに、嫌いではないんですが一番困った安価は5レスで爆発する亜里沙です >>453の続き
――
絵里「…本、銃、タライ、鏡、金魚の餌…」
小とりロボ「チュン…」
巨とりロボ「マダ考エテタノ?」
絵里「ええ、無駄かも知れないけど一応、ね」
巨とりロボ「ナニカワカッタ?」
絵里「ぜーんぜん。ただひとつだけ仲間外れがいるのはわかるけど」
巨とりロボ「エ、ドレ?」
絵里「金魚の餌よ」
絵里「他の物は知識だったり身を守る道具だったり生活用品だったりするけれど、金魚の餌だけは全く用途がないもの」
巨とりロボ「金魚アリキノものダモンネ…」
絵里「……まあ、だからなんだって話なんだけど……」
巨とりロボ「…ソッカ」
巨とりロボ「アンマリ考エスギナイヨウニネ?」
絵里「うん、ありがとう…」 >>439【「男物の制服」】
絵里「――え?」
小とりロボ「チュン!!チュンチュン!!」
絵里「これ、学ランっていうんだっけ?男子の…」
小とりロボ「チュンチュン!」
絵里「ど、どうしたの急に…?これを着て欲しいの?」
小とりロボ「チュンッ!」
絵里「そんなに言わなくてももちろん着るけど…」
小とりロボ「チュン♪」 ――
絵里「ブラウスがあるのはいいけど、ボタンが留めづらいわ」
絵里「……下は、このまま穿くしかないのね……」
絵里「これ、よく見たらボタンの裏側を別のボタンで留めてるんだ…変なの」
―
絵里「――っと、どうかしら…?」
小とりロボ「チュン♡チュンチュン♡」
絵里「誉めてる…のかしら?ありがとう」フフッ
小とりロボ「チュンチュン!チュンチュンチュチュンチュン!チュンチュチュチュン!!チュンチュン!」
絵里「ちょ、ちょっと待って!さすがにわからないから!」
巨とりロボ「ドウシタノ?ナンカ盛リ上ガッテルミタイ……ダケ……ド……」
絵里「あ、お姉ちゃん」
巨とりロボ「」 絵里「出てきたから着てみたんだけど…どうかな…?///」テレテレ
巨とりロボ「」
絵里「お、お姉ちゃん…?」
巨とりロボ「」クルッ
巨とりロボ「ドコノ誰カハ存ジマセンガーーー!!」
巨とりロボ「神様アリガトウゴザイマァァァアアアァァアアアアス!!!!!」
小とりロボ「チュンチュチュゥゥゥゥゥン!!!」
絵里「そ、そんなに…?」
絵里(でも二人とも自分の事みたいに喜んでくれてる…)
絵里(優しいのね)クスクス >>441【もうすぐ500レスやね】
絵里「……?」
絵里「500…レス?」
絵里「ねえ、あれって――」
――
『ソノママモイイケドヤッパリ絵里チャンノ髪ハ結ンダ方ガ――!』
『チュチュン、チュンチュン』
『白らん!ソンナノモアルノカ――?!』
――
絵里「……少しひとりで考えてみようかな」 絵里「なんだかどこかで聞いたことあるような懐かしいような口調だけど、気になるのはやっぱり「500レス」の部分よね」
絵里「レス…レスってなにかしら?」
絵里「キャッシュレスとかペーパーレスのレス?」
絵里「だとしたら無くすって意味…?でも500を無くすって…?」
絵里「だいたい、ここに物が出てくる事はあっても無くなるなんてこと今まで――」
絵里「!!」
絵里「待って…まさか……!」
絵里「いや、ネガティブは良くないわ。お姉ちゃんにもそう言われたじゃない」
絵里「……でも、今までで失ったものっていったら……」
絵里「私の、記憶くらいしか――!」 絵里「もし、そうだと仮定して考えてみると、色々と納得出来ることもある……」
絵里「もうすぐ500ってことは、今までに失ったものが四百何十はあるということ」
絵里「もし私から色々なモノを奪っていって、その結果がこの何にもない世界だとしたら?」
絵里「そして私から何かを奪うのが目的なら、奪い尽くしてしまわないように適度に物を与えるのも理解は出来る」
絵里「そうやって与えては奪い、与えては奪いを繰り返して、いよいよ私が壊れかけたから記憶を奪った…?」
絵里「でもまだ終わりじゃない」
絵里「「もうすぐ」500レスという言葉は、これからもレス…つまり私が何かを失う事が前提の言葉だから」 絵里「だとしたら今は与える段階だからまだ奪わないと考えるのが妥当でしょうね」
絵里「ただし、次に奪う段階が来たときに私が失うもの、それは――」
――
巨とりロボ「♪」キャッキャ
小とりロボ「♪」チュンチュン
――
絵里「おそらく、あの二人――!!」
絵里「なんとか……なんとかしなきゃ…っ!」
絵里「あの二人を、むざむざ奪わせてたまるもんですか…!」 絵里「でもどうすればいいの…?どうすれば守れる?」
絵里「なにか、ヒントは……」
絵里「なんでもいい、せめて逃げる方法でも――」
絵里「…逃げる…?」
―
巨とりロボ『ヒョットシテ絵里チャンニハ――』
絵里『ここに来た時か、それ以前の記憶があったのかも?』
巨とりロボ『ウン、ダトシタラ絵里チャンハココカラ出ル方法ヲ知ッテタカモシレナイネ』
―
絵里「――!」
絵里「前の、私なら…」
絵里「ここから脱出する方法を知っていた……?」 ――
巨とりロボ「――絵里チャンガ記憶ヲ失ッタ時ノ状況?」
絵里「ええ、どんな風だったか知りたいの」
巨とりロボ「…ドウシテ?」
絵里「それがわかれば私の記憶を取り戻す方法が探せるかも知れないじゃない」
巨とりロボ「モー絵里チャンッテバ忘レタノ?絵里チャンハ過去ヲ捨テテ前向キナ自分ニナッタンデショ?」
巨とりロボ「今サラ記憶ナンテ取リ戻サナクテモイイノ!」
絵里「……」
絵里「……お姉ちゃん言ってたわよね?前の私はここを出る方法を知ってたかも、って」
巨とりロボ「ソウダッケ?」
絵里「その方法を知りたいと思うのがそんなに悪いこと?」
巨とりロボ「別ニ悪イッテ言ッテルワケジャ……」
絵里「じゃあどうして?」
巨とりロボ「……ッ!」
おまけおしまい
ここからの流れは>>526 そうかそもそも500レスで帰れるって知らないのか
最初お気楽だったのにこの絵里ちゃんはつくづく報われないのな
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