千歌「急に殴ったらどんな反応するんだろう」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
千歌「ねぇ梨子ちゃん目つぶって?」
梨子「え?どうして?」
千歌「いいからいいから!」
梨子「もう、しょうがないなぁ」パチッ
いつも通りの通学路で、異常な事が起きたら…梨子ちゃんはどんな反応するんだろう?
千歌「じゃあいくよ〜」
梨子「え?何が始まるの?」
握った拳を、自分でも驚くほどの力で梨子ちゃんのお腹に捻じ込む。
なんだか入ってはいけないような所に入った、ぷにっとした感覚があって、私は興奮を覚える。
梨子ちゃんは目を閉じたまま、女の子とは思えないような汚い声をあげてうずくまり、そのまま動かなくなってしまった。
千歌「梨子ちゃん、大丈夫?」
梨子「…」
返事がない、少し心配になって梨子ちゃんの顔を覗き込むと、ヨダレを垂らして気絶していた。
私はそんな梨子ちゃんの顔を数枚写真に撮って、学校なんて忘れて自分の部屋まで担ぎ運んだ。 はじける若さがあるから、俺たちは立ち止まるのはごめんだ。
たぎる情熱に身体ゆすって、ただひたすらに走り続ける。
振り返る過去はいらない。
明日はいつも激しい輝きを見せて、俺たちに挑んでくる。
不安と、期待と、絶望と希望と、めくるめく変幻自在の波のタピストリー。
明日。
彼方に待ち受けるのは何だ?
広がる彼方見つめつつ、俺たちはただひたすらに明日に挑む。
振り返るのはごめんだ。立ち止まるのはごめんだ。
あふれる情熱は若さの片道切符。
命握りしめ、ただ行くだけさ。OhYear!
ABAYO FlyBye!
縁があったらまた逢おう。ABAYO FlyBye!
時には俺たちのこと思い出してくれ。ABAYO! 梨子ちゃんをベッドの上に寝かせて、制服をめくってお腹を確認してみる。
いつもは真っ白で綺麗な梨子ちゃんのお腹には、赤黒い痣が浮かび上がっていた。
千歌「わぁ、私の跡だよね、これ」
愛おしそうに痣をなぞる千歌を、目を覚まして息を潜めていた梨子は薄目で見ていた。
頭にモヤがかかっていて状況が上手く飲み込めない。
さっきまで学校に向かっていたのに、なんで千歌ちゃんの部屋で寝ているんだろう?
わからない事だらけの中で唯一わかるのは、千歌ちゃんはおかしいという事だけだった。
私のお腹をパシャパシャと撮っている親友は、なんだか危ない薬をやっている人のような狂気に満ちた目をしていた。
千歌「梨子ちゃん、起きないなぁ」
息を潜める。なんだかよくわからないけど、起きたら何かされるのかもしれない恐怖で私の体は凍っていた。 千歌「梨子ちゃん、生きてるよね?…ねぇ、死んじゃやだよ」
本心で言っている。
私は梨子ちゃんに酷い事をしたかもしれない。でも梨子ちゃんの事は大好き、いなくなってほしくない。
彼女の手を優しく握ると、暖かくて心が安らいだ。
何を言っているのかわからない。
千歌ちゃんが私に暴力を振るったのは意味がわからないが理解はできた。
でも私をここまで好いてくれて、こんなに心配してくれる親友がなぜそんな事をしたのか。
いつも太陽のように暖かい彼女の手が、今は冷たく感じる。
千歌「ちょっと失礼〜、まぶた開くね」
わっ、と声が出てしまった。かわいい。
いつも輝いている梨子ちゃんの瞳に光がない。
なんだかほんとに死んでるみたい。
でもお人形さんみたいでかわいい。
私はまた、写真を撮った。 千歌ちゃんが私のまぶたをこじ開けて覗き込んでいる。
わずかに頬を赤くして、宝石を見るようなキラキラした目で覗き込んでくる。
この子は本当におかしくなったんじゃないかと、親友に対して失礼な事を考えてしまった。
すると千歌ちゃんはまぶたから手を離して、私の耳元で告白を始めた。
千歌「梨子ちゃん、ごめんね。痛かったんだよね、酷いことしたよね」
千歌「でも安心して、梨子ちゃんの事嫌いになったとか、そんなんじゃないの」
千歌「ちょっといつもと違う事をしてみたかっただけなんだ」 いつもと違うこと?
親友に暴力を振るう事は確かにいつもと違うことだけど、理解できない。
千歌「梨子ちゃんと初めて会った時ね、私感動したの」
千歌「あんな時期に海に飛び込もうとする女の子なんて…普通じゃないよ」
千歌「私ね、ずっと普通だったから…梨子ちゃんみたいな異常な事を経験したの、初めてだったの」
千歌「梨子ちゃんの異常な行動が私をこんな風にしちゃったんだよ?」
普通だから輝きたいんじゃなかったの?
異常ってどういうこと?
私は聞きたい事が沢山あって、声を出した。
でも私の口から出てきたのは、こひゅっ!て間抜けな空気の抜ける音だけ。
声が出ない。
呼吸もできていないことに気付いた。
千歌「あ、梨子ちゃん起きた?」
千歌ちゃんは笑顔で、優しく私の首を締めていた。 千歌「よかったぁ、死んじゃったかと思ったよぉ」
首に力を入れたまま、千歌ちゃんは涙を流して喜んでいる。
理解できない。どうしてこんな事ができるの?
梨子「あ…かっ……ぁ……」
千歌「わぁ…梨子ちゃん、そんな声も出るんだ…梨子ちゃんは私にとっての奇跡だね」
千歌ちゃんはもう片方の手で私の手を見つけ、指を絡めて手を繋ぐ。
私の上に馬乗りになって、満面の笑顔を浮かべる。
千歌「梨子ちゃん、もう限界だよね?」
梨子「…ぁ……はが………」
体が最後の力と言わんばかりに跳ねる。
どうにかして助かろうと、体中の筋肉が暴れ始めた。
千歌「あははっ、梨子ちゃん暴れないで!私振り落とされちゃうよ!」 千歌「ねぇ梨子ちゃん落ち着いて?ほら、私のこと見て」
手足の感覚がなくなったのがわかる。
落ち着いたわけじゃないけど、意識も薄れて、私は静かになった。
千歌「梨子ちゃん、もう限界?」
梨子「……………」
言葉が出なかったし、出す言葉も考えられなかった。
私はただただ、目の前の千歌ちゃんの顔を見ていた。 梨子「………ん……あれ…」
千歌「梨子ちゃん、大丈夫?」
梨子「千歌ちゃん…?………あっ」
半日ぶりに目を覚ました梨子ちゃんが、怯えた目で私を見ている。
梨子ちゃん、そんな表情もできるんだ…
カメラに収めたい気持ちを我慢して、ゆっくり梨子ちゃんに近づく。
梨子「ち、千歌ちゃん、私…」
千歌「言わなくていいよ梨子ちゃん、ごめんね」
いつも私を叱ってくる梨子ちゃんの、小動物みたいな反応…かわいい。
千歌「梨子ちゃん、私って変かな?」
梨子「……ちか、ちゃんは……」 千歌「…ふふっ、変だよね、私」
梨子「そっ、そんなこと…そんなことない…」
千歌「無理しなくていいんだよ、自分でもわかってるから」
千歌ちゃんが私の隣に座って、手を重ねる。
暖かい千歌ちゃんの手で、私は安心した。
千歌「ずっとこうだったわけじゃないんだよ?梨子ちゃん以外の人にこんな事したことないし」
梨子「…だめだよ、他の人にもしたら」
千歌「うん、梨子ちゃんにだけだから」
笑顔で言ってのける千歌ちゃんに、私はゾッとする。
彼女はこれからも私に何かする気なんだ。 千歌「でも梨子ちゃんは優しいから許してくれるよね?」
梨子「………そんなの…」
許せるわけがない。なのに言葉にできない。
何かが引っかかる。こんな千歌ちゃんは変だし、絶対にダメだと言わなきゃいけないのに、何かが私を引き止める。
千歌「……梨子ちゃん、鏡見て?」
梨子「鏡…?」
千歌「うん、見て欲しいんだ」
はい、と手渡された鏡には、いつもの私がいた。
そんなふうに見えたけど、どこか違う。
千歌「梨子ちゃん、外歩けないね」
梨子「どうして…あっ」
私の首には、お腹にあるのと似たような赤黒い痣ができていた。
千歌ちゃんの手型が、私の首を締めていた。 私は慌ててお腹を見た。
さっきまで赤みのかかっていた痣が、真っ黒になっている。
首の痣もこんな色になるのかと思うと、悲しいのか、悔しいのか、恥ずかしいのか、なんとも言えない感情が私に降りかかる。
千歌「ねぇ梨子ちゃん、こんな痣がある女の子っておかしいよね」
梨子「…千歌ちゃん、どうして」
千歌「だから梨子ちゃんと私と一緒だよ、おかしいの」
梨子「ちがっ…これは千歌ちゃんが!」
千歌「ううん、同じだよ」
梨子「違うよ!!」
千歌「もう、じゃあ思い出して」
そう言うと千歌ちゃんは、私をベッドの上に押し倒した。
さっきみたいに千歌ちゃんが私の上に乗っている。
急に恐怖心が湧き上がってきた。目の前にいる千歌ちゃんが怖い。 千歌「梨子ちゃん、動かないでね」
そんな事を言われなくても、私の体は固まってしまっていた。
千歌ちゃんは両手を私の首元にあてる。
あぁ、私は千歌ちゃんに殺されるんだ。今度は本気で私を絞め殺す気なんだ。
千歌「…梨子ちゃん、こわい?」
梨子「…こっ、こ、こわい…こわい…」
千歌「……大丈夫だよ、私を見て」
コツン、と額がぶつかる音が鳴って、千歌ちゃんの顔が目の前にあるのに気付いた。
千歌ちゃんおでこ、吐息、すごく暖かくて、こんな状況なのにどんどん気分が落ち着いていく。
千歌「大丈夫、大丈夫……怖い事なんてしないから」
千歌ちゃんが言葉を発する度に、私たちの鼻先がくにくにと当たる。
千歌ちゃんも同じ事を思っていたようで、くすぐったいね、と笑っていて、そんな彼女を見ていると私も自然と笑顔になってしまう。
千歌「…やっと笑ってくれた」
梨子「……千歌ちゃん…お願い」
千歌「大丈夫だよ、ほんとに痛いことなんてしないから」 こういうのジャンルとしては好きだけどラブライブでやらんで欲しい 私はゆっくりと、梨子ちゃんの白くて綺麗な、私の印が付いた首に両手をもっていく。
梨子ちゃんの顔を見ると、涙目でじっと私の事を見ていた。
千歌「梨子ちゃん、痛かったら言ってね?」
そう、痛かったらやめるから。
だから大丈夫。
そして私は両手で梨子ちゃんの首を包んで…力を入れた。
梨子「あかっ……っ……あ……」
梨子ちゃんは苦しそうな声をあげる。
でもやめてとは言わない。
言えないんだって事を、私は知ってる。
千歌「梨子ちゃん、痛くないよね?…大丈夫だよね、私軽く力入れてるだけだからね」
私は嘘をついた。
本当はさっきと同じくらいの強さで、ちゃんと首を絞めている。
梨子ちゃんは呼吸ができないだろうし、声が出ないのもわかっている。
でも梨子ちゃんは痛いとは言わない。 千歌「梨子ちゃん、わかるでしょ?おかしいんだよ、私たち」
そんなわけない。私はおかしくなんてない。
そう言いたいけど声がでない。息もできない。
千歌「…痛くないでしょ?」
痛くない。
そう、痛くない。
千歌ちゃんに首を絞められて、息できなくて、苦しいのに痛くない。
嫌じゃない。
千歌「梨子ちゃん、私はもう気付いてるよ」
認めたくない。
心の底では私だってわかってる。
だけどそんな事認めたら、私は異常者になってしまう。
だから認められない。
千歌「…梨子ちゃん」
やめて千歌ちゃん。
私は違う。
千歌「気持ちいいんでしょ?」 私の腰が浮いた。
千歌ちゃんは、うわっ、と小さな悲鳴をあげて首から手を離し、私の上に重なるように倒れ込んだ。
梨子「けほっ…けほっ……はぁ…あ…あぁ…」
梨子ちゃん、気持ちよかったんだ。
顔を見ればわかる。
梨子ちゃんも私と同じで、おかしいんだ。異常なんだ。
千歌「ね、梨子ちゃん…私と同じだよね」
目と鼻の先にいる千歌ちゃんが、笑顔で語りかけてくる。
梨子「…私…わたしは…」
まだ認めたくないらしい梨子ちゃんの頬に手をあてる。
涙で濡れた頬は暖かい。
千歌「…私たち、2人とも変態なんだよ」
千歌ちゃんが頬に手をかけたままゆっくりと顔を近づけてくる。
私は目を閉じた。 梨子「おはよう千歌ちゃん、今日はちゃんと起きれたんだ」
千歌「さっ、最近は全然寝坊してないよ!?」
梨子「あら?そうだったかしら〜?」
千歌「もう!梨子ちゃんの意地悪!」
いつも通りの通学路で、異常な事が起きたら…梨子ちゃんはどんな反応するんだろう?
梨子「だいたい千歌ちゃんは…」
千歌「ねぇ梨子ちゃん、目閉じて?」
梨子「へ?……ダメだよ千歌ちゃん、こんなところで…」
千歌「いいからいいから!」
梨子「……もう、しょうがないなぁ…」パチッ
目を閉じた梨子ちゃんに、ちょっとだけキスをする。
おわり。 過去作Twitterでまとめてます。
@sstakoyaki2ch 梨子ちゃん変態ならもうちょい失禁とか絶頂とか性的描写が欲しかった かわいそうだけどめちゃくちゃ好き
最後堕ちたのも良かった
ゾクゾクしたわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています