美渡「んぐ…んぐ……ぷっは〜!!」千歌「……」
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美渡「あ〜仕事終わりの一杯は格別だねぇ」グビッ
美渡「ーくっはぁ、うんま〜い!!」
千歌「……」ジーッ
千歌「ねぇ、美渡姉」
美渡「あん?なによ?」
千歌「美渡姉が飲んでるそれさ」
美渡「ビールの事?」
千歌「そうそうビール。それってそんなにおいしいの?」
千歌「いつもおいしそうに飲んでるから気になってさ」
美渡「これは大人の味だよ。お子様にはまだ早いって」グビッ
美渡「ーはぁ〜この喉ごしが堪らないな〜」
千歌「……ごくり」
千歌「ねぇ、私にも一口飲ませてよ」
美渡「あぁ?なに言ってんの、ダメに決まってるだろ」
美渡「あんたにはこれで十分よ」スッ
千歌「……ファンタ」イラッ
千歌「もう〜美渡姉の馬鹿〜‼」 志満「こらこら二人共、なに騒いでいるの。夕飯出来たわよ」
千歌「あ、志満姉聞いてよ!!美渡姉ったら千歌の事子供扱いしてさ」
美渡「子供だろうがあんたは、志満姉違うんだよ。千歌の奴一丁前にビール飲みたいなんて言ってさ」
美渡「お子様にはまだ早いって言ってやったんだ」
千歌「私もビール飲んでみたいよ〜!!」
美渡「まだ言うかあんた、いい加減に」
志満「まったく、くだらないけんかしてないで早く来なさい。ご飯冷めちゃうわよ」
志満「千歌ちゃん、美渡ちゃんの言う通り千歌ちゃんにお酒はまだ早いわよ」
志満「お酒は二十歳になってから。知ってるでしょ」
千歌「そりゃ知ってはいるけどさ……」
志満「今飲んだって味なんてロクにわからないわよ」
志満「とにかく、ご飯食べましょう。今日はお父さんがお蕎麦打ってくれたのよ」
美渡「お、いいねぇ〜すぐ行くよ」
千歌「あ、美渡姉逃げるな〜」 千歌ママ「あ、千歌ちゃん美渡ちゃん来たわね。これで皆揃ったわ」
美渡「お〜おいしそう。お父さんのお蕎麦久しぶりだねぇ」
千歌パパ「……」グッ
千歌ママ「今日のお蕎麦は自信作だって。さっそく食べましょう」
千歌「……いただきまぁす」
千歌「……」ジロッ
美渡「いつまで見てんだあんた……」
千歌パパ「……?」
千歌ママ「千歌ちゃん、どうしたの?」
千歌「……なんでもなーい」ズルズル
志満「おいしいわね〜このお蕎麦。打ちたてだからすごく香りがいいわ」
千歌パパ「……」ニヤリ
千歌ママ「本当ね、天ぷらも揚げたから食べてね」
美渡「天ぷらもお蕎麦に合うね〜」
千歌ママ「嬉しい、天ぷらは私が揚げたのよ」
志満「お母さん揚げるの上手よね」
千歌ママ「あらやだ照れるわ〜」 千歌ママ「お父さん、日本酒いかが?」
千歌「!!」
千歌パパ「……」コクリ
千歌ママ「はい、どうぞ」
千歌パパ「……」フゥ〜
千歌パパ「……」スッ
千歌ママ「私にも注いでくれるの?ありがとう」
千歌ママ「う〜ん、おいしいわ〜」
千歌「お父さんもお母さんもおいしそうにお酒飲むんだね」
千歌パパ「……?」
美渡「こら、あんたしつこいぞ」
志満「千歌ちゃん、お酒に興味津々なのね」
千歌ママ「なぁに千歌ちゃん、お酒に興味出てきたの?」
千歌パパ「……!!」
千歌「だって皆おいしそうに飲んでるんだもん。美渡姉なんて嫌味ったらしくさ」
美渡「嫌味じゃないだろ、酒飲めばああいう風になるんだよ」
千歌「いいな〜千歌も飲んでみたいな〜」
千歌ママ「ふ〜ん」
千歌パパ「……」 千歌パパ「……」トクトク
千歌パパ「……」スッ
千歌「え?なにお父さん」
千歌ママ「飲んでみろって言ってるのよ」
千歌「いいの?やったー‼」
千歌パパ「……」コクン
美渡「ちょ、いいのお父さん?」
志満「大丈夫よ、なにか考えがあるんだわ」
千歌「えへへへ……」スゥ…
千歌「うわぁ、お酒の匂いだ〜」
千歌「それじゃ、いただきまーす」クイッ
美渡「あんた、そんな一気に飲み干したら」
千歌「ーぐうわぁぁぁ〜!!」モンゼツ
志満「千歌ちゃん、大丈夫?」
千歌ママ「あらあら、お父さんったら」
千歌パパ「……」ニヤッ 千歌ちゃんでろんでろんになるまで酔わせたい
そしてその後 千歌「なぁにこれぇ〜ぺっぺ!!」
美渡「まさか千歌に日本酒飲ませるなんて……」
志満「ほら千歌ちゃん、お水」
千歌「んぐんぐ……はぁ〜」
千歌パパ「……」
千歌ママ「ふふっ、お酒の味はどうかしら千歌ちゃん?」
千歌「おいしくなかった……なんで?私がまだ子供だから?」
千歌ママ「おいしくなかったっていうのがその証拠ね」
千歌ママ「おいしく飲みたかったらもう少し我満しなきゃ」
千歌「うぅ〜美渡姉の嘘つき、お酒なんて全然おいしくないじゃん」
美渡「なんで私に振るんだよ、私は最初から大人の味って言ってただろ」
志満(なるほど、あえてお酒を飲ませたのはこの為に……)
志満(お父さん、中々の奇策だったわね)パチッ
千歌パパ「……」パチッ 千歌ママ「それにしても、千歌ちゃんもこの歳からお酒飲みたがるなんてねぇ」
千歌「え?どういう事?」
美渡・志満「!!」
千歌パパ「……」
千歌ママ「お酒が入ったし、酔った勢いで話しちゃおうかな」
千歌ママ「志満ちゃんも美渡ちゃんも千歌ちゃんくらいの頃に隠れてこっそりお酒飲んでいたのよ」
美渡「ちょっとお母さん、その話は勘弁してよ……」
志満「恥ずかしすぎるわ……」
千歌「へぇ〜志満姉と美渡姉がねぇ〜」ニヤニヤ
千歌「二人共私になんて言ったのかな〜」
美渡「い、今は二十歳過ぎてるからいいだろ」
志満「美渡ちゃん、今更それを言っても説得力がないわ……」
千歌ママ「面白かったなぁ〜」
千歌ママ「志満ちゃんは酔っぱらってお父さんにチューしちゃうし」
志満「ひゃん!?」
千歌ママ「美渡ちゃんも酔っぱらって私を抱えて海まで走って行ったし」
美渡「うっふぉっ!?」
千歌「えぇ……」ドンビキ
志満「き、記憶にないわね‼」アセアセ
美渡「そう、私達が悪いんじゃない。いや〜酒の力は怖いな〜そう思うだろ千歌」アワアワ
千歌「いや、飲んだ二人のせいじゃない」
千歌パパ「……」コクンコクン 美渡「て言うかさ、お母さんはどうなのさ」
千歌ママ「ん?私?」
千歌ママ「そうねぇ……実は私、中学生からお酒飲み始めたの」
千歌「えー中学生から!?」
千歌パパ「!!」
志満「お父さんも驚いてる……」
美渡「知らなかったんだ……」
千歌「お酒の味、わかったの?」
千歌ママ「えぇ、ワインだったけどちゃんとアルコールの味がわかったわよ」
千歌ママ「驚いてるけどお父さんも確か修行と称して18歳から飲んでいたのよね?」
千歌パパ「……」ポリポリ
千歌「お父さんも早かったんだね〜」
美渡「我が家は皆未成年飲酒の経験者か……」
志満「決して自慢は出来ないわね……」 千歌「なんだ、皆千歌と同じ事やってたんだね」
美渡「あまり叱られなかったのは二人も二十歳前から飲んでいたからか」
志満「『隠れて飲むくらいなら飲むな』って言われた覚えはあるけれど」
千歌ママ「家だったら飲んでもよかったのよ。よそに行ってはダメよ。一応法律で決まっているんだから」
千歌「でも不思議だなぁ、他の家族は早くからお酒飲めてどうして千歌は飲めなかったんだろう?」
千歌パパ「……」トントン
千歌「お父さん?胸を叩いてどうしたの?」
千歌ママ「お酒は体との相性もあるのよ」
千歌ママ「千歌ちゃんの体はまだお酒を受け入れる準備が整っていないのよ」
千歌ママ「だから、体が出来上がる二十歳から飲むように言われてるの」
千歌ママ「それで、千歌ちゃんはまだ飲めなかったのね」
美渡「私達はある程度受け入れられたんだ」
志満「酔っぱらっちゃったけどね」 千歌「お母さんは、その見た目でお酒注文したりお店で買えるの?」
美渡「あんた、なんて事を」
志満「千歌ちゃん、ダメよそれを言っては」
千歌ママ「あら、別にいいわよ」
千歌ママ「そりゃあ知らない人には本当に未成年じゃないのかって聞かれるけどね」
千歌ママ「この辺のお店は顔馴染みになってるから皆わかってくれてるわよ」
千歌「ふぅん、お母さんみたいな見た目でお酒飲めるなんてなんかズルいや」
千歌ママ「うふ、お父さんも初めて私とお酒を飲んだ時はびっくりしてたわねぇ」
千歌パパ「……」
千歌ママ「お父さんったら私にジュースすすめてくるんだもの。笑っちゃった」
千歌ママ「頭ではわかっててもつい子供に見えたんでしょうね」
千歌パパ「……」カァァ
美渡「まぁ知らない人が見たら千歌の妹にしか見えないしなぁ」
志満「私、一緒に歩いているとよく母娘逆に見られるわ」
美渡「私もこの間間違われたよ。傷付くわ〜」
千歌ママ「お母さんも少しはショックだからね?」 千歌ママ「さて、皆食べた?そろそろ片付けるわよ」
志満「今日は千歌ちゃんのおかげで色々な話が聞けたわね」
美渡「私達の黒歴史も暴露されたけどね」
千歌「結局お酒飲めなかったなぁ〜」
千歌パパ「……」
千歌パパ「……」スッ
千歌「ん?なぁにお父さん」
千歌パパ「……」チョイチョイ
千歌「ついていけばいいの?」
千歌ママ「……」
千歌ママ「……ふふふっ」 台所
グツグツ…
千歌「お鍋?なんか甘い匂いがする」
千歌パパ「……」スッ
千歌「あ、これってもしかして甘酒?お父さんが作ってくれたの?」
千歌パパ「……」コクリ
千歌「千歌の為に?えへへ、ありがとね」
千歌「いただきます」ズズッ
千歌「あ〜おいしい〜。ほんのりお酒っぽい味がするけどこれなら酔っぱらわないね」
千歌パパ「……」ニヤッ
千歌「私には甘酒がちょうどいいよ。本当のお酒は二十歳まで飲まなくていいや」
千歌「お父さん、二十歳になったら一緒にお酒飲もうね」
千歌パパ「……」
千歌パパ「……‼」ジ〜ン
千歌「あれ、お父さん泣いてるの?」
千歌「……」
千歌「千歌が大人になったところを想像したら泣けてきた?なにそれ、ふふっ」
千歌「楽しみにしててね、お父さん」
千歌「私も、お酒飲めるようになるからさ」 数日後
美渡「ごく…ごく……っはぁ〜!!」
美渡「やっぱりうまいんだなこれが」
千歌「ごく…ごく……ぷぅはぁ〜!!」
千歌「これの為に生きてるんだなぁ〜」
美渡「あんた、それファンタでしょ?なにやってんだよ」
千歌「将来お酒を飲んだ時の練習だよ」
千歌「美渡姉の飲みっ振りを参考に」
美渡「えっ!?いや、参考になんてしなくていいから。他では絶対やるなよ‼」
千歌「なんで?」
美渡「そんなの恥ずかしいからに決まってんだろ……」カァァ
美渡「参考にするなら志満姉やお母さんとお父さんを見な」
志満「……ほぅ、おいしいわね〜この焼酎」
千歌ママ「辛口なのがいいわよねぇ」
千歌ママ「はいお父さんもどうぞ」
千歌パパ「……」ゴクン
千歌パパ「……」ニッコリ
千歌(皆おいしそうに飲んでる……)
千歌(いつの日か、私も一緒にあの席に)
千歌(早く、大人になりたいな)
千歌(お酒の味がわかる、大人に) これで終わりです。お父さんが喋らない人だから難しかった……支援、そして最後まで読んでいただきありがとうございました。 ほのぼの話してるけどお母さん成長止まってるやんけ…
未成年飲酒ダメゼッタイ! 高海家の温かな空気を感じられて良かった
寝る前に良いss読めたよ、乙でした は?
千歌ちゃんがヤリサーにベロベロに酔わされてそのままホテルにお持ち帰りされて
そのまま動画撮られてそれをネタに脅されて段々と堕ちていく話あくしろよ 千歌っちがAqoursキャストに飲まされてるのオナシャス 果南「ほら、もっと飲みなよー次はウィスキーイッキね♪」
千歌「ふええ、もう飲めにゃいい・・んぶっ」
曜「んーぷはっ、えへへ口移しでもっともっと飲ませてあげるねっ」
梨子「ほら千歌ちゃんブラ外すと楽になるから♪あっ手が滑っちゃった(ムニムニ)」
千歌ちゃんはAqoursみんなの、だからね 美渡「んぐ…んぐ……ぷっは〜!!」千歌「……」
美渡「あんたも飲まないの?ちかおじ汁」
(=^灬^=§
的なことを想像してしまった 未成年飲酒をバラされたくなければ…わかりますね?高海家のみなさん…? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています