海未「風邪をひいてしまいました……」ヘクション!
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海未「昨日暖房つけっぱなしで寝たのが良くなかったのでしょうか」
海未「このままだと、明日の練習……」
―
――
―――
穂乃果「えぇ〜海未ちゃん風邪ひいちゃったの〜〜〜?」ニヤニヤ
凛「『体調管理に気をつけなさい』っていっつも言ってるのにー!」
にこ「自分が一番できてないなんて、お笑いねえ!」
ほのりんにこ「アッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ」ゲラゲラ
海未「〜〜〜〜〜〜ッッ」ブンブンブン
海未「そんなこと許されません!絶対ダメです!」
海未「かくなる上は………」 真姫「…確かに風邪ね」
海未「お願いします真姫、貴方だけが頼りなんです」
真姫「そんなに期待されても困るけど」ハア
真姫「とりあえず、暖かくして、薬飲んで、一日寝てればきっと……」
海未「そんな悠長なことは言っていられません!!」ガタッ
真姫「ヴェエ!?」
海未「“きっと”ではダメなんです!寝て起きて治ってなかったらどうするんですか!貴方が責任をとってくれるのですか!?」
海未「今!即!ただちに!治してください!!」
真姫「そんなの無茶よ!」 海未「無茶でもなんでもやってもらいます、貴方にはその責任がある」
真姫「ないわよォ!」
海未「先輩命令です!」
真姫「先輩禁止ィ〜!」
希「西洋医学の限界……」ズチャ…
真姫「!」
海未「希!何故ここに……」
希「導いてくれたんよ………」
希「カードが」ピシッ 希「話はワカってるよ、海未ちゃん」
真姫「何か秘策ありって感じね」
海未「お願いします希、貴方だけが頼りなんです」
希「じゃあ、ちょっと失礼」
わし わし
海未「ひいっ!?」ビクンッ
希「リラックス〜リラックスしてね〜〜〜」モミモミ
海未「希!これは………!?」カアアア 希「リンパやんね」
希「リンパの流れを刺激して悪いもの出しちゃえば、風邪も全快やん」モミモミ
海未「う……しかし………これでは…」カアアアア
希「リンパがね〜リンパが」モミモミ
海未「は、破廉恥ですぅ……」プルプル
希「う〜ん、これは良いリンパ!」モミモミ
海未「希〜〜〜〜〜!」クネクネ
真姫「こんなことだろうと思った」 希「ちょっと強くするよ〜?」モミモミ
海未「もっ!もう良いです!ヤメ!これ以上は……」
希「今やめたら意味ないやん?」モミモミ
希「女の子同士なんやから安心してええよ」モミモミ
希「みんなやってる事やからね」モミモミ
モミモミモミモミモミモミ
真姫(どこまでやる気なのよ)
ガシッ
希「およ?」
海未「希…………」ギュウウウ 海未「私は常々思っていたんです……………」ギュウウウウウウウウ
希「痛い痛い痛い、海未ちゃん、手離し……」
わしッッッ
希「えっ!」
海未「そんなに揉みたいなら自分の乳を揉めばいいでしょう!」
海未「こうやって!ホラ!こ〜うやって!」バミュバミュ
真姫「すごい!音が違う!」 海未「自分はこんな破廉恥ぶら下げて他人の貧相な胸揉むのが趣味ってどの口が……!どの乳が……!」バミュバミュ
希「ちょ、海未ちゃ、やめ」
海未「だいたい不公平じゃないですか!同じ東京の女子高生で一方はバスト90のダイナマイトボディ、なのに一方は……」バミュバミュ
真姫「ちょっと海未、落ち着……」
海未「貴方は黙っていてください!!」
海未「ケツなんかデカくして偉そうに!!」
真姫「好きでデカくしてないわよ!」
海未「世の中不公平です!不公平です〜〜〜〜!」バミュバミュバミュバミュ 〜数分後〜
海未「………………」
真姫「…………」
希「」(白目を剥いて気絶中)
海未「……………」
真姫「………」
海未「……」
海未「ハッ!希!一体誰がこんなことを……」
真姫「無理あるわよソレ」 海未「希が悪いのですよ!人が真剣に悩んでいるのに破廉恥なセクハラをして……」
真姫「それもそうだけど……」
絵里「希!!」
海未真姫「!」
絵里「酷いわ!一体誰がこんなことを……」
絵里「あれっ」
海未「…………」
真姫「…………」
絵里「海未…真姫……」
絵里「…二人は…」
海未「貴方は最低です!」バチイイン!
絵里「ぷげらっ」バタン!
真姫「ヴェエ〜〜〜〜〜〜!?」 絵里「」(白目を剥いて気絶)
真姫「チョット何してるのよ!」
海未「……………………」
海未「ハッ!絵里!一体誰がこんなことを……」
真姫「無理あるってば」
海未「このポンコツが!間が悪いったらありゃしないですよ!この私の手を汚させるなんてあ〜腹立たしい!」
真姫「アナタは最低だわ!」 海未「ともあれ、今の衝撃で記憶は飛んだでしょう」
海未「第二発見者を生むと面倒です。この気絶体二つはさっさと隠しましょう」
真姫「嫌な言い方するわね」
海未「とはいえ気絶体を隠せる場所なんてそうは思いつきませんね」
海未「土に埋めるか、樹海の中か、海に捨てるか……あ、海未は私でした、フフッ」
真姫「いや笑えないわよ」
海未「まあとりあえず押し入れにでも突っ込んでおきましょうか」
真姫「それはそれでリアルでなんかイヤ!」 海未「しかしもう他に処理のしようが…」
真姫「処理って言わない!」
海未「真姫も案を出してください、主犯なんですから」
真姫「主犯じゃないわよ!共犯でもないし!」
海未「……やむを得ませんか」
真姫「え?」
海未「あまり他の人に知られたくはありませんでしたが……」
海未「まあ、彼女に限って私たちを売るようなことは無いでしょう」 花陽「海未ちゃん、真姫ちゃん………」
海未「お願いします花陽、貴方だけが頼りなんです」
花陽「希ちゃん、絵里ちゃん……なんで…………」ポロポロ
海未「理由は……聞かないでください…………」
真姫「だからなんで死んだ風なのよ」
海未「真姫を責めないでください…真姫は悪くないんです…」
海未「悪いのは……ああっ!悪いのは真姫の右手だけ……!」
真姫「ブン殴るわよ、右で」 真姫「だいたいなんでここで頼るのが花陽なのよ」
真姫「あんまり隠し事が得意なタチとは思えないけど」
海未「精神的にはそうかもしれませんね」
海未「しかし花陽なら物理的に完全に気絶体を覆い隠すことができる」
真姫「物理的?」
花陽「よいしょ、よいしょ」ご飯モリモリ
のぞえり「」モラレモラレ
真姫「………………」
花陽「よいしょ、よいしょ」ご飯ペタペタ
のぞえり「」ペタラレペタラレ 真姫「…ねえ、物理的って」
海未「特大のおにぎりの中に気絶体を押し込めるんです」
真姫「頭悪ゥ!」
海未「失敬ですね」
海未「花陽なら人間大のおにぎりを持ち歩いていても誰も疑問に思わない、すなわち絶対にバレない、無敵の作戦じゃないですか」
花陽「止めないで真姫ちゃん」
花陽「私、人間大のおにぎりを作るのが昔からの夢だったんだから!」
真姫「人間大のおにぎりに人間を入れる必要はないでしょ!」 真姫「まずこれ息できるの?」
真姫「おにぎりの中で窒息死なんてダーウィン賞待ったなしよ」
花陽「お米に溺れて死ねるなら本望じゃないかなあ」
真姫「アナタはそうかもしれないけど」
海未「大丈夫ですよ。さっき熱いお茶飲ませましたから」
真姫「意味わかんない!」
海未「それより問題は私の風邪です。花陽、風邪を即座に治すのに何か良い案はありませんか?」
花陽「風邪?風邪には白米です!」
真姫「でしょうね」 花陽「白米には体に必要な栄養が全部入ってるから、炊きたてご飯をお腹いっぱい食べれば、風邪なんてどっかいっちゃいます!」
海未「そうですか、ではお願いします!」
〜数分後〜
海未「頂きます」
真姫「なんで数分でご飯が炊けるのよ」
花陽「24時間いつでもご飯が食べれるように、無数の炊飯器を5分おきにセットしてあるの」
真姫「無数の炊飯器を!」 海未「どれ…」モグ…
海未「オエーッ!」
花陽「?」
海未「不味い!!!」
海未「ドブに雑巾をブチ撒けたような味がします!」
花陽「えぇ〜〜〜!?そんなァ!」
花陽「ちょっと一口ください!」パクッ
花陽「ムッ!こ…これは!」 花陽「なんでことりちゃん、炊飯器にチーズケーキ入れちゃったのォ!?」
ことり「ごめ〜ん」
海未「ことり!貴方の仕業ですか!」
真姫「でもなんでこんな事…学習能力ゼロなの?」
ことり「海未ちゃんが不味〜い料理を食べて、オエーッ!て言ってる絵が見たかったんだ」
花陽「それってマズミちゃん!?」
ことり「満足満足♡」
海未「オエーッ!とは言ってません!」
真姫「言ってたわよ」 ことり「海未ちゃん、風邪を治したいんだよね?」
海未「!」
海未「ハイ…何か考えがあるのですか?」
ことり「うん♡」
海未「お願いしますことり!貴方だけが頼りなんです!」
真姫「チョット、花陽のご飯がまだ…」
花陽「ん〜〜〜これはこれでイケます!」モグモグ
真姫「って食べてるゥ!?」 ことり「うつしちゃえばいいんだよ」
海未「えっ」
真姫「!」ハッ
ことり「風邪は他人に移すと治すって昔から言うでしょ?」
海未「しかし……そんなのは迷信……」
真姫「いいえ」
真姫「医者や科学者は人道的観点から表向きは否定しているけど、風邪を他人にうつすとその瞬間に治るというのは医学界では常識よ」
真姫「私としたことが、こんな簡単なことを思いつかないなんて……失態だわ」
ことり「誰にうつす?海未ちゃん」 海未「誰にって……」チラ
真姫「……」ジトー
花陽「ん〜〜〜♡美味し〜〜〜〜」パクパク
人間大のおにぎり「」
ことり「ん〜?」フフフ
海未「…そんなの、出来るワケありません………」シュン… 〜外に出て〜
海未「ヘクション!」
海未「はぁ……」トボトボ
海未(仕方がありません……そもそも私の不摂生が招いたことなのですから)
海未(甘んじて受け入れましょう……穂乃果や凛やにこに馬鹿にされるのは悔しいですが……それも良い薬です)
穂乃果「あれっ!」
凛「海未ちゃん!」
にこ「あら、偶然ね」
海未「!!」 海未「………………………」
海未「…」ニヤリ
ほのりんにこ「?」
海未(願ってもない幸運です!鴨がネギをしょってきました!)
海未(そもそもこの三馬鹿が私に心労をかけるせいで私が風邪などひいたのです!そうに決まっています!)
海未(日頃の恨み!風邪ぐらい代わってもらってもバチは当たりません!)ガサガサ
凛「海未ちゃん?」
にこ「何をニヤついてんのよ」
穂乃果「ビニール袋なんて取り出して……」
海未「ゴホッゴホッ」(→inビニール袋) 海未「ゴホッ、ゴホゴホッ」
海未(ありありったけのウイルスをこの袋に詰めさせて頂きます!)
海未(そして中身を三人に向かって解き放てば…………)
ほのりんにこ「………………」
海未「ガホッ、ガホッ…うぅ〜……………ヘクション!」
穂乃果「海未ちゃん、もしかして風邪ひいてるの?」
海未「!」
海未「…そうですが…」
海未(フン!良いですよ笑いなさい!所詮束の間の優越です!)
海未(人の不幸を笑うものは己も不幸になるのです!それが世の理屈!そうでなきゃやってられません!)
海未(さあスパートかけますよ〜〜〜!)
海未「ガホガホゲホッ!クシュンクシュン!ゴホゴホゴッホ、ブエクション!」 にこ「大事にしなさいよ。今の風邪はたちが悪いんだから」
穂乃果「うちに良い薬があるよ。持ってこよっか?」
凛「凜がとってくるよ!きっとそれが一番速いにゃー!」
海未「なっ…………」
穂乃果「海未ちゃん、いつも頑張りすぎちゃうから……」
穂乃果「っていうか、私が余計な苦労ばっかりかけてるからだよね……」
凛「それ言ったら凛もだよ〜〜〜」
凛「明日海未ちゃんが練習お休みしちゃったら…考えるのも怖いにゃ〜!」
にこ「馬鹿!休ませやしないわよ!」
にこ「たまには恩返ししなきゃね。私たちが絶対に治させるわ。大船に乗った気でいなさい!」
海未「穂乃果……凛……にこ………」 海未「そういうのはズルくないですか!!?」
ほのりんにこ「え?」
海未「そんな…そんな出来た人間じゃないでしょう貴方たちは!」
海未「これじゃ私一人性格が悪いみたいじゃないですか!」
にこ「何を言ってんのよ」
凛「海未ちゃんは性格悪くなんてないよ!」
穂乃果「そうだよ!海未ちゃんは優しくて、頑張り屋さんで……」
海未「ア〜〜!!ア〜〜〜〜!!」
にこ「ちょっと、そんなに大きな声出したら喉が……」
海未「やめなさい!やめてください!やめて〜!」 穂乃果「海未ちゃん…?」
海未「私を蔑んでください!罵ってください!あらん限りの罵倒をください!!」
にこ「どうしたのよ」
凛「あわわ〜凛達のせいで海未ちゃんが頭の方まで……」
穂乃果「そんな〜〜〜!」
にこ「海未!」
穂乃果「海未ちゃんしっかりして!」
凛「海未ちゃ〜ん!(泣)」
海未「私は……私は最低です〜〜〜〜!!」 〜翌日・部室〜
海未「………というわけで」
海未「私は風邪をひいてしまったので今日は練習をお休みします」
穂乃果「お大事にね」」
凛「寂しいにゃ〜」
にこ「ちゃんと休みなさいよ」
海未「ハイ…ありがとうございます…」ケホン
ことり(う〜ん、ヤミミ(病み未)ちゃんカワイイ♡)
海未「それと…………」
真姫「…………」クルクル 海未「希と絵里はおにぎりの中で窒息して救急搬送されたので、二人もお休みです」
ほのりんにこ「……………………………」
花陽(羨ましいなぁ…)モグモグ
ほのりんにこ「アッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ」ゲラゲラ
にこ「何よソレ!どういう状況よ!」
穂乃果「にこちゃーん!笑っちゃダメだよー!」
凛「穂乃果ちゃんだって笑ってるにゃ〜!」
海未「…………………」
海未「まあ、終わり良ければすべて良しですね」
真姫「良くないィ!」
おしまい おつおつ
面白かったぞ
絵里…何も悪いことしてないのに気の毒… |c||^.- ^||乙ですわ
ヤミミちゃんとかいうトッリの新たな闇が誕生してしまった このノリ大好き
海未ちゃんが暴走するとどうしてこうも面白いのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています