わたし「飲み物取ってくるから待っててね」かすみ「ふーん、これが先輩の部屋……いい匂いがする…先輩の…ベッド…」
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かすみ「あれ?いまベッドの下から音がしたような…」 @cメ*˘ ᴗ ˘ リ え?覚えてない?
@cメ*˘ ᴗ ˘ リ ……
@cメ*◉ _ ◉リ …ひどいなぁ(笑) >>18
@cメ*˘ ᴗ ˘ リ 声裏返ってるよ?キャンディ食べる? @cメ*^ ᴗ ^ リ
レズの目ってこっちのほうがよくない? @cメ*◉ _ ◉リ なんでかすみちゃんとせつ菜ちゃんがあなたちゃんの部屋にいるの? かすみ「先輩のベッド…下にやましいものとかあったりー?」ファサッ
@cメ*◉ _ ◉リ
かすみ「…お邪魔しました」ファサッ
歩夢「あの子には内緒にしてね」
かすみ「口が裂けても言わないです」 もっとあなたちゃん宅にお呼ばれするメンバーのスクショ集めたいね @cメ*◉ _ ◉リ ねえ、覚えてる?
@cメ*◉ _ ◉リ ねえ…
@cメ*◉ _ ◉リ ねぇ!!!! @cメ*◉ _ ◉リ ハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタ 学習机とソファーがあるのにベッドがない部屋って変だな マジで言ってんのか、ものを知らなさすぎるだろ
ソファーの一部をスライドさせてベッドになるんだよ ショートストーリー「停電」
私と歩夢ちゃんは同じマンションに住んでるってのはみんな知ってると思うんだけど
この前、夜にいきなり停電があったんだよね
なんか近所の子のいたずらのせいで送電盤がショートしちゃったとかで
同じマンションだから私の家も歩夢ちゃんの家も停電になっちゃって
そんなタイミングで歩夢ちゃんから電話があった
歩夢『あ、もしもし。いきなり家の電気落ちちゃったから…大丈夫か心配で電話しちゃった』
歩夢ちゃんの家も停電なのか、じゃあ結構大きな停電なのかなって私は聞き返した
歩夢『あ…うん、こっちは大丈夫だよ』
それからはいつもみたいに他愛ない世間話をしたりして…幼馴染ってこういう時心強い!
暗い中で心細いのもあっていつもより歩夢ちゃんの体温を感じるような会話だった
聞こえるのは歩夢ちゃんの声だけ、部屋が真っ暗だからいつもより五感も冴えてるみたいで……
………真っ暗?
なんかおかしいなと思ってスマホを見てみた
(あれ?充電きれてる?)
歩夢「どうしたの?もしかしてまだ暗いの怖い?」
そこで私はようやく事態を把握した わたしにはちょっと変な趣味があった。その趣味って言うのが、夜中になると家のベランダに出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる団地を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った団地を観察するのが楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
西側には別棟があって、それはうちと繋がってる。
だから屋上から西側に目をやれば、友達の家も視界に納めることができるようになってるわけね。
その西棟の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな〜」なんて思っていたら、棟の上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でリボンつけたスクールアイドルみたいな奴が、満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、わたしと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで戸を閉めて自室に逃げ込んだ
ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」
って怯えていたら
ズダダダダダダッってうちへの階段を上る音が。明らかにわたしを探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でパスケース(魔除け)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は廊下をズダダダダッって駆ける音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。
「ねぇ覚えてる…?ねぇ?ねぇ…」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでパスケースを構えて硬直していた。
あいつはいったい何夢だったんだ。
もう二度と夜中に風呂場なんか覗かない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています