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無理やり押しつけられた百合ラノベ読んでる最中に「花丸、千歌の妹になるのだ……」って千歌からハグされて耳元で囁かれたら花丸だってさ
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0001名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2019/08/18(日) 15:14:00.73ID:WKJfs35k
これは伸びないな
0007名無しで叶える物語(SB-Android)
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2019/08/18(日) 15:23:29.93ID:KicEzCkK
逆に千歌お姉さまが妹になるんだよずらなぁ…
0010名無しで叶える物語(SB-Android)
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2019/08/18(日) 15:58:06.78ID:KicEzCkK
ssは?

花丸ちゃんが大好きな千歌ちゃんのアプローチとして、歌詞の勉強と偽って百合ラノベ(先輩後輩物)を読ませる。
主人公が後輩ちゃんで、登場人物に感情移入しながら読んでドキドキしている中千歌ちゃんの登場――♡♡♡
0011名無しで叶える物語(たこやき)
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2019/08/18(日) 16:02:09.31ID:8BtpLImR
まーた千歌推しが他キャラを玩具にしてんのか
0012名無しで叶える物語(関東地方)
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2019/08/18(日) 16:03:24.65ID:swuPyg1j
ま、梨子ちゃんがどっちも美味しく妹にしていただくんですけどね
0016名無しで叶える物語(たこやき)
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2019/08/18(日) 17:06:28.84ID:8BtpLImR
ブスと豚の共演
0017名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 17:06:39.93ID:j6IyWfgE
『宝石お姉さま。私、ずっと前からお姉さまのこと……』

『あらフルーツさん。どうかしたんですの? 顔が紅いですわよ』スッ

『はわわっ……!? お、お姉さま……♡』

『熱でもありまして……??』

花丸(何ずらか……何ずらかこれは……)ペラッ

『私、お姉さまのベーゼが欲しいです……♡』

『仕方ありませんわね、では目を瞑って……』

花丸(何で女の子同士でキャッキャウフフしてるずら!?)ペラッ

「んちゅっ……♡」

花丸「ずらっ!? だ、誰ずら! マルのレーヴルはそこじゃないずら!!」

千歌「花丸ちゃんが百合小説だなんて、ちょっと意外かも♡」フフッ

花丸「あっ……こ、これはマルのじゃなくて」アセアセ

千歌「えー、なになに? 『男子禁制! 女学院生たちのひと夏の恋――ラブホと化した音楽室に流れる二人だけのレクイエム♡ 震えて眠れ♡♡』」

花丸「読まなくていいから!」カァアア

千歌「何かAVみたいで気持ち悪いタイトルだね。花丸ちゃんならどんなタイトルにする?」

花丸「えっ? マルだったら……『彼女たちのプレリュード』とかかなぁ」

千歌「いいねー! プレリュードってことは序奏曲、つまり女装局、つまりホモだね!」キャッキャッ

花丸「えぇ……」

千歌「女学院に女装男子が紛れ込むのは少女漫画の定番! どんなにクオリティーの高い女装でも、女装男子同士は分かっちゃうものなんだよ!」ワクワク

花丸「そ、そうなのかな……」

千歌「あれ? 花丸ちゃんホモは嫌い?」

花丸「ううん。謎のごり押しにちょっと引いてるだけ」

千歌「じゃあこっちの方が好みかな……『マルねぇ♡』」ピトッ

花丸「ま、マルが千歌ちゃんのお姉さま……?」ドキッ

千歌「それとも……『花丸、千歌の妹になるのだ……♡』」スッ

花丸「今度は妹っ!?」ドキドキ

千歌「どっちでも好きなシチュを選んでいいよ。さぁ、どっちにする??」

花丸「そんなの選べないずら〜!!」


はい
0018名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2019/08/18(日) 17:23:41.55ID:Na/82PC5
まだか?
0020名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 17:31:17.29ID:j6IyWfgE
千歌「そもそもどうして花丸ちゃんが百合小説なんて読んでたの?」

花丸「今度、図書委員たちで新しく企画コーナーを作ることになったんだ。マルも何か置くものを考えなきゃいけなくて……」

花丸「それで、マルの好きな百合小説を置こうと思ったの。でもこの作品はジャンル違いだったみたい」パタン

千歌「あっ、そっかぁ。二人が女装男子だって明かされるのは七巻だった! ネタバレしてごめん」

花丸「酷いずら!! 六巻までは百合小説ってこと!?」

千歌「んー。真相を知ってから読むと所々『それってつまりホモでは……?』って思わせる描写はチラホラあるよね」

花丸「……」

千歌「実は千歌もその作品の大ファンでね。特におすすめしたいのは五巻のどっちが姉か妹かで揉める話かなー」

花丸「姉妹のふりをしなきゃいけなくなるの?」

千歌「そう! ちょうど今の千歌たちみたいに」

花丸「えっ」

千歌「さあ花丸ちゃん! さっきの答えをまだ聞いてないよ!!」

花丸「じゃ、じゃあマルは……妹がいいずら」

千歌「わかったよ花丸。千歌のことはお姉さまって呼んでね」

花丸「入り込むの早い!?」

千歌「さあ早く! 善は急げだよ!」

花丸「お、お姉さま……?」

千歌「……」カァアア

花丸「何で千歌ちゃんが恥ずかしがるずら!?」カァアア
0021名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 17:31:26.44ID:j6IyWfgE
千歌「こ、こほん。何よ花丸? 私に何か用?」

花丸「……何か善子ちゃんみたいな喋り方ずらね」

千歌「な、何ですか花丸さん。私に用でもありまして?」

花丸「ダイヤさんみたいずら」

千歌「んもー! じゃあどういう口調ならいいの!?」

花丸「マルはいつもの千歌ねえがいいずら」ピトッ

千歌「は……花丸ちゃん」ドキドキ

花丸「……」ドキドキ

千歌「今、千歌のこと『千歌ねえ』って呼んだ……?」

花丸「ダメ……かな?」

千歌「ダメじゃない! ダメじゃないよ花丸ちゃん!!」ガタッ

花丸「千歌ねえ……♡」ギュッ

千歌「花丸ちゃん……♡」ナデナデ


さ、先が思いつかねえ……♡
0023名無しで叶える物語(SB-Android)
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2019/08/18(日) 17:37:56.72ID:KicEzCkK
かわいすぎるのだ…♡
ぜひ続けてみてほしい
0025名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 17:43:56.32ID:j6IyWfgE
花丸「千歌ねえにはお願いがあるずら」

千歌(いつの間にか馴染んでる……)

花丸「マルはオリジナルの百合小説を書くことにしたから、それのお手伝いをお願いしたいずら」

千歌「え? 自作?」

花丸「うん。こんなの、千歌ねえにしか頼めないもん……」エヘヘ

千歌(そりゃそうでしょうね!?)

花丸「もっ、もちろん無理にとは言わないよ! 千歌ねえは色々忙しいだろうし、常にマルと一緒にいるわけにもいかないだろうから」

千歌「あっ……これ続くの? 明日からも?」

花丸「えっ? 千歌ねえ、もしかしてマルみたいな妹じゃ嫌になっちゃった……??」

千歌「私はいいんだけど、周りが面倒くさそうなんだよなぁ」

花丸「ん……確かに、実の姉妹で百合小説なんて書いてるのがバレたら変な目で見られるかも……」

千歌「実の姉妹って」アハハ

花丸「えぇっ!? マルたち、義理の姉妹だったの!?」ガタッ

千歌「そこまで考えてなかったよ!?」

花丸「そんな……嘘ずら嘘ずらぁ!! 千歌ねえと本物の姉妹じゃないなんてマルは……」グスッ

千歌「えっと……?」

花丸「あ、でも考えようによっては好都合ずら。義理の姉妹ってことは血の繋がりはないわけだし、結婚だってできるよね?」

千歌「んん……ごめん、いきなり役に入り込みすぎてついていけないよ」

花丸「??」

キーンコーン♪

千歌「あっ、下校のチャイムだ! 帰らなきゃだねあはは!!」スタッ

ドサッ!

千歌「ごめん、花丸ちゃんの鞄ひっくり返しちゃった」

花丸「いいずら。大したもの入ってないし……」

千歌「んん!!? 花丸ちゃんの学生証!!」

花丸「恥ずかしいからあんまり見ないでほしいずら!」カァアア

千歌「こ、これって……」

学生証『高海 花丸』


自作? えぇ……
0026名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 17:55:02.29ID:j6IyWfgE
花丸「あ、あの千歌ねえ……? そろそろ返してもらえると」

千歌「花丸ちゃん、これ自分で作ったの?」ジーッ

花丸「あんまり映りよくないし、寝癖ついてるし……」カァアア

千歌「よくできてるなぁ。アホ毛までつけて、本当に私の妹みたいだよ」

花丸「本当に妹だよ?」

千歌「じゅ、住所!! 電話番号も! 細かいなぁ、さすが花丸ちゃん」ナデナデ

花丸「えへへ……?」

千歌「帰ろっか。小説の件はまた明日考えよう」ニコッ

花丸「うん」ニコニコ

〜〜

 高海家

千歌「ただいまー」ガラガラ

花丸「ただいまずらー」

千歌「うわっ!? 何で花丸ちゃん、ウチに……?」

花丸「家に帰ってきちゃダメずら?」

千歌(うっ……何もそこまで入り込まなくても)

千歌「い、いいよー。部屋に行って待っててね。何かおやつ持って行くから」

美渡「あっ、バカ千歌に花丸ちゃん。いいところに帰ってきた。手伝ってほしいことがあるんだけどいい?」

花丸「はい、お姉さま。マルにできることなら……」

千歌「ちょちょちょ!! 周りの人まで巻き込まないで!!」

美渡「?? 何言ってるんだこいつ……?」

花丸「千歌ねえは疲れてるみたいずら。今日はマルがお手伝いするから、千歌ねえは部屋で休んでていいよ」

美渡「花丸ちゃん! 千歌を甘やかしちゃダメだっていつも言ってるでしょ??」

花丸「で、でも……千歌ねえ何か変だし」

美渡「千歌が変なのはいつものことじゃん! いいから二人とも着替えてきて!」

千歌「……」

花丸「千歌ねえ?」

千歌「もしかして、本当に千歌たち姉妹になっちゃった……?」


あー、本当にこいつ変だな。いつものことだけど。
0027名無しで叶える物語(もも)
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2019/08/18(日) 18:00:01.17ID:jU/XfW9A
ちょっと待ってごめん

はやくして
0028名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 18:04:10.92ID:j6IyWfgE
 千歌の部屋?

花丸「ふぅ……。やっぱり自分の部屋は落ち着くずら〜」

千歌「あ、あれぇ……?? ここ、千歌の部屋じゃ」

花丸「マルの部屋だよ? 千歌ねえは日頃の行ないが悪いから個室貰えてないよね」

千歌「そんなぁ……」バタン

花丸「あ! 千歌ねえそこマルの布団! 汗かいた服で寝ないでほしいずら!」

千歌「もう訳分かんないよ……。変な夢でも見てるのかなぁ??」ゴロン

花丸「まったく……。早く着替えてお姉さまのお手伝いしないと」ヌギッ

千歌(あ……花丸ちゃん着替えるんだ……)ニヤ

花丸「何ジロジロ見てるずら!? 妹の体見てニヤつくなんて……キモいずら」ジトッ

千歌(き、キモい……)ガーン

花丸「……」ヌギッ

千歌(花丸ちゃん……いつもの花丸ちゃんならあんなに堂々と服を脱いだりしないよね)

花丸「……」ヌギヌギ

千歌(柔らかそうだなぁ……)ウトウト

千歌(布団……いい匂いする……)

千歌(花丸ちゃんの匂い……落ち着く……)スヤァ


意外と幸せかも……?
0029名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 18:12:21.28ID:j6IyWfgE
 厨房

花丸「♪〜」トントンッ

美渡「花丸ちゃんは料理も上手だし将来いいお嫁さんになれるぞー?」

花丸「あ、ありがとうずら」エヘヘ

美渡「まっ、そこらの並の男には渡さないけどな?」

花丸「男……」

美渡「ん?」

花丸(マル……やっぱりおかしいのかな。男の人と結婚してるところを想像できない……)トントンッ

美渡「花丸ちゃん、何か悩み事? 私でよかったら聞くけど……」

花丸(隣にいるのはいつも……お姉さまずら♡ あぁ、お姉さま♡ 今日も凛々しくて、マル……見とれちゃうすらぁ♡♡)グサッ!

花丸「ぎぃやぁぁああ〜〜!!!」ポタポタ

美渡「うわっ!? 花丸ちゃん何やってるの!」

花丸「お姉さまのこと考えてたら手ぇ切っちゃったずらぁあ〜〜!!」

美渡「お、おね……って私!?」

花丸「どうしよどうしよずら! 血が止まんないずら〜〜!」

美渡「貸して」チュッ

花丸「あ……♡」ドキッ

美渡「こんなの……ちゅるっ、舐めときゃ治るって……」

花丸(お姉さまの舌……♡ ざらざらして……猫ちゃんみたいで……♡♡)ドキドキ

美渡「やっぱり悩み事あるんでしょ? 手伝いはもういいからさ、私でよかったら聞くよ?」

花丸「お、お姉さま!」

美渡「うん」

花丸「す……好きですずら!!」カァアア


ん……? 雲行きが怪しくなってきたのだ……??
0030名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 18:15:57.57ID:j6IyWfgE
美渡「はい?」

花丸「マル、ずっと前からお姉さまのこと、憧れてて……いつもカッコいいなって思ってて!」

花丸「気がついたらその……す、好きになってしまったみたいずら」ドキドキ

美渡「んーと……」

花丸「お姉さまは恋人とかいるずら? いないならマルと……」

美渡「恋人はいないんだけど、まあそれは置いておくとして」

花丸「マルと付き合ってほしいずら♡」

美渡「……血、止まったみたい。絆創膏持ってくるね」スタッ

花丸「あぁっ!? お姉さま! お待ちになってずら〜!」タッ


悪夢……悪夢なのだ……
0031名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 18:26:49.85ID:j6IyWfgE
 花丸の部屋

美渡「おいバカ千歌。何寝てるの」ユサユサ

千歌「うわっ!? ゆ、夢か……」

花丸「お姉さま〜〜♡」ギュー

美渡「花丸ちゃん、くっつかないで。暑いから」グイ

千歌「夢じゃないじゃん!! 花丸ちゃん何してるの!」

花丸「お姉さまとお料理してたずら♡」スリスリ

千歌「美渡ねえ!? 花丸ちゃんに手を出すなんて最低だよっ!」

美渡「出してないわアホ!! どっちかというと一方的に出されて……」

花丸「でもマルの指を舐めて止血してくれたよ?」

千歌「んぁ!? それは確か四巻のシチュ……!」

花丸「お姉さまの舌の感触が忘れられないずら〜♡」ギュッ

美渡「忘れてくれ。頼むから」グイ

花丸「い、や、ず、ら♡」ウフンッ

美渡「バカ千歌ぁ……。花丸ちゃんに何かした? 花丸ちゃんまでバカになっちゃったよ」グスッ

千歌「失礼な! 千歌はここで寝てただけで……」

美渡「もういいから、二人で勉強でもしててくれない? ご飯できたら呼ぶから。ねっ?」

花丸「はーい♡」

千歌「……」

美渡「じゃ、頼んだよバカ千歌」ガラガラ

ストンッ

千歌「何さ! さっきから人のことバカ千歌バカ千歌って……」ブツブツ

花丸「バカ千歌、宿題やろっか?」

千歌「あ゛!!?」

花丸「おっと失礼。千歌ねえ、宿題やるずら」

千歌「っ……はいはい。もうどうなってんのこれ……」


美渡姉に花丸ちゃんは盗られるし、ついてないのだ……
0032名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 18:38:48.89ID:j6IyWfgE
千歌「うーん、ちっとも分かんないのだ」

花丸「千歌ねえ、ここはこうやるんだよ」

千歌「あっ、花丸ちゃん頭いい!」

花丸「当然ずら。この程度の問題もできない千歌ねえの頭がバカすぎるだけ……っと、つい言い過ぎたずら♡」エヘッ

千歌(しかも知らない間にムカつくキャラになってるのだ……)イラッ

花丸「それにしてもお姉さま、カッコよかったずら……♡」ウットリ

千歌「はいはい。考え事をしててうっかり包丁で指を切っちゃった花丸ちゃんが美渡ねえに傷口を舐めて止血してもらったんでしょ。知ってるよ」イライラ

花丸「あれ? マルそこまで話したっけ……?」

千歌「ちなみに今夜はお風呂でばったり会って二人きりで入ることになるよ。ムカつくね」イライラ

花丸「あはは。もうマルは高校生だよ? お風呂くらい一人で入れるし、何より二人で入ったら狭すぎるずら」

千歌「……」

花丸「千歌ねえに相談してもいいかな? マル、さっきお姉さまに告白したんだけど……たぶん本気にされてないずら。どうしたらいいと思う?」

千歌「知らねぇのだ」

花丸「酷いっ! マルねえに向かって何その言い草は!」

千歌「千歌はこんな姉妹ごっこがやりたくて言った訳じゃないのだ! 花丸ちゃんとイチャイチャしたかっただけで、花丸ちゃんが寝取ねえに美渡られるところなんて見たくないのだ!」

花丸「えっ……」

千歌「そうだよ!! 千歌は花丸ちゃんのことが好きだよ! 花丸ちゃんが美渡ねえのこと好きになるよりずっとずっとずーっと前からね!!」

花丸「や、やだ……。お姉さんをからかうものじゃないずらよ?」カァアア

千歌「千歌が嘘を言ってるように見える?」

花丸「……」

千歌「何なら証明してあげるのだ。指、貸して」サッ

花丸「あっ」

チュルッ……♡


上書きしてやるのだ
0034名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 18:45:27.75ID:j6IyWfgE
千歌「ちゅるっ……れろっ♡」

花丸「やっ……やめるずら! それ以上からかうと、マル、本気で怒るからね!?」

千歌「ちゅぱっ……♡」

花丸「や、やめ……♡」ゾクッ

千歌「千歌の舌はどう? 美渡ねえとどっちが気持ちいい??」

花丸「そんなの知らないずら」プイッ

千歌「ふーん? 指だけじゃなくて他に舐めてあげてもいいんだけど?」

花丸「ばっバカ!! 何言ってるずら!?」カァアア

千歌「あっれー?? 花丸ちゃん、いったいどんなことを想像したのかなぁ?」

花丸「……」カァアア

千歌「当ててみせよっか?」ズイッ

花丸「やめるずら!」

千歌「やめないっ……♡」グイ

バタン!


こうなったらどうにでもなれなのだ……!
0035名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 18:58:46.52ID:j6IyWfgE
花丸(あ……。マルの布団なのに、千歌ねえの匂いがする……)ドキッ

花丸(汗くさい服で寝ないでって言ったのに……)

千歌「抵抗しないんだね」

花丸(何か……落ち着くずら。落ち着いてる場合じゃないのに、心がとっても穏やかで……)

千歌「本当にいいの? 今から実の妹に手を出そうとしてるんだよ?」

花丸(マル、いま千歌ねえに包まれてる……)フフッ

千歌「あー、わかった! 千歌にそんな勇気ないと思ってるんでしょ!? バカにしよってからに……!」ガバッ

花丸「きゃっ!?」ビクッ

千歌「だいたい花丸ちゃんは千歌の妹なんだよ? それなのに千歌のこと見下してるよね?? 美渡ねえにばっかりいい顔して、千歌のことリスペクトしてないよね?」

花丸「だって……千歌ねえ、マルより頭悪いし、精神年齢低いし……」

千歌「そんなこと言うのはこの口かっ……!」チュッ

花丸「んっ!?」

千歌「千歌はお姉さんなんだよっ!? 年上を敬え!」

花丸「んん〜〜!!」ジタバタ

千歌「美渡ねえばっかり見てないで千歌を見ろっ!」

千歌「千歌の気持ちも同じくらい大切にしてよ……!!」グスッ

花丸「ん……」

千歌「うぅっ……」ポロポロ

花丸「千歌ねえ……?」

千歌「っ……!!」ダッ

ガラガラッ!

ドタドタ……

花丸「千歌ねえにキス、されちゃった……??」ドキドキ


花丸ちゃんのバカぁあ〜〜!!
0036名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 19:06:39.80ID:j6IyWfgE
コンコンッ

花丸「ひゃいっ!?」ビクッ

志満「あら? 花丸ちゃん、千歌ちゃんは見なかった?」

花丸「み、見てないです」

志満「……」クンクン

志満「そう。じゃあ先に頂きましょっか?」

花丸「はい……」

志満「……」

〜〜

 ダイニング

志満「頂きます」パチ

花丸「……」

志満「花丸ちゃん?」

花丸「あ、えっと……頂きます」パチン

志満「千歌ちゃんとケンカでもした?」

花丸「千歌ねえは……ううん。知らないよ」

志満「そう。放っておけばそのうち戻ってくるかしらね」パク

花丸「お姉さまは?」

志満「美渡ちゃんのこと? さぁ……。そういえばさっきから姿が見えないけれど」

花丸「……」パク

志満「あら? その指……」スッ

花丸「何でもないずら!」パシッ!

志満「っ……」

花丸「……ごめんなさい」ペコ

志満「花丸ちゃんがお料理でケガをするなんて珍しいわね? 千歌ちゃんならまだしも」

花丸「ちょっと疲れてたみたいで……。次は気をつけるずら」

志満「そうね。指は女の子の宝物よ? 大切に、しないとね」


宝物……。どういう意味ずら?
0037名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 19:11:55.23ID:j6IyWfgE
花丸「ごちそうさまでした」パチン

志満「お粗末さま……じゃなかった、花丸ちゃんが作ったんだもの、ごちそうさまね」パチ

花丸「マルは野菜を途中まで切っただけずら。あとは放り出して逃げちゃったから……」

志満「いいのよ。てっきり美渡ちゃんが続きをやってくれるかと思ったんだけれど……結局私がやることになっちゃった」フフッ

花丸「申し訳ないずら」ペコリ

志満「お風呂、沸いてるわよ。入ってらっしゃい」

花丸「えっ? でも片付け……」

志満「その指じゃしみるでしょう? お風呂も気をつけてね。防水タイプの絆創膏あるから……」

花丸「……」

志満「そんな顔しない。花丸ちゃんは笑顔が素敵なんだから、笑って?」ニコッ

花丸「はいずら」エヘヘ


優しいお姉さまたちを持ってマルは幸せずら。ただ一人を除いて……
0038名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 19:19:06.04ID:j6IyWfgE
 お風呂

カポーン

花丸「ふぅ……」

 志満『あっ、そうそう。今日はウチのお風呂詰まってて使えないから旅館の大浴場を使ってね』

花丸「こんな広いお風呂でマル一人ぼっち……」

チャプン

花丸「何か……寂しいかも」

 志満『いい? 花丸ちゃん、ノンケ湯よ。レズ湯と間違えないように気をつけて』

花丸「ノンケ湯……」

 志満『レズ湯はね、レズのお客さんも来るから……。花丸ちゃんみたいな子、すぐに食べられちゃうわよ?』フフッ

花丸「マルは本当はそっちに入らなきゃいけないのかもしれない……」

「そんなことないんじゃん?」

花丸「え……?」

美渡「一緒に入ってもいいかな」

花丸「み、みみみみ美渡お姉さま!!!?」ガタッ!

美渡「うん。私だよ」チャプン

花丸「お、お背中お流しおしますすずらら!」カァアア

美渡「落ち着いて。もう洗ったから大丈夫」

花丸「う……」

美渡「さっきの返事、まだしてなかったね」

花丸「……」

美渡「花丸ちゃんの気持ちは……」


それ以上は聞きたくないずら。
0039名無しで叶える物語(SB-Android)
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2019/08/18(日) 19:21:42.42ID:KicEzCkK
>>32
嫉妬っちかわいい
畜生まるの片鱗見えてて好き
0040名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 19:26:41.42ID:j6IyWfgE
美渡「返事させてよ」

花丸「返事ならもう聞いたずら。こうしてノンケ湯に来てるってことは、つまりそういうことずら」

美渡「……」

花丸「お姉さまは普通に男性の方が好きなんだよね。これまで縁がなかっただけで……」

美渡「あ゛?」

花丸「でもそれはお姉さまが悪いわけじゃないずら! 周りの男たちに見る目がないっていうか、お姉さまはこんなに素敵な人なのにそれに気づかないっていうか……」

花丸「ううん、むしろ逆かも。お姉さまが素晴らしすぎて、並の男の人は引いちゃうのかもしれないずら。高嶺の花すぎて……」

美渡「……」

花丸「マルも本当は分かってるんだよ。お姉さまにはマルじゃ釣り合わないって」

美渡「そうじゃないよ」

花丸「うん。そもそもお姉さまはノンケだもんね……マルとは違うもん」

美渡「花丸ちゃん……」

花丸「失礼しましたずら。マルはレズだからレズ湯に行きます」ザバッ

美渡「花丸ちゃん!」ギュッ

花丸「へっ……」ドキッ

美渡「私の話を聞いてくれる?」

花丸「お、お姉さま!!? 背中にお姉さまのモノが当たって……」カァアア

花丸「ないずら」

美渡「おい」


当たってるわ。ってか当ててるわ今!
0041名無しで叶える物語(悠久の苑)
垢版 |
2019/08/18(日) 19:33:50.75ID:j6IyWfgE
美渡「花丸ちゃんの言う通り、私は男の人が好き。それは当たってる」

花丸「……」シュン

美渡「でも、花丸ちゃんの気持ちは素直に嬉しいと思う。姉として、こんなによくできた妹にここまで尊敬されて、逆に申し訳なくなるくらいには嬉しいよ」

花丸「そんなことないずら。お姉さまは本当に」

美渡「でもね。千歌を裏切ることはできないよ……」

花丸「え?」

美渡「花丸ちゃん、気づいてるでしょ? 千歌が花丸ちゃんのこと好きだってこと……」

花丸「そ、それが何の関係があるずら」

美渡「私、ずっと前から千歌から相談受けてたんだよね。花丸ちゃんのことを妹として見られない、一人の女の子として好きなんだって」

花丸「っ……!?」

美渡「最初はまたバカ千歌が私をからかってるんだと思った。でも違った……」

美渡「千歌は本気で、花丸ちゃん」グイ

美渡「花丸ちゃんのことが好きなんだ」

花丸「……」

美渡「私からこんなこと言うのはおかしいのかもしれない。本当なら、千歌の口から伝えるべきなのかもしれない。でも」

美渡「私、もう黙ってなんかいられないよ……」グスッ

花丸「ど……どうしてお姉さまが泣くの? 訳分かんないずら……」


本当のことを話すね。
0042名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 19:39:14.21ID:j6IyWfgE
花丸「そ、そんな……」

美渡「信じられないよね。でも、本当のことなんだ」

花丸「嘘!! 嘘ずら!!!」

美渡「本当なんだよ!! 花丸ちゃんは、私たちの本当の妹じゃない……!!」

花丸「いくらお姉さまでも許さないずら!! マルのこと嫌いなの!!?」

美渡「大好きだよ!! 花丸ちゃんは本当に出来がいい自慢の妹で!」

花丸「違う!!」

美渡「勉強もできるし料理もできる! お手伝いも嫌な顔一つせずしてくれる! どこに出したって恥ずかしくない妹で!!」

花丸「違うっっ!!!」

美渡「私の大切な、妹なんだよ……!」グスッ

花丸「お姉さまの嘘つき! 嘘つき!! 大っっ嫌いずら!!!」ダッ
0043名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 19:41:20.81ID:j6IyWfgE
ドンッ!

花丸「あいたっ! ずら!!」

美渡「走ると危ないよ……。気をつけないと」

花丸「もう誰ずら!? こんなところにみかんを置いたのは……」ムニュ

千歌「……」ポロポロ

花丸「しかも二つも……」ムニュムニュ

千歌「花丸ちゃん……」グスッ

花丸「う」


うわぁぁああ!!? みかんのお化けずらーー!!
0045名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 19:56:23.09ID:j6IyWfgE
美渡「千歌……。いつからそこに」

千歌「あれだけ大声で話してたら、レズ湯まで聞こえるよ……」

花丸「」キュゥ

美渡「そっか……」

千歌「本当に美渡ねえは、余計なこと言うよね」

美渡「ごめん。でも!」

千歌「千歌はもう少し花丸ちゃんのお姉さまでいたかったのに」

美渡「お姉さまっていうほど尊敬されてないだろ」

千歌「……」グスッ

美渡「うわっ、面倒くさいな! いちいち泣くんじゃないよ!」

千歌「花丸ちゃんが本当の妹じゃないって話、本当なの……?」

美渡「……」

千歌「どういうこと? この世界では……ずっと姉妹だったんじゃないの……??」

美渡「花丸ちゃんは……ウチに養子として来たんだ」

千歌「いつ? 花丸ちゃん、実家はお寺だよね??」

美渡「よく覚えてるね。花丸ちゃんのお寺は……今はもうない」

千歌「ないってどういうこと!? ずっと前からあったよね? ウチもお世話になってたよね!?」

美渡「しばらく前から檀家が減ってるって話は聞いてたんだ。仕方ないよね、こんな田舎だし……年寄りはどんどんいなくなるし、若い人はそもそも檀家になんてならない」

美渡「実はウチも、かなり大手の檀家だったんだ。だから、お寺からこう言われたよ……『もう少し援助してもらえないか』って」

千歌「援助してあげたんだよね? ずっとお世話になってるもんね??」

美渡「……」

千歌「えっ……」

美渡「ウチのお客さんも年々減ってるんだよ。千歌も知っての通り」

千歌「そ、そんな……。でも、援助くらいしてあげても」

美渡「ウチまで潰すわけにはいかなかったんだ!! だってそうだろ? この旅館が潰れれば、他に観光客向けの商売をやってる人たちみんなが困るんだから!」

千歌「……」

美渡「お寺がなくなるって決まって、花丸ちゃんは……施設に預けられることになった」

美渡「私らはせめてもの償いに、花丸ちゃんを養子として引き取り……立派な子に育てることにした。どこに出しても恥ずかしくないような、立派な子にね」
0046名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 20:14:08.05ID:j6IyWfgE
千歌「……」

美渡「今でも申し訳ないとは思ってる。花丸ちゃんには、こんなことまではとても言えない……」

美渡「けどさ! 私ら間違ったことしたか!? ウチの旅館を潰してでも援助するべきだったと思うか……??」グスッ

千歌「その質問はずるいよ……」

美渡「私らだって分かんないんだよ……。花丸ちゃんにとって、これがよかったのか悪かったのかなんてさ……」ポロポロ

千歌「……」

花丸「お姉さまたち、本当にバカずらね」

美渡「!?」ビクッ

千歌「は、花丸ちゃん……?」

花丸「ここまで立派に育ててもらえたんだもん、マルは幸せずら」

花丸「きっと今のマルを見れば、お寺の人たちも感謝感激雨あられずら」

花丸「それに……」

花丸「三人も素敵なお姉さまがいて、マルはとっても幸せだったずら」グスッ

千歌「三人って……私も?」

花丸「当然だよ! 千歌ねえの気持ち、びっくりしたけど……えへへ。嬉しいずら」ニコッ

千歌「そ、そっか……」エヘヘ

美渡「私たちのこと、怒らないの?」

花丸「美渡ねえは嫌いずら。ノンケはノンケらしく早くいい男見つけるずら」

美渡「んなっ!?」

千歌「あはは」

花丸「千歌ねえはレズのくせしてノンケ湯に来るなんて何考えてるずら? 変態ずら!」

千歌「うっ……」

花丸「やっぱり志満お姉さまこそマルの本当のお姉さまずら。あの全てを知っていながら敢えて多くを語らず、それでいて必要なときには必ず背中を押してくれる」

花丸「それに比べて二人はダメダメずらねー。頭もよくなければ料理もできないし?」アハハ

花丸「あぁこんな人たちと本当の姉妹じゃなくてせいせいするずら。マルは幸せずら〜」
0047名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 20:27:29.04ID:j6IyWfgE
美渡「……花丸ちゃん」スッ

千歌「っ……!!」ギュッ

花丸「離して!」

千歌「離さないっ」ギュゥゥ

花丸「く、苦しいずら……」

千歌「ごめんねぇ、お姉ちゃんらしいこと何一つしてあげられなくて」グスッ

花丸「そ、その通りずら! 特に千歌ねえは本当の本当にダメダメずら!! お寺に修行でも行ってくるといいずら!」

美渡「ごめん、お寺はもう……」

花丸「あっ」

千歌「でも花丸ちゃんはウチの子だよ! 血の繋がりがどうとか、そんなの関係ないよ!!」

美渡「うん」

千歌「花丸ちゃんは私の、大切な妹だもん……!」

花丸「……」

千歌「だからそんなこと言わないで? これからも私たちの、自慢の妹でいてよ……」

花丸「しょ、しょーがないずらねぇ? そこまで言われて断るほどマルは鬼じゃないし?」

美渡「んん? でも千歌、花丸ちゃんのこと……」

千歌「美渡ねえは黙ってて! 今いいところなの!」

美渡(知らんがな)

千歌「千歌だって本音を言えば花丸ちゃんを妹じゃなく一人の女の子として見たいよ! さっきも無理やり押し倒してアレコレしちゃったくらいだし……」

美渡「はぁ!? 千歌、お前花丸ちゃんに何して……!?」

花丸「ん? お姉さまもマルをそういう目で見てるずら?」ニヤニヤ

美渡「ば、バカっ! そうじゃなくて!」

千歌「でもいいの! 花丸ちゃんは千歌の妹だから! これからも妹として、千歌のこと支えてくれたら……嬉しいな」

花丸「……」
0048名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 20:28:08.98ID:j6IyWfgE
千歌「えっ? やだ?? そんなぁ! 仏のように優しい花丸ちゃんを返してよー!!」

美渡「いや、千歌に対しては昔から当たりキツかったろ」

千歌「それは好きの裏返しだもんね? 年の離れた美渡ねえたちとは違って、一つしか離れてないんだもん……」

花丸「よく考えたら千歌ねえにはお姉さま要素が微塵もないずら。これからはお姉さまとして扱うのをやめるずら」

美渡「これまでもそんなに扱ってなかったぞ……?」

花丸「だから千歌ねえ……ううん」

花丸「千歌ちゃん!」

千歌「へ……?」

花丸「千歌ちゃんって呼ぶずら!」ニコッ

千歌「も、もう生意気だぞ〜〜?」ポロポロ

花丸「千歌ちゃん千歌ちゃん! 千歌ちゃーん!」ギュー

千歌「うぅっ……」

美渡「えと……まあ、頑張れ」ポンポン

花丸「大好きずら♡」チュッ


終劇
0050名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 20:36:18.34ID:j6IyWfgE
〜〜

 翌日

千歌「んぅ……? もう朝……??」パチ

花丸「千歌ねえったら……がっつきすぎだよっ♡」

千歌「えっ!? 夢じゃない!!?」ガバッ

花丸「マルが本当の妹じゃないって言わなきゃよかったかも……」

千歌「私いったい花丸ちゃんに何を……?」

花丸「もうっ! それをマルに言わせるずら……?」カァアア

千歌「確か……指だけじゃなく色んなところを舐めて、それで……」

花丸「あぁっ!? 言わなくていい! 言わなくていいずら!」

千歌「はっ……!? わ、私花丸ちゃんと……!!」カァアア

花丸「そうだよ!? 覚えてないなんて酷すぎるよ!」カァアア

コンコンッ

ガラガラ

志満「おはよう二人とも」ニコッ

花丸「お姉さまっ!?」ビクッ

千歌「もう志満ねえ聞いてよー。あの後大変だったんだからね?」

志満「そうね。こっちも大変だったわ……二人の声がうるさくて」ニコニコ

花丸「ひっ……」

千歌「あっ……」

志満「美渡ちゃーん? あなたも同罪よ??」

< 何でだよーーっ!?

志満「出来の悪い妹が三人もいて困っちゃうわ♡」フフッ


今度こそ終わり!
0051名無しで叶える物語(SB-Android)
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2019/08/18(日) 20:39:09.18ID:KicEzCkK

めちゃくちゃ遠江…
0052名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 20:48:15.84ID:j6IyWfgE
後日談


花丸「いやー、なかなか刺激的な体験だったずら」ツヤツヤ

千歌「もう二度と元の世界に戻ってこられないかと思ったよー」ハァ

花丸「マルを本当の妹じゃなくした時点で魔法が解けたんだよ」

千歌「ん? それってつまり……」

花丸「千歌ねえがマルを抱いたときずら♡」

千歌「ひっ……」

花丸「全部この本に書いてあることずらよね?」

千歌「んぁ!!? 本が変わってる! しかもこれ私たちの体験したやつ!!」

花丸「明日からこれが企画コーナーに並ぶずら〜」

千歌「そんなの恥ずかしすぎるよ〜〜!」

花丸「嘘。本当はお寺の歴史本を並べる予定ずら。檀家の減少は怖いからね」

千歌「う、うーん……」

花丸「あっ、心配しなくてもお堅い歴史本じゃないよ? 登場人物がみーんな姉妹の百合漫画仕立てずら♡」

千歌「何それ!? 超読みたい!!」ガタッ

花丸「それは明日からの企画コーナーをお楽しみに……♡ ってことで今日は下校時刻ずら」

キーンコーン

千歌「読ませて! ねぇ! 姉妹百合!! ねぇ!!!」


一応現世に戻しといた
0054名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 21:30:16.54ID:j6IyWfgE
千歌「てっきり千歌は千歌だけ別の世界線に行っちゃったものだと思ってたんだけど、花丸ちゃんも一緒に行ってたんだね?」

花丸「ん? 行ってないよ??」

千歌「えっ」

花丸「あっちの世界ではマルは旅館の薄情な人たちにお寺を潰された可哀想な女の子ずら。そこで復讐のために養子になったふりをして、いい子になったふりをして、旅館を継いだら売り払ってやろうと企んでいたずら」

千歌「鬼だ!! こんな子が寺生まれだなんて嘘だよ!」

花丸「どっちが鬼ずら? 可哀想なマルを育てることでお寺を潰した贖罪になるとでも?? ちゃんちゃらおかしいずらねぇ!」

花丸「旅館が潰れたら観光業の人たちが困る? お寺が潰れたらお寺が預かっている地元の人たちの先祖代々の霊に申し訳が立たないずら!」

花丸「はぁ、はぁ……」

千歌「あの……花丸さん? キャラ変わってませんかねぇ」

花丸「マルが自分の名前で唯一気に入っていた『国木田』姓すら奪われて……」

千歌「……」

花丸「千歌ちゃんが国木田姓を名乗ればよかったんずら! 旅館が潰れて行くところのない千歌ちゃんをお寺で拾ったことにすれば……!」

千歌「あっ! 何かデジャヴ……」

花丸「ふはは! この苦しみを……味わうがいいずら!!」

千歌「鬼ーっ! 鬼だ! 国『鬼』田花丸ちゃんだーっ!!?」

だーっ……

っ……


花丸ちゃん姉×千歌ちゃん妹編はほのぼの日常ものでいきます(予定)
0055名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 21:40:30.17ID:j6IyWfgE
千歌「うわぁぁああ〜〜〜!!? 落ちるぅ〜〜!!!」

グルングルングルン……

千歌「誰か! 誰か助けてぇ〜〜!!」

グルングルン……

千歌「記憶が……! 千歌の人格が……!!」

千歌「いやだ……!! 忘れたくない……!!! 花丸ちゃ……」

ドンッ!!

〜〜

 寺

住職「ほっほっ、今日もいい天気じゃのう」

花丸「住職さーん。お掃除終わったずらー」

住職「お疲れ様。今日はゆっくり休んでよいぞ」

花丸「本当? 一日中ごろごろして百合漫画読んでても怒らない??」

住職「も、もちろんじゃ……男に二言はない」

花丸「ひゃっほーい! 百合漫画っ! 百合漫画っ!!」ダッ

住職「これ花丸! 走ると危ないぞ!」

ゴッ!

花丸「あいてっ! ずら!!」ドシーン!

花丸「も、もう何ずら? こんなところにみかんを置いたのは……」

千歌「」チーン

住職「だ、大丈夫かの? 派手にすっ転びおったが……」

花丸「住職さん、拾ったみかんは警察に届けなきゃダメ?」

住職「いや……どうじゃろ? 食べてよいかと思うぞ」

花丸「やったぁ! 百合漫画読みながら食べようっと」ヒョイ

千歌「ん、ん……?」


わぁああ!! 人間に捕まったぁああ!!? 食べられちゃうーー!!
0056名無しで叶える物語(調整中)
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2019/08/18(日) 21:55:51.85ID:KicEzCkK
やったぜ!!
有能な存在
0057名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 22:01:20.67ID:j6IyWfgE
 花丸の部屋

花丸「よいしょっと」コトッ

千歌(もうダメだぁ……。千歌はこのまま全身の皮膚を剥がれて内臓を喰い破られるんだ……)ビクビク

花丸「ん……? このみかん、どこかで会ったことがあるような気がするずら」

千歌「そりゃそうだよ!! お寺の庭に植わってるみかんの木なんだから! いつも上から見てたよ!!」

花丸「何か喋ってるような気もするけど……。みかんが喋るわけないよね」アハハ

千歌「いつかこの日が来るんじゃないかって……ううっ、でもまさかこんなに早いとは」グスッ

花丸「さてと、マルは百合漫画を楽しむずら〜」ゴロン

千歌「千歌に足があれば……ここから逃げられるのに……」

千歌「足があれば……足さえあれば……」

花丸「ふんふーん♪」パタパタ

千歌「あの足がほしい……! あの無駄にパタパタしてる足が!」

千歌「無駄にムチムチしてて美味しそうな足が……!!」

ピカーッ!!

千歌「眩しいっ!!?」

花丸「ん?」

千歌「足が生えた?」

花丸「ぎょっ!? どうしたのこのみかん! 人間みたいな足が生えてるずら!」

千歌「やったぁ! これで逃げられる!!」タッ

ゴチーン!

千歌「おのれドアめ……無念なり……」バタン


手があればドアを開けられたのに……
0058名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 22:13:21.27ID:j6IyWfgE
(中略)

千歌「つ、ついにほとんど人間の体にまでなったのだ……」

花丸「ひぃい……」ガタガタ

花丸「頭だけみかんのみかんお化けだよぉ……」ビクビク

千歌「そっか……。顔も人間になればいいんだ!」

ピカーッ!

千歌「元気百倍! なのだ!!」

花丸「うわぁぁああ!!? 喋ったぁぁあああ!!!」

千歌「ずっと喋ってたよ! そっちがみかん語を理解してくれなかっただけだよね!?」

花丸「」バタン!!

ガラガラッ!

住職「花丸! 何事じゃ!?」

千歌「百合漫画が尊すぎて死にました(嘘)」

住職「何と……!!」ナムアミダブツ

花丸「はっ!? 死んでる場合じゃないずら! 続きを読まずして死ねないずら!」

住職「紛らわしいことをするでない!」コラッ!

花丸「あいたっ! ずら!!」

住職「もう知らん! フラワーアーティストでも何でも好きにしなさい!!」

ガラガラッ! ピシャッ!!

千歌「ふぅ……。何とか誤魔化せたね」

花丸「……」ジーッ

千歌「な、何? 顔に何かついてる?」

花丸「唯一にして最大のアイデンティティーを捨て去ったずらか……」

千歌「あっ」


みかんを拾ったら人になる前に食べろずら
0059名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 22:22:42.93ID:j6IyWfgE
花丸「あなた、みかんの木の妖精さんとかなの?」

千歌「んん……えっと、たぶんそうだと思うんだけど思い出せないんだよね。みかんの頭を捨てちゃったからかな」

花丸「住職さんたちにどうやって説明しよう……? 素直に話したらマルは頭のおかしな子として悪魔の旅館に売り飛ばされちゃうずら」

千歌「……」

花丸「とりあえず服を着ない? マルのでよかったら貸すよ」

千歌「そういえば人間は皮の上にもう一枚皮を着けてるよね。何で?」

花丸「何でって……。うーん、みかんに分かるように説明するには……」

千歌「そっか! 一枚余分に着ておけば一枚剥がされても無事だ!!」

花丸「そ、そうなんだよ! みかんちゃん頭いいずらねぇ」アハハ

千歌「みかんちゃん?」

花丸「そう。みかんの木の妖精だから、みかんちゃん。名前ないと不便でしょ?」

千歌「千歌には千歌って名前があるけど」

花丸「あ、そう……」

千歌「サウザンドの千に、ソングの歌だよ」

花丸「無駄に博識なみかんずら」

千歌「伊達に長生きしてないからね」エヘン


なかなか立派なみかんをお持ちずら。
0060名無しで叶える物語(SB-Android)
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2019/08/18(日) 22:29:50.86ID:KicEzCkK
>>59
立派なみかん……お前じゃい
0061名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 22:39:03.15ID:j6IyWfgE
千歌「おっ、意外とぴったり」

花丸「どこが? どう見てもブカブカのダルダルずら」

千歌「頭の数、腕の数、足の数がちょうど服に開いてる穴にぴったりだねって意味だよ」

花丸「えぇ……」

千歌「そういえば、花丸ちゃんは何歳だっけ? 高校一年生で合ってる??」

花丸「何でマルの名前知ってるの!? あと学年も……」

千歌「花丸ちゃんがこんな小さいときから見てたからね。庭のみかんの木、けっこう前からあるでしょ」

花丸「あの木はマルの誕生祝いに市から貰ったものずら。住職さんが、庭の真ん中に植えてくれたんだ」

千歌「じゃあ千歌はお姉さんだね」エヘン

花丸「え? マルの誕生祝いに市から貰って、その後庭に植えたんだからマルの方が先ずら」

千歌「種の状態で貰ってそこから育てたならそうだけど、もう木になってたんだよね?」

花丸「郷に入っては郷に従えということわざがあるずら。ここではマルが先輩だからお姉さんずら」

千歌「千歌がお姉さんだよぉ」

花丸「正直その辺りはどっちでもいいんだけど、千歌ちゃんはどう見ても小学生だよね? マルは高校生だから、世間一般から見てマルがお姉さんずら」


ぐっ……。これは貸しだからね!
0062名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/18(日) 22:52:39.27ID:j6IyWfgE
花丸「こっちの服ならどう?」

千歌「今度こそぴったりかな?」

花丸「似合ってるずら〜。パーカーをワンピースみたいに着るのはなかなかいいアイデアずら」

千歌「動きやすいね!」

花丸「ダサすぎて一度も着る機会がなかったみかんパーカーも、こうして役に立つ日が来るとは感慨深いずら」ジーン

千歌「千歌がみかんの木の妖精だってこと忘れてない!? ちっともダサくないよ!」

花丸「でも、どうしてこんなダサいパーカーがマルのクローゼットにあるんだろう? 買った覚えも貰った覚えもないのに不思議……」

千歌「運命じゃない? きっとみかん好きの友人がくれたんだと思うよ」

花丸「あっ、思い出した。善子ちゃんに貰ったんずら。みかん嫌いだからあげるって」

千歌「そんな……」グスッ

花丸「善子ちゃんは確か曜さんに貰ったって言ってたずら。曜さんはみかん大好きだから」

千歌「その人後で紹介してくれる? みかん好きに悪い人はいないよ!」ニコニコ

花丸「んん? みかんをたくさん食べてる人と会いたいの?」

千歌「あっ! 酷ぇ野郎だ! 地獄に落ちればいいのだ!」プンスカ


ゞ へっくしょん!
0063名無しで叶える物語(たこやき)
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2019/08/18(日) 23:55:10.82ID:8BtpLImR
きっも
0069名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/22(木) 19:54:40.18ID:lcHBPjLW
千歌「お腹空いたのだ……」グゥ

花丸「大丈夫? みかん食べる??」

千歌「食べるわけないのだ。冗談にしても笑えないからやめろなのだ」

花丸「そっか、マルが人間の肉を食べるようなものだもんね」

千歌「そうだよ。共食いはよくないってカブトムシの飼育で学ばなかった?」

花丸「カブトムシ?」

千歌「一つの虫かごにたくさん入れて、餌を十分に与えないでいるとね……」

花丸「やめるずら! 想像したくないずら!」

千歌「今それと同じことを千歌に想像させたんだよ?」

花丸「ごめんなさい」

千歌「素直で結構」


本当にみかんの木の妖精さんなのかも……
0070名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/22(木) 19:58:36.99ID:lcHBPjLW
住職「おーい! ご飯できたぞー! はよ食べんしゃい」ガラガラ

花丸「はーい」

住職「お?」

千歌「??」

住職「そうか……。ついにこの日が」

花丸「?」

住職「何でもないぞ。そちらの方……お名前を何という?」

千歌「千歌は千歌だよ」

住職「千歌さんか。よい名じゃ」ホッホッ

住職「さて千歌さんや……早速じゃが、みかんはお好きかな?」


畜生しかいねぇのだ
0071名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/22(木) 20:17:51.06ID:lcHBPjLW
花丸「ちょっと住職さん! 笑えない冗談はやめてずら!」バシッ!

住職「ほほう。みかんは嫌いかの?」ヒリヒリ

千歌「そ、そういうわけじゃないけど……」

住職「なら食うてみい。庭にみかんのなる木があってのう、毎年取れるんじゃがこれがまたうまいんじゃよ……」ニコニコ

千歌「……」

住職「皮をむしるとな? 中からジュワッと果汁が飛び出てこれまたいい香りがするんじゃ……」

花丸「住職さん! もういい! もういいから!!」

住職「焼きみかんにしてもうまいぞ? よかったら一つ食べんかね」

千歌「」グスッ

花丸「もうみかんの話はいいよ!! 食べたくないのに無理やり食べさせようとするなんておかしいずら!」

住職「……」

千歌「ありがとう花丸ちゃん」

花丸「住職さんなんか嫌いずら」プイッ

住職「そうか……。まあ、そうじゃろうな……」シュン

トボトボ


大丈夫ずら?
0072名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/22(木) 20:34:00.82ID:lcHBPjLW
花丸「住職さん、たまに意地悪になるときがあるんだ。でも、それだけあのみかんの美味しさを知ってるんだよ」

千歌「とんでもないド畜生なのだ」グスッ

花丸「千歌ちゃんって見るからにみかん好きそうな女の子だし、きっと住職さんは千歌ちゃんに喜んで貰おうとしただけなんだと思う」

千歌「……」

花丸「普段はとっても優しいおじいちゃんなんだよ? それは千歌ちゃんも知ってるんじゃないかな」

千歌「千歌が小さいときからお世話してくれてたのだ」

花丸「うん。みかんの木を大切にしてたから、そのみかんを勧めたくなっちゃうんだね。理解してとは言わないよ。でも……」

千歌「花丸ちゃんは住職さんのこと、大好きなんだね」

花丸「それは男性として?? マルのストライクゾーン広すぎずら!」

千歌「えっと……尊敬してるって意味の大好きだよ?」

花丸「うん。すごく尊敬してる」

千歌「だったら千歌も信じる。住職さんは、悪魔みたいな顔して悪魔みたいなこと言うけど、本当は悪魔じゃないんだって」

花丸「悪魔……。千歌ちゃんからはそう見えるかもね」

千歌「花丸ちゃんからは天使?」

花丸「どっちかと言うと仏様かな? もちろん、寿命が近いってのもあるけど……」アハハ

千歌「……」


今の、もしかして笑うところなのだ?
0073名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/22(木) 20:52:34.57ID:lcHBPjLW
花丸「ところで千歌ちゃん、いつまでその姿なの? もしかしてこの先ずっと??」

千歌「えっ? うーん、千歌にも分かんない」

花丸「……。そうなると、元に戻るまでは人間として生活しないとだよね。住職さんに泊めてもらえないかお願いしてみるよ」

千歌「いいのだいいのだ、千歌は適当に外で寝るから。木だから暑さ寒さはへっちゃらなのだ」

花丸「でも今は人間の体でしょ?」

千歌「う……」

花丸「遠慮しないで。困った人を助けるのがお寺の役目ずら」

千歌「困った木だけど」

花丸「木でも動物でもだよ」

千歌「でも……」

コンコン

住職「……」ガラガラ

花丸「あ」

住職「さっきはすまなかった。久しぶりの客人だからテンションがハイになってしまっての」

千歌「……」

住職「魚料理は食べられるかの? よかったら食べて行きなされ」

千歌「魚……」

花丸「魚、分かる? 海にいるやつ。こうやって泳いで……」パタパタ

住職「何じゃそれは」

花丸「魚だよ!! 千歌ちゃんにイメージしてもらえるかと思って」

千歌「いいの?」

住職「もちろん。花丸と二人で食べるのも飽き飽きしてたところじゃ」


本当は優しい悪魔なのだ
0074名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/22(木) 22:17:40.62ID:lcHBPjLW
千歌「住職さぁん! もっとちょーだいっ!」エヘヘ

住職「これこれ。飲み過ぎは体に悪いぞ」トクトク

花丸「ちょっと住職さん? 千歌ちゃんは見ての通り小学生なんだから、あんまり飲ませちゃダメずら」

住職「何を言うとる。酒……もとい鮭ジュースは体にいいんじゃ。もっと飲みなさい」

花丸「言ってることめちゃくちゃずら! 住職さん酔ってるでしょ!? ねぇ!」

住職「でも魚料理好きじゃろ?」つ🍶

千歌「好きー!」つ🍶

花丸「こんなことが世間に知られたらこのお寺はお終いずら……」

住職「花丸は鮭強いからのう。飲んでも飲んでも酔わないんじゃ」

千歌「千歌も強いぞぉーー? ぜぇんぜん酔ってないし! うへへ!」

花丸「……」ハァ

住職「ま、花丸も一杯やって落ち着きなさい。ほれ」つ🍶

花丸「一杯だけね」つ🍶

千歌「鮭おいしー! 人間はこんなもの毎日飲んでるのかぁ」

花丸「ぶふっ!?」

住職「……」

千歌「しかも体がポカポカしてきて……うふふ。いい気持ちだなぁ」ニコニコ

花丸「あっ、えっと……千歌ちゃん飲み過ぎだよ! そのくらいにしないと!」グイッ

千歌「あーっ! 千歌の鮭返して! ねぇ!」ピョンピョン

住職「そろそろじゃな」ボソッ

千歌「あれっ……? 体が、フラフラして……」フラッ

花丸「おっと千歌ちゃん! 危ないずら。しっかりして」ギュ

住職「子どもは寝る時間じゃの。部屋に連れて行っておやり」

花丸「……」キッ


悪魔ずら
0075名無しで叶える物語(悠久の苑)
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2019/08/22(木) 22:31:57.89ID:lcHBPjLW
花丸「ほら、お部屋ついたよ。降りて」

千歌「お姉ちゃん……」

花丸「千歌ちゃん、お姉さんいるの?」

千歌「花丸お姉ちゃん……」ギュ

花丸「」ドキッ

千歌「千歌のこと、守ってくれる……?」

花丸「えっと、何から?」

千歌「悪い大人から……」

花丸「住職さんかな」

千歌「ううん。住職さんは悪い人じゃないよ」

花丸「○学生に酒飲ますなんてまさに悪い大人そのものずら」

千歌「あれは神酒だから……子どもが飲んでもセーフ……」ウトウト

花丸「ここはお寺だよ。神社じゃないよ」

千歌「ん……じゃあ仏酒? とにかく、子どもが飲んでもセーフ……」

花丸「アウトだよ」

千歌「花丸ちゃんも飲んでたよ?」

花丸「マルは……嗜む程度ずら」

千歌「深くは追及しないであげるね」

花丸「うん」

千歌「眠たい……」

花丸「マルも眠くなってきちゃった。寝ちゃおっか」

千歌「すぅ……」

花丸「こうしてみると本当に人間の女の子みたいずら」


花丸お姉ちゃん、かぁ……
0077名無しで叶える物語(関西地方)
垢版 |
2019/08/23(金) 02:58:10.50ID:DUWSM+ff
えええ面白いし良いところなのに……
とりあえず乙です、無理にとは言わないけど続けてくれても
0081名無しで叶える物語(関西地方)
垢版 |
2019/08/25(日) 01:13:32.31ID:DRx5rZZG
ちかまる専スレあったらすごく嬉しいけど
このスレを使っちゃうのは作者さん的に大丈夫なんだろうか……
0083名無しで叶える物語(関西地方)
垢版 |
2019/08/26(月) 16:58:51.64ID:WFA8Z0s/
スレ的にはちかまるで姉妹ごっこするようなのとか?
花丸ちゃんが読んだ本に影響されてスールになるの
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