正直村とガチレズ村
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とあるところに正直村とガチレズ村という村がそれぞれありました
正直村には正直者しかおりません
ガチレズ村にはガチレズしかおりません
さて、ここに分かれ道があります
分かれ道の先は、どちらかが正直村で、どちらかがガチレズ村
正直村に行きたい1人の旅人が、この分かれ道で悩んでおりました
千歌「む〜。困ったのだ」
千歌「看板も無いし、どっちが正直村なんだろ」
千歌「指運で適当に決めた方に歩いていこーかな。それでガチレズ村だったら引き返して……」
千歌「だめだめ！ ガチレズ村のガチレズ達は女の子が村に入ったら全員にマワされてレズに堕とすまで外に出さないって言うし」
千歌「適当に決めるわけにはいかないよね……」
悩んでる旅人の元に、分かれ道の先から1人の女性が歩いてきました
梨子「あの……もしかして旅の人？」 梨子「あの、もしかして旅の人？」
千歌「は、はい！」
梨子「なんだか困ってたみたいだけど」
千歌「あ、実は道に迷ってて、正直……」
梨子「待って」
千歌「へ？」
梨子「その前に自己紹介。名前は？」
千歌「え？ あっ、私、高海千歌です」
梨子「千歌ちゃん……良い名前ね。私は桜内梨子」
千歌「はあ……」 梨子「よろしく」ｽｯ
千歌「えっ？」
梨子「握手よ」
千歌「あ、はい」ｽｯ
梨子「ふふっ、キレイな手」ﾆｷﾞﾆｷﾞ
千歌「そう、ですかね」
梨子「で？ 何か困ってるんだったっけ？」ﾆｷﾞﾆｷﾞ
千歌「あの、一旦手は離しませんか？」
梨子「そう？ まあいいけど」ﾊﾟｯ 千歌「はぁ、あの私正直村に行きたいんですけど、どっちか分からなくて」
梨子「正直村？ それならこっちよ」
千歌「こっち？」
梨子「そう。私の来た方向。連れてってあげる」ﾆｷﾞｯ
千歌「いやちょっと！」ﾊﾟｯ
梨子「どうしたの？」
千歌「ホントに？」
梨子「……なにが？」 千歌「ホントにそっちが正直村？」
梨子「そうよ。そう言ってるじゃない。さあ早く」ﾆｷﾞｯ
千歌「だから！」ﾊﾟｯ
梨子「一体どうしたの？」
千歌「貴女の言ってることが本当だとしたら、そっちが正直村なんですよね？」
梨子「そうよ」
千歌「つまり、正直村から来た貴女は正直村の人なんですよね？」
梨子「そうね」
千歌「てことはガチレズ村の人じゃないんですよね？」
梨子「そうよ？ 当たり前じゃない」 千歌「……いやいやいやいや！」
梨子「どうしたの？」
千歌「いやガチレズ村の人でしょ！」
梨子「誰が？」
千歌「貴女が！」
梨子「名前で呼んでほしいな♡」
千歌「そういうところがだよ！」
梨子「えぇ？」
千歌「絶対ガチレズ村の人だよ！ ガチレズ村の人がチカを騙してガチレズ村に連れ込もうとしてるんだ！」
梨子「ガチレズ村に連れ込もうとなんてしてないから！ でも……」
千歌「でも？」
梨子「自分のことチカって読んでるのね。かわいい♡」
千歌「話が通じないよ！」 ガチレズじゃない梨子ちゃんなんて梨子ちゃんじゃない！ 梨子「とにかく付いてきて？ 正直ムラにイキたいんでしょ？」
千歌「なんだか『ムラ』と『イキ』の雰囲気が違ってない！？」
梨子「ええ。変えてるもの」
千歌「怖いよー！」
梨子「さあ早く！ 私のお家で朝まで語り合いましょう？」
千歌「本性現したよ！」
梨子「大丈夫！ テクニックには自信があるから！」
千歌「何の話なの！？」 旅人がパニクっていると、そこへもう片方の分かれ道の先から1人の女性がやってきました
曜「ちょっと！ 何やってるの！？」
千歌「あ、別の村の人！？ 私、正直村に行きたいのにあの人が！」
梨子「大丈夫。ちゃんと連れてってあげる！ 正直村だけじゃなく新たな境地まで！」
千歌「ほら！」
曜「えーっと、旅の人かな？ 正直村に行きたいの？」
千歌「はい！」
曜「正直村ならこっちだよ」 千歌「貴女が走ってきた方ですね！」
梨子「違うわ！ そっちはガチレズ村だから！」
千歌「そんなわけないでしょー！？」
梨子「どうして信じてくれないの！？」
千歌「どうしてって……だって貴女ガチレズでしょ！？」
梨子「そうよ！」
千歌「言っちゃったよこの人！」
梨子「大丈夫。私は千歌ちゃんを家に連れ込んで女の良さを教えたいだけだから！」
千歌「怖いよー！」
曜「行こっか。正直村まで連れてってあげる」ﾆｷﾞｯ
千歌「ありがとう！」ｷﾞｭｯ
梨子「ちょっと！」
曜「走るよ！」ｷﾞｭｯ
千歌「うん！」ｷﾞｭｯ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
梨子「……行っちゃった」 曜「もう追ってこないみたいだね」
千歌「そうだね」
曜「さあ着いた。ここが私が住んでる村だよ」
千歌「ここが正直村……」
果南「あ、曜おかえり〜」
曜「果南ちゃんただいま」
果南「おっ、その子が次のターゲット？」
曜「まあね」
千歌「へっ？ ターゲットって……」
果南「みんなーっ！」
ガチレズA「かわいいじゃない♡」
ガチレズB「ウブな顔しちゃって♡」
ガチレズC「ぱいぱいでかみかん」
千歌「あの、これって……」
曜「大丈夫。優しくしてあげるから」ｻﾜｯ
千歌「いやぁーーーーーっ！！！」 おしまい
オチが読まれる前に速攻で貼り終えるつもりが…… 正直者しかおりません（ガチレズじゃないとは言ってない） >>17
むしろこのスレタイの時点でオチが読めない人がいるのか
分かってても面白かった
乙 >>20
ﾒﾉ^ﾉ。^ﾘ ガチレズ村に来たノンケの子をみんなでマワすより正直村に来たノンケの子と純愛する方がいいに決まってるじゃない これの元ネタの正直村と嘘吐き村の判別方法ってなんだっけ？ >>33
あなたが住んでる村に続く道はどちらですか？
じゃなかったっけ Qあなたの村はどちらですか？
A(正直村の場合)自分の住んでいる正直村の方向を教えてくれる
(ウソつき村の場合)自分の住んでいない正直村の方向を教えてくれる >>39
自分が一番つまんないことに早く気付けるといいね せんうた「ガチレズ村に連れてってなのだ」
ようりこ「こっちだよ！」
せんうた「逆を行くのだ！」 >>42
「レズは嘘をつかないが嘘つきはレズを使う」の最たる例 ｢あー、また失敗したー｣
｢梨子ちゃん、毎度毎度ごちそうさまでありますなあ｣
｢別にあなたたちにわざと譲ってる訳じゃないんだけど…｣
｢リリーは顔に直ぐ出るからダメなのよ｣
｢レズの顔してるもんねー？｣
｢な、何よ！レズの顔って？！｣
｢まあまあ、で？文句だけ云いに来たわけじゃ無いんでしょ？｣
｢…ハハハ、わたしもご相伴にあずかれないものかと〜｣
｢本当じぶんに正直者ズラねー｣
全員グル ガチレズしかいないガチレズ村って繁殖できずに滅ぶんじゃ……？ >>50
ﾒﾉ＾ﾉ。＾ﾘ 女の子どうしの繁殖の仕方を教えてあげるわ♡ >>50
その村の住人が普通の人類だとは誰も言ってないんだよなあ スレタイで「正直村のガチレズが旅人に信じてもらえず、旅人はガチレズ村に行ってしまう」まで読めるか？ 高度な論理クイズが繰り広げられるのかと思ったらそんなことはなかったw
でも面白かったわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
